mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

そしてデジタルへ、大漢和辞典デジタル版が11月に発売

【スポンサーリンク】

f:id:mojiru:20181026083657j:plain

大漢和辞典デジタル版

大修館書店は、最大規模の漢和辞典となる大漢和辞典のデジタル版「大漢和辞典デジタル版」を11月28日(水)に発売する事を発表した。

通常価格 は13万円(税別)であるが、2019年3月末まで発売記念特価として10万円(税別)で発売される。

また「大漢和辞典デジタル版」の発売に先立ち、大修館書店創業100周年を迎える9月10日から予約受付も開始されている。

▼「大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版) 」Amazonでの購入はこちら 

大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版)

大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版)

 

▼「大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版) 」楽天市場での購入はこちら 


 

 

「私の親字は5000字、熟語は500000語です。」

f:id:mojiru:20181026155710p:plain

大漢和辞典は、古今の辞書・文献を渉猟して、親字5万字、熟語50万語を収録した空前絶後の超絶怒涛の漢和辞典。この文字を収録する為、辞典としても全巻あわせると合計18,000ページという膨大なページ数となっている。通常の漢和辞典に収録されている親字が1万字前後である事とと比べてみるとその情報量の凄まじさが分かってくる。

この膨大な収録数を誇る「大漢和辞典」をPC1台に収められるのが、「大漢和辞典デジタル版」だ。書籍では巻数にして13巻(索引2巻を除く)、ページ数にして1万ページを優に超える情報をPC上で簡単に検索することができる大漢和時代が。 

完成までに大河ドラマのような壮大なストーリーにより、最大の漢和辞典になった「大漢和辞典」 

大漢和辞典は5万の親字を収録しているが、戦前の活字で使われる漢字は8,000字程度しか存在していなかった。そこで、大修館書店の創業者である鈴木一平氏が大漢和辞典を発案し、漢学者である諸橋轍次氏に編纂が依頼した。  

1927年に編纂が開始された際、鈴木一平氏は活字職人を数十名を使い、何十万もの活字を新たに彫る作業から始めて、苦労の末、1943年9月10日に巻1を発行。しかし1945年2月、2巻の発行寸前に東京が空襲を受け、戦争の悲劇で全巻の組置き原版を焼失してしまう。しかし著者である諸橋轍次氏は機転をきかせており、いざという時のことを考え校正刷を3ヶ所に分けて疎開させており、戦後になってこの校正刷によって事業を再開することができた。また、鈴木一平氏は、自分一代で事業が終わらない可能性があることを見越しており、子どもたちも「大漢和」に捧げることを決意させた。医師や東大を目指していた息子たちの進路を変え「大漢和」刊行事業に携わらせ、一家で「大漢和」のために尽くす事になった。戦後、保管していた校正刷をもとに復刊をはかり、写真植字による新しい方法によって、1955年から1960年にかけて初版全13巻の発行が完了した。その後、修訂作業が進められ1986年に修訂版の発行を完結した。1990年には「語彙索引」が追加、2000年には「補巻」が刊行。完結まで70年超の歳月を費やして全15巻となっている。

発刊以来、大学や研究機関での研究はもちろん、寺社での戒名選定や祝詞作成など、様々な場で活用されるとともに、日本の文字コードの策定にあたって、文字を同定するための参考図書として大きな影響を与えた、日本を代表する大辞典として知られている。

そのため、大漢和辞典はデジタル化が熱望されてきた辞典だったが…。

「フォントがない…大漢和辞典のデジタル化はむずかしいようだ。」

f:id:mojiru:20181026155156p:plain

これまでデジタル化を要望されながら、デジタル化まで時間がかかった理由が「フォントがない!」ということ。この問題の解決方法として、収録されている親字一つ一つをスキャンし画像データとして表示することで問題を解決した。

 

「大漢和辞典デジタル版」の特長

f:id:mojiru:20181026083712j:plain

「大漢和辞典デジタル版」にはデジタル辞典版ならではの数々の特長を有している。

「大漢和辞典デジタル版」の特長その1 引きやすい検索機能

様々な検索方法で、素早く検索できる。
*検索対象は親字のみ。
・検索対象は『大漢和辞典』の全親字(51,110字)。
・漢字/大漢和番号/ユニコート゛の直接検索。
・部首/総画/音訓/部品の複合検索。
・「部品検索」はデジタル版用として独自に開発。部首・総画・音訓と組み合わせて検索できる。

「大漢和辞典デジタル版」の特長その2 読みやすいページビューア

本文情報は画像で用意。使い勝手のよいビューアで閲覧できる。
・巻1~12、補巻の本文に加え、索引巻「補遺」も収録。
・1ページ単位で表示され、書籍版の約4倍まで拡大できる。
・ルーペ機能を使うことで字体・字形の細かな違いまで識別可能。
・マルチウィンドウ対応で、複数ページを並でて見比べられる。

「大漢和辞典デジタル版」の特長その3 調べやすいジャンプ機能

どのの巻にも、どのページにも、素早く移動可能。
・ページビューアには、ジャンプ機能を搭載。
・1ページ単位の移動はもちろん、5ページ単位で前後にジャンプできる。
・「……に通ず」といった本文中の参照字は、大漢和番号を入力してジャンプできる。

「大漢和辞典デジタル版」の特長その4 使いやすいカスタマイズ機能

後で調べたい、調べたところにメモを残したい、……こういった要望に応える機能が充実。
・親字を登録できる「お気に入り」機能で、よく引く漢字をいつでも呼び出せる。
・調べたページにメモを付けて登録できる「付箋」機能も搭載。


大漢和辞典デジタル版 概要

f:id:mojiru:20181026083719j:plain

▼発売日
2018年11月28日
▼予約方法
「大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版) 」Amazonでの購入はこちら 

大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版)

大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版)

 

 

「大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版) 」楽天市場での購入はこちら 


 

 

また、9月10日より特設サイトでの予約、FAX・郵便でも受付、書店でも予約可能。
▼販売価格
通常価格 13万円(税別)
※2019年3月末まで発売記念特価として10万円(税別)
▼商品形態

f:id:mojiru:20181026083723j:plain
USBメモリ1本・化粧函入り
▼商品仕様
Windows7以降対応
USBメモリからPCのHD/SSDへインストール
※HDまたはSSDに20GB以上の空き容量が必要
※USB1本につきPC1台のみインストール可能
▼特設サイト
https://www.taishukan.co.jp/daikanwa_digital/

 

 

「大漢和辞典デジタル版」推薦のコメント

(*五十音順・敬称略)
阿辻哲次氏のコメント(京都大学名誉教授)
いくつかの漢和辞典が電子機器で使えるようになり、漢字をめぐる学習と研究環境が格段に便利になるにつれて、「でも大漢和だけは無理だろうなぁ」という、あきらめに近い声が随所から起こっていた。「待望」という語くらいでは表現できない快挙である。


河野元昭氏のコメント(静嘉堂文庫文庫長)
「諸橋大漢和」は黄金です。きわめて価値高く、これなくして東洋文化を、いや、文化そのものを語ることはできません。しかし黄金です。きわめて重く、机の上に広げるのも楽ではありません。それが一挙に解決されるデジタル時代がやってきました。新しい検索機能は、さらに黄金の価値を高めています??

笹原宏之氏のコメント(早稲田大学教授)
漢和辞典、漢字字典はあまた編纂されてきたが、今なお『大漢和辞典』にしかない漢字や字義、熟語や解釈などが随所で見付かる。1万頁を優に超える偉容がそのままUSB媒体に収められ、しかも様々な検索まで可能となった。この待望の電子化により、新たな価値と魅力まで見出されるに違いない。

三浦しをん氏のコメント(作家)
パソコンで使いやすいよう工夫が凝らされたデジタル版によって、諸橋轍次先生の偉業の重みが、時代を超えてますます伝わってくる。漢字を調べるのももちろん楽しいが、地の色と文字の色をさまざまに選べる機能が目に優しくとってもおしゃれ。あれこれ色を変えては、うっとりと漢字に見入ってしまいます。

 

推薦コメントの中に、辞典小説「舟を編む」を書いた作家・三浦しをん氏もいるが、『広辞苑 第七版』製作の現場を訪ね歩いたルポエッセイ「広辞苑をつくるひと」を書くなど、本当に「辞典作家」といえば三浦しをん氏になったな。

▼「広辞苑第7版」紹介記事

www.mojiru.com

「大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版) 」Amazonでの購入はこちら 

大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版)

大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版)

 

商品形態

USBメモリ1本・化粧函入

動作環境
対応OS:Windows7/8.1/10
PC本体に20GB以上の空き容量が必要
CPU:Core i3以上推奨
モニター解像度:1280×720ピクセル以上推奨
メモリ:4GB以上推奨

インストール方法
USBメモリ内のインストーラを使い、PC本体へデータをインストール
*USB1本につき、PC1台のみインストールできます。
*インターネットへの接続は不要です。

~漢和辞典の最高峰、ついにデジタルの海へ乗り出す~
構想から70年あまりの歳月をかけ、2000年に完結した、漢和辞典の最高峰『大漢和辞典』。
親字5万、熟語53万を収録したこの“諸橋大漢和"のデジタル版がついに登場。
書籍では巻数にして13巻、ページ数にして1万ページを優に超える情報が、PC1台に収まります。

主な特長
1. 引きやすい検索機能*検索対象は親字のみです。
検索対象は『大漢和辞典』の全親字(51,110字)。さまざまな検索方法で、すばやく検索ができます。
2. 読みやすいページビューア
本文情報は画像で用意。巻1~12、補巻の本文に加え、索引巻「補遺」まで、読みやすく使い勝手のよいビューアで閲覧できます。本文情報は、書籍の約4倍まで拡大して表示可能です。
3. 調べやすいジャンプ機能
「……に通ず」といった本文中の参照字は、大漢和番号を入力すればジャンプ可能。どの巻にも、どのページにも、すばやく移動できます。
4. 使いやすいカスタマイズ機能
よく引く漢字の「お気に入り」登録、調べたページの「付箋」登録など、後日すぐに呼び出したいというご要望に応える機能が充実しています。

「大漢和辞典デジタル版 (発売記念特価版) 」楽天市場での購入はこちら 


 

 

紙(アナログ)版「大漢和辞典 全15巻セット 別巻『語彙索引』付」Amazonでの購入はこちら
大漢和辞典 全15巻セット 別巻『語彙索引』付

大漢和辞典 全15巻セット 別巻『語彙索引』付

 

親文字5万字、熟語50万語。古今の辞書、および詩経・論語・孟子・老荘をはじめとする先秦の文献から唐宋の詩文、明清小説、歴代の史書などに至るまで、あらゆる資料を渉猟参酌して収録した最大級の言葉の辞典。収録熟語を現代仮名づかいの五十音順に配列した『語彙索引』は、国語辞典と同じように五十音順の仮名見出しから直接熟語の検索を可能にした。平成12年4月、『補巻』を加えて修訂第二版全15巻を刊行。  

©mojiru All Rights Reserved. | プライバシーポリシー