日本のヘビ
誠文堂新光社は、2025年5月8日(木)に、福山伊吹氏、福山亮部氏、田原義太慶氏、堺淳氏著書による、日本のヘビ43種+4亜種を網羅し、色彩・地域変異も多数収録し、検索表付きで野外観察に必携のハンディ版ヘビ図鑑『日本のヘビ』を発売した。
第1章では、ヘビの生物学・形態学的特徴をはじめ、ヘビの活動と季節の変遷、生息環境と探し方、調査や観察に役立つ道具、写真撮影テクニック、ヘビに関わる法律、絶滅危惧種、毒ヘビとその対処法、用語解説と、ヘビに関する基礎知識をていねいに解説。
種判別に役立つ「2つの検索表」も掲載している。
1つは、野外でヘビを見かけた際に、手に取らずに目視や雰囲気で大まかに判別したいとき、写真から種の当たりを付けるときなどに役立つ「簡易検索」。
もう1つは、正確に種同定を行いたいときに活用する「日本産ヘビ類検索表」。
他の種と形態的にどんな違いがあるのか、どんな分類形質が重要なのか、理解を深めることもできる。
第2章では、43種+4亜種のヘビそれぞれについて、白背景の写真に加え、模式産地、分布、全長などの各種データ、特徴や見分け方、生息環境、見つかる場所、活動時間、行動、食性、採餌、繁殖、毒性、保全状況を解説。
貴重な生態をとらえたフィールド写真も多数掲載している。
野外観察や種判別に欠かせない、ヘビ愛好家必携の一冊となる。
福山伊吹Profile●1995年神奈川県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。 専門は東南アジアの爬虫両棲類の系統分類学。著書に『日本ヘビ類大全』(共著、誠文堂新光社)、訳書に『ヘビという生き方』(共訳、東海大学出版部)。
福山亮部Profile●1998年神奈川県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程在学中。専門は爬虫類の生態学および行動学。著書に『日本ヘビ類大全』(共著、誠文堂新光社)、訳書に『ヘビという生き方』(共訳、東海大学出版部)、写真提供に『新 日本両生爬虫類図鑑』(サンライズ出版)、『毒ヘビ全書』『大蛇全書』(グラフィック社)、『Japan:The Natural History of an Asian Archipelago』(Princeton University Press)など。
田原義太慶Profile●1984年福岡県生まれ。琉球大学大学院理工学研究科修了後、爬虫両生類の写真家・執筆家として活動。著書に『日本ヘビ類大全』(共著、誠文堂新光社)、『毒ヘビ全書』『大蛇全書』(ともに共著、グラフィック社)。日本爬虫両棲類学会会員。
堺淳Profile●一般財団法人日本蛇族学術研究所主任研究員兼所長代理。ヤマカガシやマムシをはじめ、毒蛇咬傷の病理、抗毒素などの研究を行う他、医療機関向けの毒ヘビ対策研修なども行う。著書に『日本ヘビ類大全』『刺す! 咬む! 防御する! 猛毒をもつ危険生物』(ともに共著、誠文堂新光社)。
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