オカメインコと暮らす
誠文堂新光社は2025年3月11日(火)に、細川博昭氏著書で、ものゆう氏イラストによる、
オカメインコを迎え、家族として一緒に暮らすにあたって知っておいてほしいことをコンパクトにまとめた一冊『オカメインコと暮らす』を発売した。
オカメインコといえば、頬のまるいオレンジ色のチークパッチと、頭の上の冠羽がトレードマーク。
ちょっとコミカルな姿には、何とも言えない愛らしさがある。
そして見た目のかわいさだけでなく、人とオウム(実はオカメインコはオウムなんです!)とのあいだで、心と心の深い交流ができることも、オカメインコの大きな魅力。
さらに、長生きであることも人間と暮らすパートナーとしてオカメインコがぴったりである理由のひとつ。
そんなオカメインコを迎え、家族として一緒に暮らすにあたって知っておいてほしいことをコンパクトにまとめたのが本書。
鳥にまつわる数多くの著作をもつ本書の著者の細川博昭氏は、オカメインコと長く暮らしてきた。
本書には、オカメインコと暮らす人が、1日でもながく幸せに過ごしてほしいという思いが込められている。
オカメインコとは?から、オカメインコを迎えるとどんな暮らしになるのか、彼らにとって快適な生活とはどんなものか、食事と健康管理、そしてコミュニケーションのとりかたや病気にさせない暮らし方、老後のことなどまで、飼い主が知っておく必要のあることが本書には詰まっている。
ちなみに、オカメインコはオーストラリア原産で、その学名は「オーストラリアの妖精」という意味。
前述したとおりオウムの仲間で、野生では群れで暮らす姿が見られる。
セキセイインコに次いで2番目に人気がある鳥といわれ、性格はおっとりしていて攻撃的なところがあまりなく、人に馴れやすいいっぽう、臆病で、言葉を話すケースは多くない。
また、パニックを起こしやすい鳥でもある。
そんな愛すべき彼らは野生でも10~15年、飼育下では20~30年生きることができ、小鳥の中ではかなり長寿。
本書のイラストは、鳥好きイラストレーターとして活躍する、ものゆう氏によるもの。
オカメインコならではのしぐさや表現が伝わるたくさんのイラストを描き下ろしてくれた。
オカメインコの特性をよく理解して適切なケアをするために、ぜひ手元に置いて、いつでも見られるようにしておいていただきたい1冊となる。
細川博昭Profile●作家。サイエンス・ライター。鳥を中心に、歴史と科学の両面から人間と動物の関係をルポルタージュするほか、先端の科学・技術を紹介する記事も執筆。おもな著作に、『人も鳥も好きと嫌いでできている』『鳥を識る』『鳥を読む』『鳥と人、交わりの文化誌』(春秋社)、『インコ・オウムの心を知る本』(緑書房)、『大江戸飼い鳥草紙』(吉川弘文館)、『知っているようで知らない鳥の話』『鳥の脳力を探る』『江戸時代に描かれた鳥たち』(SBクリエイティブ)、『オカメインコとともに』(グラフィック社)、『身近な鳥のすごい事典』『インコのひみつ』(イースト・プレス)、『江戸の鳥類図譜』(秀和システム)、『うちの鳥の老いじたく』『長生きする鳥の育てかた』(誠文堂新光社)などがある。日本鳥学会、生き物文化誌学会ほか所属。
ものゆうProfile●鳥好きイラストレーター、漫画家。主な著書は『ほぼとり。』(宝島社)、『ひよこの食堂』(ふゅーじょんぷろだくと)、『ことりサラリーマン鳥川さん』(イースト・プレス)など。
ものゆう公式X:@monoy
『オカメインコと暮らす』Amazonでの購入はこちら
『オカメインコと暮らす』楽天市場での購入はこちら
|