マンガでわかる「西洋絵画」の見かた ギリシャ・ローマ神話編
誠文堂新光社は、2021年1月22日(金)に、池上英洋氏監修、まつおかたかこ氏イラストによる、絵画を通してストーリーや登場人物がよくわかるギリシャ・ローマ神話がマンガとイラストでしっかり理解できる美術史入門としても最適な一冊『マンガでわかる「西洋絵画」の見かた ギリシャ・ローマ神話編』を発売した。
ギリシャ・ローマ神話由来のものは、私たちの身近なところにあふれている。星座や惑星の名前、会社名やブランド名、商品名だけでなく、シェイクスピアなど古典文学にも引用されていますし、マンガやゲームなどの元ネタとして知った人も多いことだろう。
それだけ、ギリシャ・ローマ神話は魅力的なのである。
でもそれは、「お話」としておもしろいからだけではない。西洋の人々が古代ギリシャ・ローマの文化をまるごとリスペクトしてきた結果、神話が現代に生きている。
その最良の例といえるのが西洋絵画。
『マンガでわかる「西洋絵画」の見かた ギリシャ・ローマ神話編』では、西洋絵画のなかで描かれる神話のストーリーや登場人物を、イラストやマンガを交えて、コンパクトかつやさしく解説。
ストーリーがわかるだけでなく、ヨーロッパのその土地・時代でどう受け取られ、どう描かれたか? その絵にはどんな意味が込められているのか? を知ることで、ヨーロッパの歴史にもふれることができる内容。
ギリシャ・ローマ神話はマンガやゲーム、小説、音楽、映画などのモチーフとして参照されることも多く、日本でも馴染みが深いため、美術史入門としても好適。遺跡の写真や地図なども合わせて紹介。絵画を通してより一歩、歴史を学ぶ手助けとなる一冊となる。
監修:池上英洋Profile●美術史家。東京造形大学教授。東京藝術大学大学院修士課程修了後、イタリア・ボローニャ大学などでの在外研究、恵泉女学園大学准教授、國學院大
學准教授を経て現職。専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史。 著
書に『西洋美術史入門』『ヨーロッパ文明の起源──聖書が伝える古代オリエ
ントの世界』『死と復活』(いずれも筑摩書房)、『ルネサンス 歴史と芸術の物語』
(光文社)、編著に『西洋美術入門 絵画の見かた』(新星出版社)など。
イラスト:まつおか たかこProfile●イラストレーター。雑誌、広告、書籍をはじめ展覧会などでも幅広く活躍中。
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