mojiru【もじをもじる】

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テロ事件解決の本人達が本人役で主演!奇跡体験再現映画

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(C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited, RatPac-Dune Entertainment LLC

15時17分、パリ行き

[オススメ度]

★★★★☆

[スタッフ]
監督:クリント・イーストウッド

[出演]
アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン

[上映時間]
94分

 

老いてますます盛んな名匠クリント・イーストウッドが2015年のアムステルダム発パリ行きの特急列車内で起こった無差別テロ事件「タリス銃乱射事件」を事件の当事者である3人を本人役として主演で出演させるという驚愕の手法で映画化した。キャッチコピーは「その時、3人の若者が乗ったのは運命の列車だった。」

役者ではなく、本人たちが演じているせいなのか、そういう手法なのか映画の進行自体はあまり抑揚がないが…

物語はテロ事件と遭遇する主人公達3人の少年時代から、列車に乗るまでが描かれていく。本人達が演じている事で負荷価値を生んでいるが、主人公たちが本職の本人であるが、本職の役者ではない正直、熟練の俳優たちが演じていたらどうなっていたのだろうかとも思う。

 

映画のネタバレにあるが、全て、実話である…。イスラーム過激派による列車テロ「タリス銃乱射事件」

「タリス銃乱射事件」は2015年8月21日に乗客554名を乗せたアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス車内で発生したイスラーム過激派の男が自動小銃AK-47を乱射した恐るべき事件。一歩間違えば、列車内は阿鼻叫喚の地獄絵図と化すところ、数奇の運命で乗り合わせた旅行中のアメリカ軍人アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、アメリカ人大学生・アンソニー・サドラー、フランス在住イギリス人ビジネスマン・クリス・ノーマンによりテロリストは制圧され、取り押さえた際、カッターナイフで切り付けられたスペンサー・ストーン含む負傷者3名を出すものの死者を出すことなく奇跡的に事件は解決した。

犯人を取り押さえたアメリカ人3名は幼馴染の友人同士でオレゴン州兵であるアレク・スカラトスがアフガニスタン駐留から帰国したのを祝う旅行でアムステルダム発パリ行きの特急列車タリスに乗車していた。

犯人のテロリストはシリアへの渡航歴もあるイスラーム過激派の26歳のモロッコ国籍の男性。事件当時はAK-47のほかにも複数のナイフや拳銃を所持していたようだ。スペイン政府のテロ対策機関によると犯人が2014年まで7年間スペインに居住しており、ベルギーには短期間居住し、フランスを経てシリアへの渡航歴があったことを公表している。

事件後、犯人を制圧した4人の行動に対して、フランスのベルナール・カズヌーヴ内務大臣は「非常事態において偉大な勇気を示した」と讃え、バラク・オバマアメリカ合衆国大統領は「英雄的な行動で悲劇を防いだ」と称賛。
アラス市からは勇気を讃えるメダルが授与、フランス政府からはレジオン・ドヌール勲章が授与された。また3人はバラク・オバマ大統領からホワイトハウスへ招待された。事件で負傷したスペンサー・ストーンには更にパープルハート章とエアマンズメダルが授与された。

 

奇跡とも呼べるアンビリーバボーな実話を無差別テロ事件を制圧した本人3名が演じる再現ドラマ

この映画の最大の肝は、「世界まる見え!テレビ特捜部」「ザ!世界仰天ニュース」「奇跡体験!アンビリバボー」 で取り上げそうな死傷者を出すことなく解決した奇跡とも呼べるテロ事件を、無差別テロ事件を事件の当事者3人を主演に据えて名匠・クリントイーストウッドが撮影するという2重の仰天ニュース、アンビリーバボーな映画であり、それを踏まえて鑑賞する事で、映画の付加価値は何倍にも向上する。 

クリント・イーストウッドは何故「タリス銃乱射事件」本人達に本人役を演じさせたのか?

クリント・イーストウッドは何故、本人たちを本人役としてキャスティングしたのか「最初、彼らから事件の詳細を聞き取りしていた。プロの俳優に演じさせるつもりでね。でも、ふと思いついて言ったのさ。君たち自身がやってみな、と。3人だけじゃなく、他の乗客や現場に駆け付けた救急隊員、犯人を逮捕した警察官まで出ることになった。撮影現場では、みんな熱心に事件を再現してくれた。私はただ座って、君たちがしたことを演じてくれと言って、それを撮るだけだった」と語っている。

また別のインタビューでは「意識して英雄をとり上げてはいないが、普通の人々による偉業は興味深いものだ。主人公の3人は幼馴染で普通の若者たち。彼らは咄嗟の行動が要求された。ある日、パリ行きの列車に乗っていた500人の命を救うためにね」

「数多くの俳優たちと会ったが、実際の体験者に演じてもらうことが面白い試みだと思った」「彼らはやる気になってくれて、天性の才能を発揮し、事件当時の再現でカタルシスも得られた」と語っている。

 

全て、実話である「15時17分、パリ行き」原作本ノンフィクション小説

原作となる文庫本は下記。

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15時17分、パリ行き (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

15時17分、パリ行き (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 作者: アンソニーサドラー,アレクスカラトス,スペンサーストーン,ジェフリー E スターン,田口俊樹,不二淑子
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/02/09
  • メディア: 文庫
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重武装したテロリスト VS. 丸腰の若者たち
若者たち自ら語る、衝撃の実話!

2015年8月21日、15時17分にアムステルダム駅を出発した
高速列車はパリに向かっていた。
だがその車内に、イスラム過激派の男が重武装して現われた。
乗り合わせたアメリカ人の3人の若者は異変に気づき、
即座に行動を起こす。
彼らはいかにして500名超の乗客を救ったのか?
衝撃的な事件の全貌と、
やがて英雄となる普通の若者の偶然に満ちた人生を語る
傑作ノンフィクション。

バラク・オバマ前大統領「アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、
そしてスペンサー・ストーンは、勇敢にも重武装した男に立ち向かっていった。
この英雄的な行動が、最悪の悲劇を防いだのは明らかだ」

「本書の著者たちがあまりに普通なので、読者は驚くだろう……
だが、古い格言によれば、
英雄とは、大きな困難に並外れた反応を示す普通の人々なのだ」
《クリスチャン・サイエンス・モニター》紙

アンソニー・サドラー(Anthony Sadler)Profile●俳優、作家、講演家。事件当時は、カリフォルニア州立大学サクラメント校四年生。

アレク・スカラトス(Alek Skarlatos)Profile●オレゴン州軍特技兵。

スペンサー・ストーン(Spencer Stone)Profile●元アメリカ空軍三等軍曹、講演家。事件当時は一等兵。

ジェフリー・E・スターン(Jeffrey E. Stern)Profile●ジャーナリスト。《ヴァニティフェア》誌、《エスクァイア》誌、《タイム》誌などに寄稿。著書に、アフガニスタンの私立学校を通じてアメリカが人々に与えた影響を描くThe Last Thousand(2016)がある。 

 

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