- タイプ・スピークス 書体だけで内容が伝わるタイプフェイス見本帳
- 写真もイラストも必要ない! 文字だけで勝負できる書体コレクション「タイプ・スピークス 書体だけで内容が伝わるタイプフェイス見本帳」
- アラビア文字に関するワークシップ・シリーズ「タイトル Arabic Lettering Workshop (ALW)/書体 Fedra Arabic Display/制作年 2016-2018」
- 書体 Harpagan(左)/制作年 2019
- 書体 LIL THUG(右)/制作年 2018
- 自らタイポグラフィのタトゥーを施す活字専門家「ダン・ラティガン」
- ジェームス・ブラウンの曲「SAY IT LOUD」タイトル Apollo Theater “Say It Loud” Campaign/制作年 2018
- 書体 Tip Boogy/制作年 2017-2019
- 書体 CHEEE(左)/制作年 2015-2018
- 書体 ECKMANNPSYCH(右)/制作年 2015-2018
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タイプ・スピークス 書体だけで内容が伝わるタイプフェイス見本帳
グラフィック社は、STEVEN HELLER氏、GAIL ANDERSON氏著書で、和田侑子氏翻訳による、感情、概念、アイデアを伝える媒体としてのタイポグラフィを探求する画期的な一冊「タイプ・スピークス 書体だけで内容が伝わるタイプフェイス見本帳」を、2024年5月に発売する。
STEVEN HELLER(スティーブン・ヘラー)Profile●デザイン、イラストレーション、ポップカルチャーに関する190冊以上の書籍の著者/編集者。クーパー・ヒューイット・スミスソニアン国立デザイン博物館デザインマインド部門のデザイン賞を受賞している。ニューヨーク市在住。
GAIL ANDERSON(ゲイル・アンダーソン)Profile●ニューヨーク市立スクール・オブ・ビジュアル・アーツ校のBFAデザインおよびBFA広告学教授。クーパー・ヒューイット・スミスソニアン国立デザイン博物館生涯功労部門のデザイン賞やAIGAメダルを受賞している。ニューヨーク市在住。
写真もイラストも必要ない! 文字だけで勝負できる書体コレクション「タイプ・スピークス 書体だけで内容が伝わるタイプフェイス見本帳」
感情、概念、アイデアを伝える媒体としてのタイポグラフィを探求する画期的な一冊。
400ページ以上にわたってデジタル・ファウンドリから入手可能な斬新な新フォントを多数紹介。
書体と編み物の融合「タイポ・ニッティング」や、食と書体の文脈の融合「フォント・ペアリング」、タイポグラフィのタトゥーを施す活字専門家の紹介など、書体の紹介のみならず、様々な角度から楽しむことができる。
タイポグラフィ最新事情が知れるコラムも必見の一冊。
アラビア文字に関するワークシップ・シリーズ「タイトル Arabic Lettering Workshop (ALW)/書体 Fedra Arabic Display/制作年 2016-2018」
毎回異なるテーマで開催され、ワークショップのリーダーがイベント用ポスターをデザインする。
Fedra Arabic Displayは、伝統的なアラビア文字に活力を与える多くの新しいアラビア書体のひとつ。
書体 Harpagan(左)/制作年 2019
主な着想源は、デザイナーのマテウシュ・マハルスキ氏が2019年に訪れたキルギスタンの首都ビシュケクで見た未来的かつ地元特有の看板だった。
マハルスキ氏は「正方形が基調になっているキリル文字の輪郭と装飾的なアラビア語の形態がどのように出会ったのかが実に興味深かった」と話す。
書体 LIL THUG(右)/制作年 2018
デザイナーのブランド・コラディーニ氏の音楽への情熱から生まれた書体。
書体を通じて感情や気持ちを伝えたかったと説明する。
自らタイポグラフィのタトゥーを施す活字専門家「ダン・ラティガン」
ダン・ラティガン氏は非常にマニアックな活字の専門家であり、歴史家、活字ディレクター、活字マネージャー、活字開発者でもある。
また、歩く活字見本でもあり、40以上のお気に入りの書体の刺青を体に彫っている。
「私と話すと、かなりディープなタイポグラフィ・オタクであることがすぐに分かるはず」と彼は記している。
ジェームス・ブラウンの曲「SAY IT LOUD」タイトル Apollo Theater “Say It Loud” Campaign/制作年 2018
誕生50周年を記念し、レッドパートナーズ・スタジオは、アポロシアターが2019年春に実施したキャンペーンのプロモーションにこの曲名を採用。
アートディレクターのサム・エッカーズリー氏は、「この曲のエネルギーのほんの一部でも文字に吹き込むことができれば、きっとなにかを達成できると確信したのだ」と、声高に語った。
書体 Tip Boogy/制作年 2017-2019
デザイナーのジュリアン・プリエ氏が開発したのは、フレキシブルな新しいポスター書体ファミリー。
Tip Boogyと呼ばれ、ローマン体、アンシャル体、2種のゴシック体という、それぞれが曲がりくねった構造をもち、動きのある毛筆画を思わせる4つのハイコントラストな書体で構成されている。
書体 CHEEE(左)/制作年 2015-2018
「大きなサイズで使用し、ややぼこぼこしたムードを演出するためにデザインされた、ハイコントラストで太っちょな書体だ」と、デザイナーのジェームズ・エドモンドソン氏。
彼はさらに、「単に文字でいたずらを楽しもうとしただけ」であることも認めている。
書体 ECKMANNPSYCH(右)/制作年 2015-2018
オットー・エックマン氏作のEckmann Schriftのサイケデリア風バージョン。
エックマン氏は、レタリングをこの完全な書体へと変換した多才なデザイナーであった。
デザイナーのジェイムズ・エドモンドソン氏「真の芸術家が自らの書体にどんな影響を与えたのかを見るのはすばらしいことだ。“エックマン”の名を冠したこの書体は、活字デザイン史上、最も独創的で不朽のアールヌーボー作品のひとつであり続けているのだから」。
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