mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

米国のクレイジーお母ちゃん/スリー・ビルボード

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(C)2017 Twentieth Century Fox

スリー・ビルボード

[オススメ度]
★★★☆☆

[スタッフ]
監督:マーティン・マクドナー

[出演]
フランシス・マクドーマンド、ウッディ・ハレルソン、サム・ロック、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ

[上映時間]

116分

 

アメリカのミズーリ州にある片田舎の町。

少女アンジェラがレイプされて焼き殺されるという凄惨すぎる事件が起きたが、7か月を過ぎた現在も犯人の手掛かりは無いまま。
娘のアンジェラを殺されてしまったお母ちゃん・ミルドレッドは、手掛かりすらつかめず犯人を逮捕できずにいる警察に業を煮やし、解決しない事件への抗議のために町の外れに3枚の巨大広告看板を設置したのだった。

 

「RAPED WHILE DYING(レイプされて死亡)」
「AND STILL NO ARRESTS?(逮捕はまだか?)」
「HOW COME, CHIEF WILLOUGHBY?(どうなの、ウィルビー署長)」


この3枚の広告看板を苦々しく思う警察の連中や住民とお母ちゃんの間で、いざこざが勃発していく。
事件を解決するために看板を建ててしまった、爆裂お母ちゃん・ミルドレッド役をフランシス・マクドーマンドが熱演し、絶賛された。そしてフランシス・マクドーマンドはファーゴ以来となる自身2度目のアカデミー主演女優賞を受賞したのだった。

 

※ネタバレ 映画ファンに絶賛されたスリー・ビルボードはそんなに良い映画だったのだろうか?

映画通に総じて評価が高いスリー・ビルボードではあるが、割と映画をよく観る映画好きでの自分としては、その結末も含めて、いまいち釈善としなかった。

そもそもこの映画は、一体誰の視点で視ればいいものなのか、予想の斜め上をいく展開で、途中で見失っていた。

不屈の魂で事件を追うお母ちゃん視点で物語を追っていると、お母ちゃんのクレイジーぶりに引いてしまう結果になる、後に記載させていただくが、世にいう火炎瓶連投事件である。

映画内唯一の良心ウディ・ハレルソンが演じた警察署長は末期がんで余命幾許。余命を全て犯人逮捕に捧げて奮闘していく様が見れるのかと思いきや、末期がんで弱っていく姿を妻と子供達に見せたくないという理由からピストル自殺…、退場。

署長の自殺理由を、未解決の事件について看板で煽り署長を追い詰めたお母ちゃんのせいだと思い込んだのか、サム・ロックウェル演じる差別警官は、看板を出した広告会社のガラスを突き破り不法侵入して、広告に協力した社員をこれでもかとボコボコに殴りつける。
そして、社員を二階の窓から突き落として「分かったか!俺は白人も痛めつける」などと意味不明な去勢を叫ぶクレイジーっぷりを見せつけてくれた。

この差別警官のイカレっぷりもすごいが、お母ちゃんの振りキレ方も負けていなかった。娘を殺した犯人を見つけるためなら、警察や地元の人間達の避難や中傷をものともせずに不屈ともいえる鋼鉄の精神力で信念の道を進む、潔白なお母ちゃんなのかと思いきや、看板を放火されてキレちまったようで、夜中に警察署に火炎瓶を投げまくり、警察署を全焼させてしまう。署内には偶然、差別警官がいて、結果、大火傷を負ってしまう事態となった。 

※ネタバレ スリー・ビルボードの犯人は結局、誰だったたのか

私がこの作品を高く評価できなかった理由に最後まで真犯人が明確化されなかった点にある。 

途中で犯人と思しき人物が登場して思わせぶりの行動をとる。改心した差別警官がその人物の犯行の物的証拠を得ようとファインプレイを行い、これで犯人は確定し、事件も解決かと思われたが…。その思わせぶり男にはアリバイがあり、結果、アンジェラ殺害の犯人ではなかったのだった…。

しかし、その思わせぶり男は違う事件のレイプ犯であったため、お母ちゃんと差別警官の2人がそいつをとっちめに行くことを計画。思わせぶり男をとっちめるため、向かう車内で映画は終わってしまい…、結局、アンジェラ殺しの犯人は分からず仕舞いだった。

世の中は得てして思い通りにいかないものであるが、この映画では展開が常に斜め上に飛んでいき、その辺りがガチリアルといえばガチリアルであり、また犯人捜しに重点に置いたミステリー映画ではなく、赦しをテーマにした作品だったのかもしれないが、犯人逮捕という目的に対してはお母ちゃんは何も勝ち取れなかった。
「本当によかった。ああ、でも本当に、神様に感謝している。ありがとう。今、初めて言えたから。はあ、またね、またね、ありがとう、ありがとう」

スリー・ビルボードのお母ちゃんは、そんな台詞で締めくくる事も無く、大やけどを負わせたお母ちゃんと大やけどを負わされた差別警官が、なんだか爽やかな感じになって幕を閉じていった。

もともと犯人捜しに躍起になってしまうような人間には向かない映画だったのかもしれない。 

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アカデミー賞主演女優賞・助演男優賞受賞! 小さな田舎町で繰り広げられる衝撃のクライム・サスペンス

その看板広告(ルビ:ビルボード)は、嵐の前触れだった――。

<特典>
※全てブルーレイディスクのみの収録特典
【ブルーレイ】
●未公開シーン集
―ウィロビーと報道陣
―ミルドレッドと住民の確執
―デニースの聴取
―バーで泥酔するディクソン
―ディクソンと母親
●製作の舞台裏
●ショート・フィルム 『シックス・シューター』
●スティル・ギャラリー
●オリジナル劇場予告編集
―オリジナル劇場予告編(1)
―オリジナル劇場予告編(2)
―オリジナル劇場予告編(3)

<ポイント>
●第90回アカデミー賞で2冠!
(主演女優賞:フランシス・マクドーマンド/助演男優賞:サム・ロックウェル)
その他、ゴールデン・グローブ賞最多4部門受賞、トロント国際映画祭観客賞受賞、ベネチア国際映画祭脚本賞受賞など、多数の映画祭で大絶賛!
●娘を亡くした母親が警察を批判する看板広告を設置したことで、小さな田舎町で思いもよらぬ事件が起こる……果たして真犯人は? そして、予想もしない展開と結末に呑み込まれていく!
●本作と『ファーゴ』で2度のオスカーを獲得したフランシス・マクドーマンド、助演男優賞に輝いたサム・ロックウェル、『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』のウディ・ハレルソンほか豪華キャスト競演! 大人たちのダークなユーモアを潜ませた悲しみや怒りを、圧倒的な演技力で表現。
●監督は、第78回アカデミー賞で最優秀実写版短編映画賞に輝いた鬼才マーティン・マクドナー。音楽は、『ファーゴ』『トゥルー・グリット』などコーエン兄弟の作品を数多く手掛けるカーター・バーウェル。
●スタジオは『リトル・ミス・サンシャイン』『JUNO/ジュノ』『(500)日のサマー』などの良質な感動ドラマを多数手がけるFOXサーチライト・ピクチャーズ。
●ブルーレイにはマーティン・マクドナー監督がオスカーに輝いたショート・フィルム『シックス・シューター』をはじめ、メイキング映像、未公開シーン集など、必見の映像特典を収録!
●本作品には一部不適切と思われる表現が含まれる場合がありますが、ある特定の団体及び個人の方に対する攻撃や差別を意図するものではございませんので予めご了承ください。

<ストーリー>
アメリカのミズーリ州の田舎町を貫く道路に並ぶ、3枚の広告看板。そこには、地元警察への批判メッセージが書かれていた。7カ月前に何者かに娘を殺されたミルドレッドが、何の進展もない捜査状況に腹を立て、警察署長にケンカを売ったのだ。署長を敬愛する部下や、町の人々から抗議を受けるも、一歩も引かないミルドレッド。町中が彼女を敵視するなか、次々と不穏な事件が起こり始め、事態は予想外の方向へと向かい始める……。

<キャスト&スタッフ>
ミルドレッド…フランシス・マクドーマンド(塩田朋子)
ウィロビー…ウディ・ハレルソン(大滝 寛)
ディクソン…サム・ロックウェル(加瀬康之)
アン…アビー・コーニッシュ(佐古真弓)
チャーリー…ジョン・ホークス(隈本吉成)
ジェームス…ピーター・ディンクレイジ(内田直哉)

監督・脚本:マーティン・マクドナー
音楽:カーター・バーウェル

●字幕翻訳:伊藤 美和子 ●吹替翻訳:木村純子

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