モリサワが4つの可変軸をもつ初の和文バリアブルフォント「DriveFlux」を発表
モリサワは2024年度の新書体として、モリサワ初となる和文バリアブルフォント「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」を開発中であることを4月10日に発表した。
「DriveFlux(仮称)」は、バリアブルフォントとして新しくデザインされた、シンプルでシンメトリーな骨格と幾何学的なストロークで構成された和文書体で、見出しなど、目を引きたいシーンに幅広く活躍する。
従来の静的なファミリー書体では、ウエイトや字幅ごとにフォントファイルが用意されてきたが、次世代のフォントフォーマットであるバリアブルフォントは、それらのフォントファイルを1つに集約し、軽量で柔軟なスタイル選択が可能となる。
そして、モリサワにとって初めてとなる今回のバリアブルフォントでは、“Drive your Design. Drive your Typeface.”をコンセプトに掲げ、可変機能を活かした多彩なデザインバリエーションを直感的かつシームレスに選択できる。
4つのデザインスタイルが可変軸として搭載した「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」
それぞれのデザイン軸を横断的かつ無段階に選択できるため、力強さやスピード感など、表現したいイメージを細部まで調整できる。
・太さを調節するWeight(ウエイト)軸
・エレメントに流線型のカーブデザインを与えるSmoothness(スムースネス)軸
・主に横画の太さを変化させるContrast(コントラスト)軸
・傾斜角を調節するSlant(スラント)軸
「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」仕様
・フォーマット…OpenType
・文字セット…Min2※
・プロポーショナルメトリクスやカーニング情報を搭載予定
※Adobe-Japan1に準拠するサブセットを採用し、4,833文字を収録したモリサワ独自の文字セットとなる。
「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」対象製品
Morisawa Fonts
「DriveFlux(仮称)」は、2024年度中のご提供に向けて開発を進めています。提供時に仕様やデザイン等が変更となる場合がある。