明朝体活字 その起源と形成
グラフィック社は2020年9月上旬に、書体史研究者・小宮山博史氏著書による、日本語タイポグラフィに関わる全ての人に向けた、基本にして決定的な書籍「明朝体活字 その起源と形成」を発売した。
「明朝体活字 その起源と形成」は、明朝体活字が東西の国際ネットワークのなかから立ち上がり、日本に導入・洗練されてゆく過程を有名無名の人びとの事績と豊富な活字史料によって解き明かしていく、日本語タイポグラフィに関わる全ての人に向けられた基本にして決定的な書籍となる。
また、貴重な活字見本も、ほぼ原寸で収録されている。
小宮山博史Profile●活字書体研究家。国学院大学文学部卒業後、佐藤タイポグラフィ研究所に入所。佐藤 敬之輔の助手として書体史、書体デザインの基礎を学ぶ。佐藤没後、同研究所を引き継ぎ書体デザイン・活字書体史研究・レタリングデザイン教育を三つの柱として活躍。書体設計ではリョービ印刷機販売の写植書体、文字フォント開発・普及センターの平成明朝体、中華民国国立自然科学博物館中国科学庁の表示用特太平体明朝体、大日本スクリーン製造の「日本の活字書体名作精選」、韓国のサムスン電子フォントプロジェクトなどがある。武蔵野美術大学、桑沢デザイン研究所で教鞭をとり、現在は阿佐ヶ谷美術専門学校の非常勤講師。印刷史研究会会員。佐藤タイポグラフィ研究所代表。著書に《本と活字の歴史事典》《明朝体活字字形一覧》《日本語活字ものがたり─草創期の人と書体》などがある。2018年、『金属活字と明治の横浜~小宮山 博史コレクションを中心に~』(横浜開港資料館)監修。
ダイナコムウェア公式サイトにて『小宮山 博史「活字の玉手箱」』を全23回で連載。
▼ダイナフォントストーリー:小宮山 博史「活字の玉手箱」連載にあたって/記事一覧
「明朝体活字 その起源と形成」目次
第1章 活字の誕生
第2章 ヨーロッパで開発された漢字活字
第3章 アジアで開発された明朝体活字
第4章 ウイーン王立印刷局の連綿体活字―柳亭種彦著『浮世形六枚屏風』の覆刻
第5章 分合活字―偏旁・冠脚の組み合わせ
第6章 上海活字、日本に伝わる
第7章 明朝体を脅かした唯一の楷書体―弘道軒清朝体
第8章 優れた金属活字の仮名書体―「日本の活字書体名作精選」の背景
『明朝体活字ーーその起源と形成』刊行記念書籍プレゼントキャンペーン
主に文字フォント開発、およびその関連製品の開発・販売・保守を行う、ダイナコムウェアは、ダイナコムウェア公式サイト内コンテンツのダイナフォントストーリーで『小宮山 博史「活字の玉手箱」』を連載した書体史研究者であり、書体デザインの第一人者である小宮山博史氏の最新書籍「明朝体活字ーーその起源と形成」が2020年9月上旬にグラフィック社から刊行されるのを記念して、合計8名に「明朝体活字ーーその起源と形成」をプレゼントする。
▼キャンペーンページURL
『明朝体活字ーーその起源と形成』刊行記念書籍プレゼントキャンペーン概要
▼キャンペーン名
『明朝体活字ーーその起源と形成』刊行記念書籍プレゼントキャンペーン
▼賞品
小宮山 博史先生著書『明朝体活字 その起源と形成』
▼当選者
合計8名
▼応募期間
2020年9月4日(金)~2020年9月25日(金)
『明朝体活字ーーその起源と形成』刊行記念書籍プレゼントキャンペーン応募方法
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