書体デザイナー・大崎善治氏による人気フォント「くろかね」「あおかね」に続く新書体「あかかね」
フォントワークスは、2022年9月26日(月)に、書体デザイナー・大崎善治氏による新書体「あかかね」をリリースした。
「あかかね」は、TV番組のテロップやポスター等で大人気の「くろかね」「あおかね」シリーズに続く、最新作となる。
大崎善治Profile
書店勤務や写植オペおよびデザイン制作会社を経て、1999年よりフリーランスにて活動を開始。写植見本帳との出会いにより書体に興味を抱き、その後、数々の恵まれた出会いを重ね現在に至る。活版印刷を用いたタイポグラフィ作品から和文書体の制作と文字にまつわるデザインを幅広く行う。
新書体「あかかね」の特徴
書体デザイナー・大崎善治氏による新書体「あかかね」は、縦画と外側の丸みが特長の書体で、主張がありながらどこか素朴でかわいらしい印象を持つ。
特に漢字は同じ部品でも字によって少しずつ印象が異なり、それぞれのキャラクター性がユニーク。
視認性とデザイン性を併せ持つので、様々な場面で使用できる。
デスクトップフォントサービス「フォントワークスLETS」にて利用できる
書体デザイナー・大崎善治氏が作る書体
大崎善治氏がデザインした、「くろかね」(2008年)、「あおかね」(2015年)」はフォントワークスの人気書体。
TV番組や動画配信サービスのテロップとして圧倒的な支持を受けている。
くろかね
太めのエレメントの端をスパッと落とし、鉄のように黒く力強い雰囲気の中に、どこか優しさをもっている書体「くろかね」。
あおかね
骨格は直線、エレメントは曲線という2つの線をあわせもった、姿はぽってり柔らかだけど中身はストレートな書体「あおかね」。
あかかね
7年ぶりの新作にあたる「あかかね」も含めて、大崎氏の手掛ける書体はどれも太めで強さを感じる書体。
しっかりとしたフォルムで、均一な黒さで見せる。タイトルとして強く出るような感じの書体が格好いいと大崎氏は述べている。
フォントワークス公式noteで「あかかね」、書体デザイナー・大崎善治氏にスポットを当てた記事が掲載中
▼フォントワークスnote
また、書体のリリースを記念した、「あかかね」の魅力をもっと知ることができる特設サイトも近日公開予定とのこと。