ぼくのしましまテッド
文:テリーサ・ヒーピー氏、絵:ケイティ・クレミンソン氏、翻訳を金原瑞人氏が担当した絵本「ぼくのしましまテッド」が、NHK出版より2020年3月19日に発売された。
絵本の原題“LOVED TO BITS”は「(どんなにボロボロになっても)だいすき」という表現。幼いころから大切にしているぬいぐるみ、寝るときに手ばなすことのできなかったタオル、着古したTシャツ……。時間の経過とともに色や形が変わっても愛着は増すばかり。そのような経験は、だれにでもあるのではないだろうか。作者テリーサ・ヒーピー氏の幼少期の体験から生まれた心あたたまる物語を楽しもう。
NHK出版webマガジン「本がひらく」にて、金原瑞人氏のメッセージが読める。
▼「本がひらく」金原瑞人氏のメッセージ
文:テリーサ・ヒーピーProfile●イギリスの出版社で児童書の編集に携わったあと、物語作家としてデビューする。Oxfordshire Book Awards(2015)の最優秀絵本賞ほか、多くの受賞経験をもつ。
絵:ケイティ・クレミンソンProfile●イラストレーター・絵本作家。イギリスの美術学校を首席で卒業。デビュー作の“Box of Tricks” でブックイラスト賞の新人賞を受賞。11か国語に翻訳された“Otto the Book Bear(『くまのオットーとえほんのおうち』)”の作者としても知られる。
訳:かねはら・みずひとProfile●1954年岡山市生まれ。翻訳家・法政大学教授。児童文学、ヤングアダルト小説、ノンフィクションなどこれまで翻訳した書籍は550点以上にのぼる。『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』、『終わらない夜』など絵本の翻訳も多く手がける。
「ぼくのしましまテッド」あらすじ
テディベアの「テッド」は、全身すてきなしましま模様。しかし、少年とスリル満点の冒険を繰り返すうちに耳はちぎれ、手足はもげ、自慢のしま模様もぼんやりうすれてしまう。そんなテッドを見たママが、「かわいそうだから元どおりにしてあげよう」と提案するが、少年は首を横にふる。なぜなら、いまのテッドのほうが好きだから。テッドは、少年が幼いころから喜びも悲しみも全てわかちあってきた特別な存在だ。いまはすっかりボロボロになって、少年のベッドから出られないけれど、友情のかたちは変わらない。ふたりはいつもいっしょ、ずっといっしょ。
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