ぼくは犬や
株式会社ブロンズ新社は、韓国の人気作家ペク・ヒナ氏による犬と人間の家族の泣き笑いの物語の絵本で“絵本界のノーベル賞”2020アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞となる「ぼくは犬や」を2020年4月16日(木)に発売した。
アストリッド・リンドグレーン記念文学賞 (The Astrid Lindgren Memorial Award) は、児童文学、青少年向けの文学作品に与えられるスウェーデン政府の主催の文学賞。2002年にスウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンを記念して設けられた。この賞は毎年選考の末1人に与えられ、賞金は500万スウェーデン・クローナ、日本円で5,000万円を超える。“絵本界のノーベル賞”ともいわれる。
「ぼくは犬や」は、2019年に韓国で発売された絵本で、ペク・ヒナ氏の前作「あめだま」に登場する犬「グズリ」の視点で人間家族との日常を描いた、泣き笑いの愛の物語。作者のペク・ヒナ氏は“絵本界のノーベル賞”と言われる「2020アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を2020年3月に受賞し、いま世界で最も注目される絵本作家。
「ぼくは犬や」は、長年犬と暮らしてきたペク・ヒナ氏から、人間都合の生活を余儀なくされながらも飼い主を見つめ愛を注ぎつづけてくれる犬への、感謝や愛が詰まった作品。
翻訳は、ユーモラスであたたかい作風て゛人気の絵本作家、長谷川義史氏が担当し、主人公「グズリ」の気持ちを大阪弁で軽快に表現している。
作:ペク・ヒナProfile
絵本作家。自称「人形いたずら作家」。1971年、ソウル生まれ。韓国の梨花女子大学卒業後、カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学ぶ。人形制作、緻密なセット作り、撮影までをひとりでこなし、独自のファンタジー世界を作り出す。ポメラニアンのムンチと暮らしている。「2020アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を受賞。
翻訳:長谷川義史氏Profile
1961年、大阪府生まれ。120冊以上の絵本を発表。独特のタッチとユーモアあふれる作風で、社会的テーマにも意欲的に取り組んでいる。絵本の翻訳も多数手がけている。『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で日本絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。三人の男子の父。豆柴のチャイと暮らしている。
「ぼくは犬や」あらすじ
ひとは、ぼくを、グズリとよぶんや。バンウリというおかあちゃんから、4ばんめにうまれたのが、ぼくや。おっぱいからはなれたとき、このうちにやってきた。おとうちゃん、おばあちゃん、ドンドン。人間というのは、なんとも、身勝手で、やっかいやで。ドンドンは、6才やというのに、どうしようもあらへん。わるさするくせに、よく泣くし、よく転ぶし、おねしょもしよる。ぼくが、ずっとめんどうみたらなあかんか。
犬と人間の家族の、泣き笑いの物語。グズリは今日も、全力でつながります。
「ぼくは犬や」みどころ
ペク・ヒナ氏の作品の特長である、表情豊かな人形。スカルピー粘土を成形して焼き上げ、一体一体、着色して創られています。本文シーンにあわせて、『ほ゛くは犬や』て゛作った人形は70体以上。背景セットから照明、そして撮影までも、すへ゛てペク・ヒナさんがひとりで創りあげた創作絵本。おなじ表情はひとつもなく、シーンに合わせて気持ちが伝わってくる人形に注目。
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ペク・ヒナ翻訳作品「天女銭湯」(ブロンズ新社刊)
少女ドッチの通う、ふるーい銭湯。あかすりのあとに買ってもらえるヤクルトが何よりの楽しみ。水風呂で遊んでいると、はごろもをなくしたという、天女があらわれた!
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ペク・ヒナ翻訳作品「天女かあさん」(ブロンズ新社刊)
熱を出して学校をはやびきしたホホ。オフィスの仕事を中断できないかあさんにかわって、看病にやってきたのは天女さまだった!雨の日に起きた奇跡を描く、天女絵本第2弾。
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ペク・ヒナ翻訳作品「あめだま」(ブロンズ新社刊)
ひとりぼっちの少年ドンドンがみつけた、6つの不思議なあめだま。口にすると部屋のソファーや犬、お父さんの心の声が聞こえてきて…心温まる少年の成長物語。
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