創作折り紙 ひらめきを形にする方法
誠文堂新光社は、2024年1月9日(火)に、川畑文昭氏著書による、創作折り紙 発想と技法のテーマを展開した第二弾で「創作折り紙 ひらめきを形にする方法」を発売した。
見立てやディテールの加減、折り方に変化をつけて作品をより高度化する技などを、実際に作品を折りながら紹介。
「見立てる」では「何かに見える」からスタートする。
伝承基本形や幾何学的な折りパターン、簡単な折りなど、折った紙が何かに見えることがあり、そこを出発点にして発想していく。
作品例)セイウチ、タヌキほか
「変える」では、同じテーマの作品を進化させたり、別の作品として変化させていく。
作品例)サカナ→シマアジ、ペンギン→高度なペンギンほか
「減らす」では、「減らせないところ(残すべきところ)」がどこなのかを考えることが大切になる。
造形に不要なものを見極め、表現をそぎ落としていくことで、折りやすく見栄えのいい新作が生まれる。
作品例)オオハシ、砂時計のオブジェほか
「加える」では、ちょっとした味付けや特徴的な要素を加えたり、複数の紙で折ることが多い作品を、あえて1枚で折ってみる。
作品例)カモノハシ、シャチホコほか
川畑文昭Profile●1957年長野県生まれ。幼少の頃よりおりがみ、ペーパークラフトに興味をもつ。岩手大学卒業後、おりがみ作家として創作活動を続けている。日本折紙学会会員。『超造形折り紙』『恐竜と古生物の折り紙』『絶滅生物の折り紙』『創作折り紙 発想と技法』ほか。
「創作折り紙 ひらめきを形にする方法」目次
【1章 見立てる】ミミズク/ツバメ/トビウオ/トリのオブジェ/イカ/シカのオブジェ/エビ/サイ/手/セイウチ/ジャコウウシ/タヌキ
【2章 変える】ペンギン‐A/ペンギン‐B/サカナ/シマアジ/ハートの封筒/チョウの封筒/ネコの封筒
【3章 減らす】砂時計のオブジェ/ウマのオブジェ/ヘラジカ/マンモス/オオハシ/リス/コウロコフウチョウ
【4章 加える】ニンジン/ダイコン/カモノハシ/アパトサウルス/カメレオン/ネコ/シャチホコ/イチゴケーキ/サンタクロース/ミノタウロス
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