6歳までに身につけたい ひとりで きれいに おれる おりがみ
学研ホールディングスのグループ会社・学研プラスは、2018年11月23日(金)にお茶の水おりがみ会館館長・小林一夫氏著書による「6歳までに身につけたい ひとりで きれいに おれる おりがみ」を発売した。
「6歳までに身につけたい ひとりで きれいに おれる おりがみ」は、幼児期の能力をぐんぐんのばす子どもが最後までひとりで折れるおりがみの“わからない”を徹底攻略した一冊で、「6歳までに身につけたい ひとりで きれいに おれる おりがみ」を読めば、基礎の折り方をしっかりマスターでき、今まで子供が投げ出していた折り紙にも挑戦できるようになるかも!
昔から遊ばれていた「おりがみ」、幼児期の能力開発にぴったりの知育万能紙、否、万能神!
近頃「ひねる」という行為ができない子どもが増えているらしい。それは自動で水が出てくる蛇口が一般的になったからだといわれており、なんでもオートメーション化して指先を使う機会が少なくなってくる事が起きた現象といえる。便利になった反面、こうした弊害が起きる事もあると嘆いている場合ではない。指先は「第2の脳」ともいわれており、指先を動かすことと脳の働きは密接に関係する。脳の発達がめざましい幼児期のうちに巧緻性(手先の器用さ)を養うことは、幼児教育の分野で大変重要視され、そして手先を使う「おりがみ」は、巧緻性を鍛えるのにぴったりの遊びと言われているそうだ。
昔からあるアナログ遊びの代表的な折り紙が知育に繋がっていた事は感慨深く、昔の人は偉かったんだなぁとノスタルジックに浸っていても仕方ない。その他にも「おりがみ」は、集中力/空間認識能力/思考力/想像力 といった、入学前に身につけておきたいさまざまな力を効果的に育むことができる万能紙、まさに紙であり、神だ!
子どもが気持ちを折らずに最後まで折れる、こどもちゃれんじ的なおりがみ本
幼児は途中でわからなくなると「もういやだ、代わりに折って!」と、気持ちを折って投げ出してしまうことがよくある。かくいう私も恥ずかしながら鶴すら折れない。とどのつまり、幼児期におりがりを折れなかった為に、指先が鈍く不器用で何にもできない木偶の坊に育ってしまったようだ。超少子超高齢化の昨今、子供たち1人1人の負担はとてつもなく大きく、骨折り損のくたびれ儲けの時代で、私のような足を引っ張る人間がいてはいけない厳しい時代なのだ…。
「6歳までに身につけたい ひとりで きれいに おれる おりがみ」では、子どもが最後まで楽しく折れるよう、幼稚園・保育園の先生に「子どもがつまずきやすい箇所」を聞き、5つの工夫を施している。
「『斜めに折る』ってどのくらい?」→ 完成写真が実物大で解決!
「どのくらい?」「これで合ってる?」と、子どもにとって行き詰まりやすいのが、「斜めに折る」という手順。
この本の完成写真は実物大(一般的な15cm角のおりがみで折ったサイズ)なので、不安な子は、上からおりがみを重ね合わせて角度などを確認することができる。
工程の2の「ななめに おる」がわかりにくいときも、完成写真に重ね合わせて確認すれば、同じように完成できる。
写真のまねをすれば、完成した作品にお絵かきや飾りつけをするのも簡単。
「折り図がわからない」→ 工程はオール写真で解決!
子どもにとって、折り図(絵)と手元のおりがみを結びつけて考えるのが難しいことがある。すべての工程を写真で表すことで、手元のおりがみと、より見比べやすくなっている。工程はすべて写真。裏が白いおりがみを使用しており、表裏もすぐにわかる。
「急に難しくなって折れない」→ レベル別の構成で解決!
本書は、ページの順に、(折る技術を要するもの、折る回数が多いものなど)徐々に難しい作品になっていく。折り進めるうちに、自然と折る力が上達していく。
「『だんおり』『ふくろおり』『なかわりおり』ってなに?」 → ていねいな解説で解決!
「だんおり」などといったおりがみの基本的な折り方について、「折り方の凡例」などで解説をまとめている本は多々あるが、作品によっては見た目が大きく変わって、わからなくなってしまうこともあるだろう。本書では、必要な部分にはていねいな解説を掲載。ふきだしで、上手に折るポイントや工程の途中経過などを解説。
「楽しい!」が続く4大とじこみ
楽しいおりがみ遊びをサポートする、シールや表彰状などもついている。
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園の先生に聞いたつまずきポイント徹底攻略。完成図は原寸で、折り図はひとつひとつ丁寧に分解、オール写真で見失わない配置。わかりやすいから子どもが自分で折る力がつく。シール・表彰状・折り線ガイド・お片付け袋つき。
小林一夫Profilee●1941年東京生まれ。お茶の水おりがみ会館館長。NPO法人国際おりがみ協会(2005年内閣府認証/2018年現在、東京都所轄)理事長。おりがみの展示や教室での指導、講演を通して、和紙やおりがみ文化の継承と国内外への発信に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)