mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

珈琲生活のお供に最適な、世界を旅できるコーヒー図鑑

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新版 THE COFFEE BOOK:基礎知識から生産国情報、焙煎、レシピ、バリスタテクニックまで

新版THE COFFEE BOOK

誠文堂新光社は、2021年12月14日(火)に、アネット・モルドヴァ氏著書で丸山健太郎氏監修による、美味しいコーヒーライフのお供に最適の飲みながら世界を旅できるコーヒー図鑑「新版THE COFFEE BOOK」を発売した。


コーヒーをめぐる状況はこの2~3年で様変わりした。
高品質なスペシャルティコーヒーは日本国内でもすっかり定着。「焙煎」が売りの小規模な専門店も増えている。
カフェではなく「豆専門店」や「ロースタリー(焙煎所)」が街のあちこちに開業し、お店が焙煎したコーヒー豆を量り売りする光景も特別なものではなくなった。
そしてこのコロナ禍、在宅時間が増え「おうちコーヒー」を本格的に楽しむ人が急増。
専門店で豆を買い、なんなら自分で挽いて淹れ、その手間まで丸ごと味わうことに喜びを見つけた、という人も少なくないだろう。
おうちコーヒーの盛り上がりは世界的な現象で、ヨーロッパでも豆にこだわる人、淹れ方を研究する人が急増。
とりわけ40歳以下のミレニアル世代はコーヒー熱が高く、より幅広い知識や新しい味わいを求めているようである。
このような情勢を受けて、世界的な図鑑メーカーである英国のDK社は、2014年に刊行した「COFFEE BOOK」の情報を更新し、デザインも一新した新版を2021年6月に刊行し、評判になった。
その日本語版が「新版THE COFFEE BOOK」である。
著者であるアネット・モルドヴァ氏はロンドンの著名な焙煎会社の創業者だが、日本語版では特別に、年間120日も世界の産地を飛び回るコーヒー豆買い付けのレジェンドとして知られ、日本のスペシャルティコーヒー界を牽引してきたパイオニアとして知られる丸山珈琲の丸山健太郎氏を監修に迎えた。
「新版THE COFFEE BOOK」は全体が5つの章に分かれている。
歴史や基礎知識から始まり、扱い方と淹れ方、世界中の産地の紹介、多様な抽出器具、さまざまなアレンジレシピまで、コーヒー好きが欲しい情報が幅広く網羅。
どのページもイラストや写真が豊富。ラテアートの手順なども写真で丁寧に紹介されており、自宅でバリスタ気分に挑戦するのも面白そう。
「新版THE COFFEE BOOK」の中で監修の丸山氏も絶賛していたのが「世界各地のコーヒー」の章。
48の生産国それぞれの事情や個性が地図とともに掲載されており、読み応えたっぷり。「ナッツのような味わい」「タバコを思わせるフレーバー」「ほのかな土の香り」「爽やかな酸味」などなど、各地の豆の特徴を読んでいくと、コーヒーが持つ風味の、その多彩さに驚かされる。
愛好家がまずチェックするのが生産国だが、「新版THE COFFEE BOOK」があれば、その国のページを読みながらその国のコーヒーを味わう、という趣向も楽しめる。
なお、この章には世界の生産量に占める割合や栽培品種、地域が抱える課題などの項目があるが、どれも2020年から2021年の最新情報に更新されている。

レシピの章では、カプチーノやカフェラテのような定番ものから、アルコールの入ったカクテル系、ベトナム、香港、メキシコなどのご当地系まで70種類ものレシピが紹介。
新しい味わいを探している人には必見の一生分楽しめるほどのバリエーションとなる。  
ハードカバー224ページ。
しっとりした雰囲気の「Theコーヒー図鑑」という佇まい。
コーヒー愛好家へのプレゼントにもおすすめ。
飾っておきたくなる洒落たカバーなので、カフェやコーヒー専門店のディスプレイとしても使えるだろう。

 

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アネット・モルドヴァProfile●数々の賞を受賞しているイギリスはロンドンの焙煎会社、Square Mile Coffee Roastersの共同創業者であり、オーナー。Square Mileは、コーヒー豆の調達、購買、輸入、焙煎を行い、個人や法人向けに販売している。

丸山健太郎Profile●1968年埼玉県生まれ、神奈川県育ち。株式会社丸山珈琲代表取締役。日本スペシャルティコーヒー協会元会長、COE(カップ・オブ・エクセレンス)国際審査員、ACE(Alliance for Coffee Excellence Inc.)名誉理事。1991年に軽井沢にて丸山珈琲創業。2001年からは、バイヤーとして生産地訪問を開始し、現在でも、年間150日は産地を訪れる。また、数々のコーヒー豆品評会・審査会における、国際的カッパーとしても活躍。「世界で最も多くの審査会に出席するカッパー」と呼ばれている。

 


「新版THE COFFEE BOOK」目次

イントロダクション 
  8   カフェ文化
10 コーヒーが歩んできた歴史 
12 コーヒーの種と品種
14 コーヒーの系図
16 生育と収穫
20 生産処理
24 カッピング
26 味わいの違いを楽しむ

コーヒーの扱い方と淹れ方 
30 品質の指標となる情報
32 選び方と保存方法
36 自家焙煎に挑戦
38 コーヒーミル
42 コーヒーQ&A
44   水質チェック
46 エスプレッソを淹れる
52 ミルクも大切
58 ラテアート
62 デカフェ(カフェインレスコーヒー)

世界各地のコーヒーたち
66 アフリカ
86 インドネシア、アジア、オセアニア 
110   中南米
132   カリブ海および北米

抽出器具 
144   エスプレッソマシン 
146 フレンチプレス 
147 ペーパードリップ 
148 ネルドリップ 
149 エアロプレス 
150 サイフォン  
151 マキネッタ 
152 水出しコーヒー 
153 コーヒーメーカー 
154 カフェ・フィン 
155 イブリック
156 ナポリタン 
157 カールスバーダー

レシピ 
160   定番レシピ 
180 ブラックコーヒー(ホット) 
189 ホワイトコーヒー(ホット) 
198 ブラックコーヒー(アイス) 
202 ホワイトコーヒー(アイス) 
207 ミキサードリンク(アイス) 
212 コーヒーカクテル(ホット) 
214 コーヒーカクテル(アイス)

用語集 索引

 


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