- 知られざるナマコの世界「ナマコ天国」
- 本川達雄氏著書「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学」
- 本川達雄氏著書「絵とき ゾウの時間とネズミの時間 (たくさんのふしぎ傑作集)」
- 本川達雄氏著書「生きものは円柱形 」
- 本川達雄氏著書「絵とき 生きものは円柱形 (たくさんのふしぎ傑作集)」
- 本川達雄氏著書「ウニはすごい バッタもすごい - デザインの生物学」
知られざるナマコの世界「ナマコ天国」
偕成社から、ナマコ研究40年以上の生物学者・本川達雄氏によるナマコのふしぎな生態を解き明かす科学絵本「ナマコ天国」が2019年5月20日に発売された。
絵はこしだミカ氏が担当。
「ナマコ天国」は、ナマコ研究40年以上の生物学者・本川達雄氏による「ゴシゴシすると溶ける」「2つに切れば2匹になる」「目も耳も鼻も脳も心臓もない」といった謎だらけのナマコに迫る、世界初!?となるナマコの絵本となっている。
本川氏は動物のサイズによる時間の流れ方の違いを説いた生物学入門書のベストセラー「ゾウの時間ネズミの時間」(中公新書)の著者でもあり、専門のナマコについての絵本を刊行するのは、これが初となる。
作:本川達雄Profile●1948年、仙台に生まれる。71年、東京大学理学部生物学科(動物学)卒業。東京大学助手、琉球大学助教授(86年から88年までデューク大学客員助教授)、東京工業大学大学院生命理工学研究科教授を歴任、東京工業大学名誉教授。理学博士。専攻、動物生理学。著書に『ゾウの時間 ネズミの時間』『生物多様性』『ウニはすごい バッタもすごい』(以上、中公新書)、『歌う生物学 必修編』『ナマコガイドブック』『世界平和はナマコとともに』(以上、CCCメディアハウス)、『生物学的文明論』(新潮新書)、『人間にとって寿命とはなにか』(角川新書)、『生きものとは何か』(ちくまプリマー新書)など多数。子どもむけの絵本に『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』『絵とき 生きものは円柱形』(ともに福音館書店)、『生きものいっぱい ゆたかなちきゅう』(そうえん社)がある。
絵:こしだミカProfile●1962年、大阪に生まれる。絵本作家、立体造形作家。絵本に『アリのさんぽ』『ねぬ』(ともに架空社)、『ほなまた』(農文協)、『くものもいち』『いたちのてがみ』(ともに福音館書店・こどのもとも)、『でんきのビリビリ』(そうえん社)、『カイロ団長』(宮沢賢治・作 ミキハウス)、『ドンのくち』(校正出版社)、『ひげじまん』(小学館)などがある。2010年?2016年に放送された子ども番組「できた できた できた」(NHKEテレ)の背景画とオブジェ制作を担当。また、海洋生物学者に贈られる「神戸賞」の受賞トロフィや絵を制作。
哺乳類とはまったく違う、ナマコの少しふしぎ(SF)でだいぶ不気味(DB)な生態!
ナマコは棘皮(きょくひ)動物のなかまで、皮のかたさが変化するのが特徴。優しくつつくとやわらかく、ギュッとにぎれば硬くなり、ゴシゴシこすれば、なんとドロドロに溶けてしまう。でも、大丈夫。数週間たてば、もとどおりになるという少し不思議なSF的な、だいぶ不気味なDB的な生態を持つ。
そんなナマコには、目や鼻、耳がない。心臓や脳もない。体の半分以上が皮で、呼吸するのは尻。ゆっくりとなら歩くことができるが、人間がじっと見ていても、逃げもせず、かくれもしない。一体これでどうやって、きびしい自然界の中を生きているの?
動物たちは普通、食べる心配と食べられる心配を抱えて生きている。ところがナマコは、皆とまるでちがう道を選ぶことにより、この2つの心配をみごとにクリアした。それを楽しく、わかりやすく解説したのが「ナマコ天国」の山場であり、最後まで読むことで「ナマコ天国」というタイトルの意味が解き明かされる。
別名「歌う生物学者」の異名をもつ本川達雄氏による「ナマコ天国」「超人!? ナ・マーコ」の楽譜付
本川達雄氏は「歌う生物学者」として知られ、自身の研究テーマをさまざまな自作の歌にして披露している。この絵本では、「ナマコ天国」と「超人!? ナ・マーコ」の2曲の楽譜が付く。歌えばナマコの特徴をすぐにつかむことができる歌詞で、学びも詰まっている。
「歌う生物学者」本川達雄氏のインタビューが公開中
偕成社のウェブマガジンKaisei webでは、刊行に際して、本川達雄氏のインタビューを公開している。
ナマコ研究の出発点の話から、いま子どもたちに伝えたいことまで、ナマコに学ぶ生きるためのヒントも満載のインタビューになっている。
▼本川達雄氏のインタビューはこちら
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ナマコはほとんど動かない。強くつつけば硬くなり、ゴシゴシこすると溶けちゃって、2つに切れば2匹になる。敵におそわれたら、腸を吐き出し、体はからっぽ。これは一体、どういうこと!?
聞けば聞くほどビックリだらけの、奇想天外なナマコの生きざま。じつは、そのうらには奥深~い秘密があったのです。人間やほかの動物たちとはまるでちがうナマコという生きものの生態を、徹底的に掘り下げます。知らなくても困らないけど、知っているとおもしろい、ナマコのなぞ。目からウロコが落ちる充実の内容で、今日からあなたもナマコの虜になっちゃうかも!?
ナマコ研究40年、大ベストセラー『ゾウの時間 ネズミの時間』の著者が贈る科学絵本。「ヘンなものや気味が悪いものは、研究すべきなんです。あたらしいことがどんどん見つかってくる」という珠玉のメッセージとともに、著者みずから作詞作曲した「ナマコ天国」「超人!? ナ・マーコ」の歌の楽譜つき。
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本川達雄氏著書「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学」
本川達雄氏著書「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学」は中央公論社から1992年8月1日に発売。
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本川達雄氏著書「絵とき ゾウの時間とネズミの時間 (たくさんのふしぎ傑作集)」
本川達雄氏著書「絵とき ゾウの時間とネズミの時間 (たくさんのふしぎ傑作集)」は、福音館書店から1994年4月15日に発売。
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絵とき ゾウの時間とネズミの時間 (たくさんのふしぎ傑作集)
- 作者: 本川達雄
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1994/04/15
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 30回
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大きくてゆったりしたゾウ。小さくてチョコマカしてるネズミ。でも、一生に心臓がうつ回数を調べると、アレ?意外な事実の積み重ねから、動物たちの生き方がくっきり見えてきます。
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本川達雄氏著書「生きものは円柱形 」
本川達雄氏著書「生きものは円柱形」はNHK出版から2018年1月8日に発売。
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ネコもナマコも、私たちの指や血管も――。
『ゾウの時間 ネズミの時間』著者によるおどろきの生物学
私たちの指や血管は、円柱の形をしている。いやいや、ナマコやミミズ、ゾウの鼻やネコの胴体だって─。なぜ自然界にはかくも円柱形が溢れているのだろうか? 生きものが総じてやわらかいのはどうしてだろうか? 物理的時間とは異なる、生きものの「円い」時間とは? 私たちが五感で捉えることのできる実感を手掛かりに、生きものの本質へと大胆に迫る、本川生物学の真骨頂!
五感で捉えられる実感を手掛かりに、生きものの本質へと大胆に迫る!
第1章 生きものは円柱形
第2章 生きものは水みずしい
第3章 生きものはやわらかい
第4章 生きものの建築法
第5章 動物は動く
第6章 サイズと動き
第7章 時間のデザイン
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本川達雄氏著書「絵とき 生きものは円柱形 (たくさんのふしぎ傑作集)」
本川達雄氏著書、イラスト・やまもとちかひと氏による「絵とき 生きものは円柱形 (たくさんのふしぎ傑作集)」は、福音館書店から2011年3月15日に発売。
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自分の体の形を考えてみましょう。指は?円柱形です。腕は?足は?胴体は?どれも円柱形。そして体全体でも円柱形です。ネコもイヌも、足や尾や胴体など円柱形が多い。植物も、平たい葉という例外もありますが、根、幹、枝など、やはり円柱形が多い。なぜ生きものの形には、こんなにも円柱形が多いのでしょう?その理由を考えていくと、生きものに共通するある特徴と、生きもののルーツが見えてきます。
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本川達雄氏著書「ウニはすごい バッタもすごい - デザインの生物学」
本川達雄氏著書「ウニはすごい バッタもすごい - デザインの生物学」は中央公論新社から2017年2月19日に発売。
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ウニはすごい バッタもすごい - デザインの生物学 (中公新書)
- 作者: 本川達雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/02/19
- メディア: 新書
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