散歩道の図鑑 あした出会えるきのこ100
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける山と溪谷社は、2022年6月18日に、新井文彦氏著書で保坂健太郎氏監修による、身近なきのこ100種を厳選、色とりどりの綺麗で不思議なきのこと出会える図鑑「散歩道の図鑑 あした出会えるきのこ100」を発売した。
実は身近な場所にもいた!
庭で、公園で、見かけたきのこの名前がわかる、いちばん身近なきのこ図鑑が誕生。
きのこというと、自然豊かな森の中で出会える生物、というイメージを持つ人が多いのではないだろうか?
実は、普段の生活では気が付かないだけで、市街地や公園で出会える身近なきのこはたくさんある。
その中には、カラフルなもの、一見きのことは思えないような不思議な形のもの、極小のもの、巨大なもの、美味しいものや、猛毒を持つものも。そんな「身近なきのこ」に注目した、これまでにないきのこ図鑑が誕生した。
新シリーズ「散歩道の図鑑」の三冊目となる本書は、公園や遊歩道、街路樹、花壇などに発生する、身近なきのこ100種を選抜した図鑑です。掲載種が100種だからこそ、初心者でも出会いやすく、調べやすく、気軽にきのこ観察を楽しめる。
解説文には図鑑としての基本情報はもちろん、食毒や見分けのポイント、知ると面白い生態、名前の由来などの雑学も掲載。これまできのこ観察を楽しんできた人も、より一層観察が楽しくなる図鑑です。
覚えて楽しいキャッチフレーズで、きのこがもっと身近に。
魔女の小さなとんがり帽子――アカヤマタケ
芝生から生える白い巨大ボール――オニフスベ
各種には、特徴や雑学を盛り込んだ、覚えて楽しいキャッチフレーズを付けた。
そのほか、きのこ観察をはじめる上で知っておきたい、「菌根菌と腐生菌」の解説や、スーパーでも見かける身近なきのこを紹介する「身近な食用きのこ」などのコラムページも設けた。
きれいでちょっぴりミステリアスなきのことの出会いは、あしたの散歩をもっと楽しくしてくれるはず。
片手で持てるコンパクトサイズ、大きく開ける丈夫な製本なので、お散歩のお供にもぴったりの一冊となる。
著=新井文彦Profile●1965年、群馬県生まれ。きのこ・粘菌写真家。主に北海道や東北地方で、きのこや粘菌、コケ、地衣類など、陰花植物を中心に撮影。ウェブサイト・ほぼ日刊イトイ新聞で、2011年3月から「きのこの話」 を連載中。主な著書に『きれいでふしぎな粘菌』(文一総合出版)?、『もりのほうせき ねんきん』(ポプラ社)、『森のきのこ、きのこの森』(玄光社)、『粘菌生活のススメ』(誠文堂新光社)、『きのこのき』(文一総合出版)、『きのこの話』(筑摩書房)など。著者HP「浮雲倶楽部」
監修=保坂健太郎Profile●国立科学博物館植物研究部研究主幹。菌類、特に担子菌類(きのこの仲間)の分類・系統・生物地理・多様性などの研究に取り組んでいる。夢は全大陸できのこ調査をすることだが、残りは南極大陸だけなので、その次は深海か上空か、はたまた宇宙かと妄想を膨らませているところ。著書に『きのこの不思議:きのこの生態・進化・生きる環境 (子供の科学★サイエンスブックス)』(誠文堂新光社)、 監修書に『きのこのほん』(ピエ・ブックス)、『増補改訂新版 日本のきのこ(山溪カラー名鑑)』(山と溪谷社)など多数。
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