沖縄の昆虫
学研ホールディングスのグループ会社である学研プラスは、2020年7月30日(木)に、槐真史氏著書で、昆虫を瞬時に見分けるコツが満載のいまにも動き出しそうな白バック写真が美しい、教科書にはのらない南西諸島の昆虫たち約700種を徹底解説した夏休みの冒険心をくすぐる最新図鑑となる学研の図鑑LIVEポケットシリーズの特別版「沖縄の昆虫」を発売した。
「沖縄の昆虫」は、著者・槐真史氏が8年の歳月を費やして撮影を続けた「沖縄の昆虫」図鑑。なぜ、いま沖縄の昆虫に限定した図鑑なのだろうか。そこには沖縄の子供たちの環境教育や地域学習に役立ててほしいと願う、著者たちの熱いメッセージがこめられている。
教科書にのっている昆虫は、沖縄で見つかるのか?「沖縄の昆虫」
小学生が学校で昆虫を学ぶ機会は、教科書を通して必ず訪れる。モンシロチョウやナミアゲハ、トノサマバッタのような定番の昆虫を観察することで、生き物のくらしや成長を知り、身の回りの環境を調べる基礎が整う。ところが、これらの昆虫たちも、実は、沖縄県ではレアな生き物となる。
モンシロチョウは比較的最近になって沖縄県内で見られるようになった「国内外来種」であるし、ナミアゲハやトノサマバッタにいたっては、ほとんど姿が見られない。昆虫を学びたい沖縄県の小学生や指導者には、沖縄に生息する昆虫の教科書が長らく望まれてきた。
▼沖縄県をふくむ南西諸島にくらすチョウが、生き生きとした姿で撮影されている
生きた昆虫写真だから、識別の役に立つ「沖縄の昆虫」
沖縄の自然に関心をもつ小学生から高校生だけでなく、その指導者まで幅広い方々に読んでいただくため、「沖縄の昆虫」ではレベルに応じた「識別へのこだわり」を徹底している。たとえば、街中でヒラヒラと飛翔するチョウを目で追って識別するのは、不慣れだと容易ではないが、目立つ色や特徴的な形が何か知るだけでも、たいていの昆虫は見分けることができるようになる。白バックの生きた昆虫写真だからこそ、自然と識別方法が身につくようになるだろう。さらに、上級者向けには、検索チャートを数多く掲載し、識別が難しいものは随時、図示している。
▼トンボは、ハネは開いているのか。また、止まる物に乗るのかぶら下がるのかを知るだけでも、種類をしぼりこむことができる。
充実の特典で、家庭学習や学校の授業で役立つ「沖縄の昆虫」
学校の授業で、あるいは自宅で楽しめるため、「沖縄の昆虫」では紙面のQRコードを読み込むと関連する昆虫の動画を見ることができる。「沖縄の昆虫」のカバー写真でも協力してくれた写真家・湊和雄氏による美しい動画も必見。さらに、巻末では学校の先生直伝の自由研究ガイドも紹介。もちろん題材になっているのは、すべて沖縄の昆虫です。調べた知識を深め、さらに自分のものにするための「学び」要素が満載となる。
▼バッタを用いた自由研究。目的、方法、わかったこと、まとめ方まで、実例を丁寧に紹介している。
沖縄県内だけでなく、先島諸島の特産種や奄美群島の共通種なども掲載して約700種の昆虫が分かる。県内ですぐ目につく昆虫は、ほぼこの図鑑で網羅されているはずで、「沖縄の昆虫」を片手に昆虫を探してみよう。
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