くらべてわかる貝殻
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける山と溪谷社は、2021年9月16日に、ビーチコーミングなどのお供に最適な日本で拾える貝殻、約650種類がくらべてわかる「くらべてわかる貝殻」を発売した。
「くらべてわかる貝殻」では、本州から九州の海岸に打ち上げられる貝殻を中心に、食用の販売種や沖縄などに分布する種、深海性の種なども加えた約650種を掲載。
よく見かけられる貝殻を中心に、巻貝類(腹足綱)、二枚貝類(二枚貝綱)、ツノガイ類(掘足綱)の三章に分けて紹介。
同じ分類のものや近い分類のものを見開きに登場させ、外見が似ている貝殻を見比べて調べられる図鑑。
ページ内で写真倍率をできるだけ合わせ、似ている種同士の大きさをわかりすく比較できる。
▼同じ分類や近い分類の種を近くに登場させているので、外見が似ている貝も比較しやすい
▼可能な限り見開きページ内での写真倍率を合わせているので、大きさでも比較しやすい
▼見開き内の掲載種に番号をつけ、特に似ている種同士の識別点をわかりやすく解説
文:黒住耐二Profile●1959年京都府生まれ。千葉県立中央博物館所属。専門は貝類学で、現生・貝塚・化石等、時代や生息環境にかかわらず貝殻に名前を付けて、何か面白いことはないかと日々考えている。著書に『東京湾巨大貝塚の時代と社会』(雄山閣:分担執筆)、『文明の盛衰と環境変動』(岩波書店:分担執筆)、『日本近海産貝類図鑑[第二版]』(東海大学出版部:分担執筆)、『日本と世界のタカラガイ』(誠文堂新光社:解説)など。
写真:大作 晃一Profile●1963年千葉県生まれ。自然写真家。きのこや植物などを被写体として美しい自然写真を撮影している。被写体全面にピントがあった深度合成と呼ばれる撮影を行い、本書にも用いられている。著書に『小学館の図鑑NEO 花』(小学館)、『くらべてわかるきのこ』『美しき雑草の花図鑑』(山と溪谷社)など多数。
くらべてわかる図鑑
「くらべてわかる」シリーズは、似たもの同士をくらべる事で見分けをサポートする図鑑。見開きに似ている種類を並べ、違いを引き出し線でわかりやすく解説。どこに注目すると見分けられるかが一目で分かる。現在、野鳥、淡水魚、きのこ、木の葉っぱ、哺乳類、昆虫、甲虫、シダ、カエル、貝殻の10冊が好評発売中となる。
「くらべてわかる貝殻」内容
●第1章
巻貝類(腹足綱) リュウテン科/バテイラ科/タカラガイ科/バイガイ科/イモガイ科...など80科
●第2章
二枚貝類(二枚貝綱) フネガイ科/イガイ科/イタボガキ科/ニッコウガイ科/マルスダレガイ科...など50科
●第3章
ツノガイ類(掘足綱) ツノガイ科/サケツノガイ科/ヒゲツノガイ科/クチキレツノガイ科
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