mojiru【もじをもじる】

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モリサワのタイプデザインコンペティション2019

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タイプデザインコンペティション 2019(Morisawa Type Design Competition 2019)

世界中からオリジナルタイプフェイスを募集するモリサワ主催の書体デザインアワード「タイプデザインコンペティション 2019(Morisawa Type Design Competition 2019)」の開催が2018年7月3日に発表された。

「タイプデザインコンペティション 2019」の応募期間は、2018年11月1日から2019年1月31日となり審査会を経て、2019年7月に結果発表が予定されている。

 

「タイプデザインコンペティション 2019」結果発表!

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モリサワは、「タイプデザインコンペティション 2019」の審査結果を2019年7月1日に発表した。

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「タイプデザインコンペティション 2019」は、各界を代表する多彩な審査員とともに、新たな表現⼒とチャレンジ精神に溢れたタイプフェイスデザインの追求を⽬指し開催され、応募は2018年11⽉1⽇(木)から2019年1⽉31⽇(木)にわたって受け付け、世界53の国や地域から、初回の2012年度以来最⾼となる813点(和⽂部⾨258点、欧⽂部⾨555点)の作品が寄せられた。審査会は5⽉15⽇(水)と16⽇(木)の両⽇、株式会社モリサワ本社⼤ホールにて⾏われた。2⽇間にわたる審査の結果、和⽂部⾨、欧⽂部⾨とも、独創性や審美性を追究した作品に贈られる「モリサワ賞」として、⾦賞、銀賞、銅賞各1点ずつと佳作各3点の⼊賞作品が選出された。モリサワ賞和⽂部⾨は北川 ⼀成⽒、⿃海 修⽒、⻄塚 涼⼦⽒、廣村 正彰⽒、モリサワ賞欧⽂部⾨はイリヤ・ルーデラマン⽒、インドラ・クッファーシュミット⽒、サイラス・ハイスミス⽒、ラウラ・ミセゲル⽒の計8名が審査にあたり、特別審査員はマシュー・カーター⽒が務めた。
また、「ファン投票」では、⼀般の⽅からのWeb投票で得票1位・2位の作品が決定。テーマに対して⾼い完成度や提案⼒を持った作品に贈られる「明⽯賞」の選出は⾒送りとなったが、モリサワ賞とファン投票を合わせた全4部⾨から計16の⼊賞作品が決定した。
⼊賞作品と審査員の講評をまとめた作品集は2019年秋の刊⾏を予定している。また、表彰式を2019年9⽉3⽇(火)に神⽥明神ホール(東京)で開催となる。
詳細と申込み⽅法は、後⽇改めてタイプデザインコンペティション公式サイトで案内される。

「タイプデザインコンペティション 2019」⼊賞作品と作者

モリサワ賞 和文部門

<⾦賞>

峰⽉楷書 

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ヨコカク【⽇本】

 

<銀賞>

ニブシブ

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福⼠ ⼤輔氏【⽇本】
 

 <銅賞>

Ribaasu 

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廖 恬敏氏(Tien-Min Liao)【台湾】
 

 

<佳作>

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上から

tr

うちきば がんたし【⽇本】

虹蛸天国 

横⽥ 美枝氏【⽇本】

みみずく 

新海 真司氏【⽇本】


モリサワ賞 欧文部門

<⾦賞>

Areon Light / Italic Light / Regular / Italic Regular / Extrabold / Italic Extrabold

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ノエル・リー氏(Noheul Lee)【韓国】
 

 <銀賞>
Kolektiv Light / Light Italic / Book / Book Italic / Medium / Bold

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オンドレイ・バーホル氏(Ondřej Báchor)【スイス】
 

 

<銅賞>
Easy

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テオ・ギヤール氏 (Théo Guillard)【フランス】
 

 

<佳作>

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上から

Courbe

オルガ・パンコバ氏(Olga Pankova)【ロシア】
<佳作>
ER Canto Text / Bold Text / Display / Bold Display / Display Italic

エドワード・ガルシア・ヘノ・ペリーラ氏(Eduardo Garcia Rennó Pereira)
【ブラジル/ポルトガル】

 

DR Kruk

ドミトリー・アラストボルツォブ氏

(Dmitry Rastvortsev)【ウクライナ】


モリサワ賞の最終審査に選出されたファイナリスト作品のIDと作者は次の通り(ID順)。

和文部門

J000021   葛 斌氏(Bin Ge)
J000083   寺内 なつ美氏(Natsumi Terauchi)
J000166   竹内 駿氏(Shun Takeuchi)
J000194   帅 月东氏(Yuedong Shuai)
J000217   龐 昊宇氏(Haoyu Pang)
J000240   豊島 晶氏(Aki Toyoshima)
J000243 / J010243 / J020243 / J030243 / J040243 / J050243 / J060243 七尾 英身氏(Hidemi Nanao)
J000266   南部 真有香氏・南部 俊安氏(Mayuka Nanbu・Toshiyasu Nanbu)
J000294   大庭 三紀氏(Miki Ooba)
J000299   宮川 駿介氏(Shunsuke Miyakawa)
J000309   Art Edge氏
J000395 / J000400 曹 文强氏(Wenqiang Cao)
J000418   手塚 朋子氏(Tomoko Tezuka)
J000474   Di Tao氏


欧文部門

L000127   Lewis McGuffie氏
L000248   Potch Auacherdkul氏
L000263   立野 竜一氏(Ryuichi Tateno)
L030275   Michelangelo Nigra氏
L000309 / L010309 Aaron Bell氏
L000356 / L000563 / L000564 / L000565   Zrinka Buljubasic氏
L000377 / L010377 / L020377 / L030377 / L040377   Mew Varissara Ophaswongse氏
L000403 / L010403 / L020403   Lucas Franco氏
L000465   André Baldinger & Toan Vu-Huu with Jimmy le Guennec Baldinger & Vu-Huu氏
L000469   Lucas Franco & Claudio Rocha氏
L000497 / L010497 / L020497 / L030497 / L040497 / L050497   Crt Mate氏
L000522 / L010522   Jonathan Cuervo氏
L000568   Timothy Donaldson氏


ファン投票 和文部門

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上から

<得票1位>

厚道体 

林 芳平氏(Fang-Ping Lin)【台湾】

<得票2位>
歓楽明朝

 

隅 芙蘭都氏(Furantsu Sumi)【日本】


ファン投票 欧文部門

 

上から

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<得票1位>
Courbe 

オルガ・パンコバ氏(Olga Pankova)【ロシア】
<得票2位>
Apogee 

マイケル・アロンソン氏(Michael Aronson)【アメリカ合衆国】


明石賞

<該当なし>
募集テーマである「バリアブルフォント」には世界から28の作品が寄せられた。応募作品は和文書体や欧文書体とも、実用性を重視したものからコンセプトの提案まで大変多岐にわたった。審査はモリサワのデザイナーとエンジニアがすべての作品を操作しながら行い、スライダーの動きに応じてユニークな挙動をするものが多くあったが、中間のウエイトが書体として成立せず、バリアブルフォントである必要性を評価するには至らず、また、高い完成度を備えた作品についても、用意された軸の数や展開の幅において、審査基準に据えていた新規性や進歩性に照らして賞の選出を見送ることとなったとの事。

 

表彰式は2019年9月3日(火)に神田明神ホールで開催となる。

▼開催日程

2019年9月3日(火)
▼会場

神田明神ホール(東京都千代田区)

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参加には申込みが必要となる。詳細は、後日発表。

 

「タイプデザインコンペティション 2019」表彰式とタイプデザインディレクター小塚昌彦氏の特別講演を開催

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モリサワは、2019年9月3日(火)の「タイプデザインコンペティション 2019」の表彰式にタイプデザインディレクターの小塚昌彦氏による特別講演を開催することを発表した。

「タイプデザインコンペティション 2019」の表彰式では、世界各国から集った入賞者に、審査員からトロフィーと表彰状を贈呈される。2019年は、世界53の国と地域から前回を大幅に上回る813点の作品が寄せられ、モリサワ賞をはじめ全4部門計16の入賞作品が決定した。

今回、特別講演に登壇する小塚昌彦氏は、タイプデザインディレクターとして、モリサワの“新ゴ”をはじめ数々の著名な書体に関わってきた。また、過去のタイプデザインコンペティションでは、2012年度に和文部門審査員、2014年度に特別審査員を務めている。

特別講演では、「たて組か、ヨコ組か ?日本語組版の残された宿題・ひらがな」というテーマのもと、タイポグラフィのあゆみを振り返りつつ、現在の日本語組版の課題について話す予定。当日来場する人間には、コンペティションの入賞作品をまとめた作品集が贈られる。

当日プログラム

▼表彰式
タイプデザインコンペティション 2019の審査員より、入賞者へトロフィーと表彰状が贈呈される。

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▼小塚昌彦氏による特別講演

「たて組か、ヨコ組か ?日本語組版の残された宿題・ひらがな」
書体のデザインは、時代時代で常に技術とともにあり、制約に対する挑戦を繰り返しながら進化してきました。書体制作の環境は格段に身近になってきましたが、人工知能が当たり前になる時代です。従来の発想にとらわれない書体の登場が期待されていると感じます。この講演がそのことを考えるきっかけとなればと思っています。

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小塚昌彦Profile●1929年生まれ。1950年から1984年に定年退職するまで、毎日新聞社技術本部において毎日新聞書体のすべてのデザイン制作・開発に従事。1985年から1992年、株式会社モリサワの常勤タイプデザインディレクターを務め、新ゴシックほか主要な書体のディレクションを行う。1992年からアドビ システムズ 株式会社に勤務し、日本語タイポグラフィ・ディレクターとしてアドビ社のオリジナル書体 小塚明朝・小塚ゴシックを開発。


「タイプデザインコンペティション 2019」開催概要
▼日時
2019年9月3日(火)

▼表彰式ならびに特別講演
17:00~18:30(16:30開場)

▼レセプション
18:30~19:30
時間は目安。前後することがある。

▼会場
神田明神ホール 東京都千代田区外神田2-16-2

http://myoujin-hall.jp/access/

JR:御茶ノ水駅徒歩 5分 / 秋葉原駅徒歩 7分
東京メトロ:末広町駅徒歩 5分 / 秋葉原駅徒歩 7分

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▼定員
200名

▼参加費
無料

▼参加方法
参加には事前の申込が必要(先着順)
申込み先

competition.morisawa.co.jp

▼その他
日英同時通訳あり

 

タイプデザインコンペティション 2019「ファン投票」が開催中! 

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モリサワは、「タイプデザインコンペティション 2019」の「ファン投票」を2019年5月27日(月)から6月16日(日)まで開催することを発表した。

「タイプデザインコンペティション 2019」は、世界中から書体デザインを募り、新たな表現力とチャレンジ精神に溢れたタイプフェイスデザインを追求するコンペ。
3年前に開催された前回を上回る応募があった2019大会では、各賞の発表が2019年7月に予定されている。
Web上での人気投票で決定される「ファン投票」が、広く一般から投票を募り、和文部門と欧文部門のそれぞれで投票数の多かった上位2作品を選出される。入賞者には表彰状とトロフィー、および記念品が贈られる。
期間中は誰でも投票に参加でき、投票できる作品数に制限はない。スマートフォンからも参加できる。

▼投票受付期間
2019年5月27日(月)~6月16日(日)(日本時間)

▼タイプデザインコンペティション 2019「ファン投票」はこちらから
https://competition.morisawa.co.jp/fan/

 


タイプデザインコンペティション

1984年に開始された「モリサワ賞 国際タイプフェイスコンテスト」を前身として、以来30年以上に渡って、書体デザイナーの発掘とデザインを発信する機会の創造に取り組んでいるモリサワによる書体デザインのアワード。

タイプデザインコンペティション 2016

2016年に開催された前回のアワード「タイプデザインコンペティション2016」では、過去最大となる49の国と地域から和文・欧文部門あわせて700点を超える作品が寄せられた。

▼「タイプデザインコンペティション 2016」紹介記事

www.mojiru.com

 

「タイプデザインコンペティション2016」で金賞および明石賞を受賞した和文書体「しまなみ」および金賞の欧文書体「Vonk Regular/Italic」は、2018年秋にモリサワの新書体としてリリースされる事も2018年6月に発表されている。

▼関連記事:モリサワ2018年新書体発表

www.mojiru.com


タイプデザインコンペティション 2019 (Morisawa Type Design Competition 2019) 募集部門と賞について

モリサワ賞(和文部門・欧文部門)

「モリサワ賞」は、和文部門と欧文部門に分かれた独創性や審美性を追究した作品に贈られる賞。「タイプデザインコンペティション 2019」では、顔ぶれを新たに各界で活躍するデザイナーや専門家が審査にあたる。入賞者には、表彰状とトロフィー、副賞として次のとおり賞金を授与される。
和文部門:金賞 100万円(1点)/銀賞 50万円(1点)/銅賞 30万円(1点)/佳作 5万円(3点)
欧文部門:金賞 100万円(1点)/銀賞 50万円(1点)/銅賞 30万円(1点)/佳作 5万円(3点)

 

ファン投票

ウェブサイトに作品を公開して実施する「ファン投票」では、一般の方からの投票で入賞作品が決定される。入賞者には、表彰状とトロフィー、記念品を授与される。

和文部門:得票1位/得票2位(各1点)
欧文部門:得票1位/得票2位(各1点)

 

明石賞

「明石賞」は、前回のアワードまでは製品化する書体を募集していた賞だったが、「タイプデザインコンペティション2019」から新たに毎回異なるテーマに沿った書体を募集するカテゴリへと生まれ変わった。

「タイプデザインコンペティション2019」では、OpenTypeの規格で示された「バリアブルフォント(Variable Font)」をテーマに据えられ、その新規性と先進性が評価される。

明石賞の審査は株式会社モリサワが担当する。

入賞者には、表彰状とトロフィー、副賞として次のとおり賞金を授与される。
入賞50万円(最大3点)

バリアブルフォント(Variable Font)

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Adobe Typekit Blogより引用 Copyright © 2018 Adobe Systems Incorporated. All rights reserved.

「バリアブルフォント(Variable Font)」は、ウェイトを変更しても文字幅が変わらないため、レイアウトの変更が不要になるというメリットやウェイトを変えられるためファイルサイズも小さいといった利点がある次世代のフォント。

▼バリアブルフォント関連記事

www.mojiru.com

 

 

モリサワ賞審査員

和文部門:北川一成/鳥海修/西塚涼子/廣村正彰

欧文部門:イリヤ・ルーデラマン/インドラ・クッファーシュミット/サイラス・ハイスミス/ラウラ・ミセゲル

特別審査員:マシュー・カーター
(五十音順)

  

▼作品受付
2018年11月1日~2019年1月31日(日本時間)

▼応募要項は公式サイトでダウンロードできる。
エントリーと作品ファイルの提出は公式サイトで受け付けている。
出品料は無料。

▼結果発表
2019年7月(予定)

 

▼主催
株式会社モリサワ

 

▼協賛
モリサワ文研株式会社

 

▼協力
Arphic Technology co., LTD
北京漢儀科印信息技術有限公司
Sandoll Communications Inc.
Type Network, LLC.

 

▼「タイプデザインコンペティション 2019」 公式サイトはこちらから

competition.morisawa.co.jp

 

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