mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

グローバルに活躍する書体デザイナーたちを取り上げた一冊

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越境する書体デザイナーたち: 多言語フォントの制作プロセスと世界を見据えた働き方

越境する書体デザイナーたち

誠文堂新光社は、2024年5月9日(木)に、グローバルに活躍する書体デザイナーたちを取り上げる新刊で世界で通用する発想や手法のヒントが満載の一冊「越境する書体デザイナーたち」を発売する。


文字はわたしたちの言葉を伝達する媒体として欠かせないものだが、日本語においてゴシック体や明朝体が存在するように、文字にはそれぞれの言語ごとに異なるスタイル=書体が存在する。

 

「越境する書体デザイナーたち」で紹介するのは、そんな文字にカタチを与える「書体デザイン」を生業にする人たち。

近年、書体デザインの世界では、異なる国や地域のデザイナー同士が協力し、複数の言語・文字で統一的なスタイルをもった多言語書体を開発する動きが活発化している。

地域固有の文化を尊重しつつ、国際的に通用するデザイン手法やコミュニケーション能力を駆使して、個人デザイナーであっても世界的な企業と協働している多言語フォントデザイナーたち。

 

「越境する書体デザイナーたち」では、欧州、中東、アジアなど、ラテンアルファベット圏以外の国を拠点に活動する14組の独立系書体デザイナー/ファウンドリーの書体見本とインタビューを収録し、世界で通用する発想法や手法、デザイン哲学を紹介。

彼/彼女らのグローカルな視点や思考法、制作手法には、デザイン以外でも役立つ思考や発想が詰まっているだろう。

 



アイデア編集部Profile●1953年創刊、クリエイターのための世界のグラフィックデザイン誌。

山田 和寛Profile●株式会社nipponia代表。1985年生まれ東京都出身、2008年多摩美術大学卒業。松田行正率いるマツダオフィス/牛若丸でブックデザインを学んだ後、Monotypeで「たづがね角ゴシック」を設計。2017年にデザインスタジオnipponiaを立ち上げ独立。専門は書籍の装丁、書体デザイン、視覚伝達デザイン。女子美術大学非常勤講師。
 

「越境する書体デザイナーたち」【目次】

はじめに
アイデア392号 特集「タイプデザイン・ナウ 独立系タイプファウンドリーの実践」?イントロダクション?

【Chapter 1】独立系タイプファウンドリーの実践
・Hypertype/ミンジュ・ハム
・山田和寛/nipponia
・Detail Type Foundry/神村誠+神村さち
Śirin — Kwan/シリン・グンクロイ

・Trilingua Design/アドニアン・チャン

・Naïma Ben Ayed Bureau/ナイマ・ベン・エイド

・Briefcase Type Foundry/トマス・ブルーシル、ペトラ・ドチェカローバ、ラデック・シドゥン

・justfont

・debakir/カジャック・アペリアン ・ラディム・ペスコ/RP Digital Type Foundry

・Grilli Type

・NaN ・Kowloon Type/ジュリアス・フイ

・Maliikātype/シュエ・ティエンメン

 

【Chapter 2】テキスト編:タイプデザイン・ナウ

・座談会:わたしたちとタイプデザイン つくる人・つかう人の現場から
 登壇:神村誠、野口尚子、有馬トモユキ、山田和寛 構成:長田年伸
・つくり手たちを支援するプラットフォームづくり
 インタビュー:トラヴィス・ケッヘル、リジー・ゲルシェンゾーン(Future Fonts)
・デジタル時代の欧文書体デザインと近況
 文:大曲都
・書体デザインの基礎知識

あとがき

 

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