こころキャラ図鑑
西東社は、2020年10月9日に、脳研究の第一人者・池谷裕二氏が監修し、クリハラタカシ氏がイラストを担当した、楽しいキャラでこころと上手につき合う方法が身につく自分の感情と仲よくなれる日本初のキャラクター図鑑「こころキャラ図鑑」を発売した。
「こころキャラ図鑑」は、キャラで楽しく感情について知ることで、社会で生きていくうえで必要な「生きる力」=「非認知能力」を育てるキャラクター図鑑。
子供にわかりやすいよう、4~9歳のおもな28の感情すべてをゆかいなキャラクターにしたのも特徴。
池谷裕二Profile●1970年静岡県生まれ。薬学博士、脳研究者。東京大学大学院薬学系研究科教授。神経生理学、薬理学を専門として、脳の健康に関する研究に取り組む。最新脳科学の知見を伝える著書は、4歳までの子育てを脳の生理に基づいて考えた『パパは脳研究者』(扶桑社)や、絵本作家・ヨシタケシンスケ氏と共に小学生の疑問に科学とユーモアで応える『モヤモヤそうだんクリニック』(NHK出版)など多数。
「感情のクセ」がわかれば、人生はぐんと生きやすくなる「こころキャラ図鑑」
ちょっと注意されただけなのに、怒りの感情がおさまらない。
いつもおもしろくない顔をしている、あの子のことがちょっと苦手。
小さいころ自分の感情に振り回されたり、周りの人の感情がわからなかったりして、困ったことはないだろうか?
「感情」を知ることは「自分」を知ること。どうすれば人に気持ちを伝えられるのか、ネガティブな感情とはどうつき合っていけばいいのかを学ぶと、人生はぐんと生きやすくなる。
かわいいキャラクターで、親子で感情について楽しく学ぼう「こころキャラ図鑑」
自分の感情を知ることは、じつは私たち大人にとっても難しいこと。感情のコントロールができない人は、大人にもたくさんいる。
「こころキャラ図鑑」は、28種類のキャラクターで感情について親子で学べる本です。「楽しい」「怒り」「かなしい」などの感情をキャラクター化しており、
・どんなときにその感情が出てくるのか?
・その感情のよいところや出てきたときのアドバイス
・その感情のわるいところや出てきたときの注意
がわかるようになっている。
キャラクターのネーミングはすべてダジャレ! 親子で楽しく読めば、感情とのつき合い方について話すきっかけになる。
かわいく見えて、意外と深い「こころキャラ図鑑」
ゆるいテイストで子どもと楽しく読めますが、なかには大人も「なるほど!」と思うような内容も。
「怒りだって、なにかを守るためであればよいものになる」
「うらみと憎しみは似ているけど違う気持ち。憎しみは、じつはあこがれの感情とつながっている」
など、最新の脳研究に裏付けられた内容は大人もじゅうぶん楽しめる。
また、4~9歳の子どもといっしょ読むというのも科学的に大事なポイント。他人の心を推測したり、理解したりする能力が伸びるのがこの時期で、親子で楽しく読むことで心を理解する能力がどんどん成長できる。
コロナ禍のストレス対策にも「こころキャラ図鑑」
コロナ禍の環境に変化に、一番ふりまわされているといっても過言ではないのが子どもたち。学校の休校や行動の制限でストレスをためている子も多いという。そんななかできるのは、「怒り」「不安」「さびしさ」「イライラ」……そのようなネガティブな感情について知り、親子で一緒に話すこと。
そうすることで感情のコントロールにつながり、コロナ禍をおだやかに過ごすきっかけになる。
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