イタリア菓子図鑑 お菓子の由来と作り方
株式会社誠文堂新光社は、2020年7月14日(火)に、佐藤礼子氏著書による、素朴で食べ飽きないおいしさが魅力のイタリア菓子の歴史と作り方がわかるレシピ本「イタリア菓子図鑑 お菓子の由来と作り方」を発売した。
世界各国の伝統郷土菓子のレシピだけでなく、その歴史や由来を知れる「世界菓子図鑑」シリーズ。第5弾のラインナップはイタリア菓子。南北に細長いイタリアは、郷土菓子も地方それぞれに特色があり、土地土地の風土や特産物、歴史に基づいた由来があります。また、信仰心が強いお国柄で、クリスマス以外にもたくさんの宗教菓子があり、その逸話も興味深いものばかり。
特徴としては、粉の味わいを大事にした焼き菓子が豊富で、見た目の素朴さとともに食べ飽きないおいしさがある。
ナッツやドライフルーツ、フルーツの砂糖漬け、とうもろこしや麦などの穀類を多く使うが、似た名称でも土地が変われば工程が変わり、一見見た目が似ていても、生地の中身が違う…地方ごとに独自の文化があるのがイタリア菓子の面白いところ。アラブ文化の影響を色濃く受け継ぐシチリア島ともなると、イタリア本土とは違う独自の文化が見られる。
北部では日本でも人気のティラミスやパンドーロはヴェネト州、パンナコッタはピエモンテ州、パネットーネはロンバルディア州のもの。イタリアンレストランの定番ズッコットは中部トスカーナ州、ババ(日本ではサバランでおなじみ)は南部カンパーニャ州、リコッタクリームたっぷりのカンノーロはシチリア島の名物。
「イタリア菓子図鑑 お菓子の由来と作り方」では、州ごとに107種類の菓子の、お菓子の由来とレシピを丁寧に解説する。シンプルな見た目と、素朴で滋味深い味わいのイタリアン・ドルチェの魅力を楽しもう。
佐藤礼子Profile●東京都生まれ。イタリア、トラーパニ在住。イタリア料理人、菓子職人を経て、洋菓子の商品開発やカフェの店舗企画のなどに従事。2004年にイタリアに渡り、スローフードの学校で、イタリア全土の郷土料理、郷土菓子を学ぶ。2006年から「ラ ターボラ シチリアーナ」を立ち上げ、シチリアの郷土菓子や家庭料理を研究しながら、食に関する現地コーディネートなども行う。著書に『シチリアのおうちレシピ』(講談社)、『シチリアの伝統菓子とマンマの手作り菓子』(誠文堂新光社)がある。
Instagram rei_trapani
「イタリア菓子図鑑 お菓子の由来と作り方」目次抜粋
●NORD 北部
トルタ ディ ノッチョーレ/バーチ ディ ダーマ/リングエ ディ ガットゥ/ボネ/パンナ コッタ/パンドルチェ ジェノヴェーゼ/ズブリゾローナ/アモール ポレンタ/マシゴット/パネットーネ/トルタ ディリゾ/トルタ ディ タリアテッレ/ピンツァ/ティラミス/パンドーロ/ストゥルーデル/カネデルリ ドルチ/プレスニッツ ほか
●CENTRO 中部
カスタニャッチョ/カントゥッチ/ズッコット/ネッチ/ラッタイオーロ/トルチリオーネ/ベックーテ/カルチョーニ/マリトッツォ ほか
●SUD 南部
ミリアッチョ ドルチェ/トルタ カプレーゼ/スフォリアテッラ/パスティエーラ/ゼッポレ ディ サン ジュゼッペ/ババ/フェッラテッレ ほか
●ISOLE 島部
ズブリチョラータ/ビスコッティ レジーナ/ジェノヴェーゼ/スフィンチャ ディ サン ジュゼッペ/カンノーリ/カッサータ シチリアーナ/グラニータ/クスクス ドルチェ/パパッシノス/セアダス ほか
ほか
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