アイヌと神々の謡
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける山と溪谷社は、萱野茂氏著書による不思議で楽しいカムイユカラの世界が広がるヤマケイ文庫「アイヌと神々の謡」を2020年8月12日に発売した。
「アイヌと神々の謡」への推薦コメント
池澤夏樹氏推薦
「昔、カムイは自然と人間界の間を自在に行き来した。だからアイヌは幸せに暮らせた。」
中川裕氏(「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修、千葉大学文学部教授)
「カムイユカラというのは、かつてのアイヌの人たちにとって歌のように歌われる楽しい物語であり、同時にこの世界の仕組みを教えてくれる大切な教科書だったのである。」(本文より)
「アイヌと神々の謡」は、2020年3月発刊のヤマケイ文庫『アイヌと神々の物語』(4刷・累計11000部)に収録しきれなかったカムイユカラと子守歌を収めた一冊。
著者が祖母や村のフチから聞き集めた13のカムイユカラと子守歌を、日本語訳とアイヌ語を併記して紹介。不思議な物語は、歌うようなアイヌ語と照らし合わせて読むとより味わい深く、すべての話に、著者によるわかりやすい解説がつくのも大きな魅力。
文庫化にあたり、「ゴールデンカムイ」アイヌ語監修を務める中川裕氏による寄稿を収録。
「アイヌと神々の謡」もくじ
アイヌに謡い継がれてきた楽しい物語(中川裕)
アイヌと神々の世界/カッコウ鳥とポンオキクルミ/ホタルの婿選び/ムジナとクマ/わたしの夫は/大空に描いたコタン/カケスとカラス/怪鳥フリと白ギツネ/マムシが人助け/エゾマツの上の怪鳥/火の女神と水の女神のけんか/許嫁のちんちんが/ポンヤウンペヘの子守歌/子どもと家出
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