アンストッパブル
[オススメ度]
★★★★☆
[スタッフ]
監督:トニー・スコット
脚本:マーク・ボンバック
[出演]
デンゼル・ワシントン、クリス・パイン
[上映時間]
98分
通算5回目にして最後となるトニー・スコット監督と名優デンゼル・ワシントンのコラボレーション作品。トニー・スコット監督が2012年8月19日、カリフォルニア州サンペドロのヴィンセント・トーマス橋(英語版)から飛び降り自殺してしまい、監督の遺作でもある。
2001年5月にオハイオ州で発生したCSX8888号暴走事故を元に制作された映画。
CSX8888号暴走事故
CSX8888号暴走事故(別名クレイジーエイツ事故)は、2001年にアメリカ・オハイオ州で発生したCSXトランスポーテーションの貨物列車が暴走した事故で、SD40-2型機関車と47両の貨車が機関士不在の状態で最高51mph(82km/h)にて約2時間暴走し、最終的に追いついた別の機関車を後部に連結して停車させた。
発火燃料と強い有毒化学物質を大量に積んだ列車が、運転手のブレーキ操作ミスにより、無人のまま走り出し、このまま走り続けると、1時間40分後に脱線して、街が大惨事の事態に…。
上層部は被害額の大きさを気にして、初動が遅れ、被害を最小限に留めるチャンスを逃す。
さらに株価と賠償額を気にして、決断力、行動力に欠ける作戦を実行し、失敗していってしまう…。
どうにもならない事態に、自らの命をかけて列車を止めるべく、立ち上がったのが、会社から強制解雇を通告されたベテラン機関士と新米車掌。
その理由は、会社を救うためではなく、愛する家族を列車事故の被害から守るため。
ハラハラドキドキしながら1時間40分の上映時間を楽しめる作品。
暴走列車が引き起こすパニックを描いたディザスターアクション。整備員のミスが原因で化学薬品を積んだ貨物列車が暴走する事故が発生。同じ路線に居合わせたふたりの機関士が、惨事を食い止めようと奔走する。 (「キネマ旬報社」データベースより)