月のこよみ 2024
誠文堂新光社は、2023年10月11日(水)に、相馬充氏監修でほっこり、かわいいイラストが毎年大人気の365日毎日の月の変化を感じながら、日々を過ごすのが愉しくなる一冊「月のこよみ 2024」を発売した。
はるか大昔、太陽が時計の役割をはたしていた一方で、月はこよみの役割を担っていた。
毎日変化する月の形、朔 (新月)→上弦→望 (満月)→下弦→朔といった「朔望月(満ち欠け)」のサイクルを1ヵ月と数えていた旧暦では、月の変化は日々の生活に直接結びついていた。
「月のこよみ2024」では、満ち欠けの様子が一目でわかる2024年の「月の満ち欠けカレンダー」をはじめ、旧暦、二十四節気、毎日の月の出没時刻、毎月の星空、古来日本での月の呼び名など役に立つ情報を掲載している。
また、毎月それぞれ、その月に見ておきたい美しい月が見られる「おすすめお月見日和」の項目では、美しい月が見て楽しめる日時と、その様子を紹介。
「十五夜のお月さま」とよばれる中秋は、9月17日。
「後の月」とよばれる「十三夜」は、10月15日。
その2日後の10月17日の満月は、2024年のスーパームーンとなる。
スーパームーンの大きな月が南寄りの東の空から昇り、夏の夜空でいつもより30%も明るく、そして大きく輝く。
月は、天体望遠鏡や双眼鏡などの特別な道具がなくても、誰もが眺めて愉しめる身近な星。
その存在を感じ、毎日ぼんやりと月を眺めるだけでも心が落ち着き、ゆとりのある時間を有意義に過せるようになる
2024年はうるう年。
1年366日、毎日姿を変えていく月を実際に眺めて、愉しんでみてはいかがだろうか。
相馬 充Profile●国立天文台。専門分野は位置天文学・歴史天文学。主な著書に『天文年鑑』(誠文堂新光社)などがある。
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