柔道の真髄 道と術
誠文堂新光社は、2023年10月31日に、十段・三舩久蔵氏生誕140周年として1965年に刊行された実践書「柔道の真髄 道と術」の復刻版で誠文堂新光社の名著復刻シリーズ第一段「柔道の真髄 道と術」を発売した。
柔道史に名を刻む十段・三舩久蔵氏氏の生誕140周年を記念して、1965年に刊行された決定版「柔道の真髄 道と術」が復刻。
「柔道の真髄 道と術」は、概論と技術の2部構成であり、三舩十段が自ら被写体となり、連続コマ撮り写真約1000枚で技術を解説している。
この出版企画は、誠文堂新光社の創始者・小川菊松氏が 1952年の欧米視察旅行で、柔道研究が海外で盛んであることを知り、三舩十段と直接交渉して実現した企画。
柔道の世界的な普及に大いに貢献した名著となる。
初版は1954年5月に刊行された「柔道教典 道と術」。
その10年後には、東京オリンピック(第18回)で柔道が正式競技に採用された。
改訂に際しては、用字用語を見直し、新たな解説文を加え、三舩十段自らが内容を確認。
1965年1月に三舩十段は残念ながら亡くなり、この改訂版の刊行を見届けることはなかった。
この復刻版は、柔道愛好者はもちろん、 武道に興味を持つすべての人々にとって貴重な一冊となるだろう。
また同じ内容で世界で刊行された英訳本『The Canon of Judo Classic Teachings on Principles and Techniques』も同時刊行となる。
三舩久蔵Profile●1945年(昭和20年)講道館最高位の十段を授けられ名人の称を受ける。柔道創始者である嘉納治五郎の理論を実践し、柔道の神様とも称された。出身地の岩手県久慈市に三船十段記念館がある。1883年(明治16年)~ 1965年(昭和40年)。
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