日本の淡水魚図鑑
誠文堂新光社は、2021年9月14日(火)に、水中写真家の田口哲氏による写真・解説とともに北里在学名誉教授・井田斎氏が監修を担当した、淡水魚が生息する環境で撮影した美麗な生態写真を元に220種以上の淡水魚の生態、生息環境を紹介した「日本の淡水魚図鑑」を発売した。
「日本の淡水魚図鑑」は、フィールドに持ち出して使える使い勝手の良い日本の淡水魚図鑑についてまとめた図鑑。
「淡水魚識別図鑑」(誠文堂新光社刊)の著者・水中写真家の田口 哲氏による写真・解説とともに、監修を井田 斎さん(北里在学名誉教授)が担当した一冊。
日本で見ることのできる主な淡水魚を約240種、淡水魚が生息する環境で撮影した生態写真を元に解説し、魚の体の特徴、生息域や分布状況、習性のほかに、「類似種との見わけるポイント」となる特徴的な部分についても紹介。
種類によっては、稚魚・幼魚・成魚などの特徴を解説し「観察」のポイントも紹介します。また、レッドリスト(絶滅危惧種)のカテゴリー分けや外来生物種指定種など、淡水魚の保護について役立つ情報を掲載した。
他にも、淡水魚の生息する日本の河川や河口の淡水域や汽水域で撮影した、生息環境や習性がわかる写真も豊富に掲載。水が濁って透明度の悪い場所に生息するようなドジョウなどは水槽で撮影し、その体の模様がよく判別できるように撮影。
淡水魚の生態、生息環境について網羅。
フィールドでこの一冊があれば、淡水魚の観察に役立つだろう。
田口哲Profile●NAUI潜水教師協会を設立。水中記録家としてデビュー後、水中の魚介類を中心に撮影を続ける。主な著書に「日本の魚(海水編)(淡水編)」(小学館刊)。近年は「Yahoo!きっず図鑑」の魚類分野を担当。
井田齊Profile●北里大学海洋生命科学部名誉教授。主要研究テーマは魚類分類学、水産資源学。 著書に「魚の事典」(東京堂出版)「小学館の図鑑NEO魚」(いずれも共著)など多数。
「日本の淡水魚図鑑」目次
はじめに/本書の使い方/魚の体と名称/掲載した淡水魚の分類/淡水魚のすむ環境(源流/上流・中流/下流・河口/干潟/池・湖沼/水田・水路)/体形による簡易検索
サケ目/キュウリウオ目/コイ目/ナマズ目/ウナギ目/カライワシ目/トゲウオ目/ダツ目/スズキ目/カサゴ目/ボラ目/ニシン目/トウゴロウイワシ目/カダヤシ目/ヤツメウナギ目/タウナギ目/チョウザメ目/カレイ目/フグ目
用語解説/日本の淡水魚を取り巻く環境/絶滅危惧種リスト/主な外来種リスト/目別索引/種名索引/参考文献・Webサイト
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