激変!アニメーション環境 平成30年史+1
インプレスグループで電子出版事業を手がけるインプレスR&Dは、真狩祐志氏著書による、個人の制作するアニメーションの平成30年史。「激変!アニメーション環境 平成30年史+1」を発売した。
真狩 祐志Profile●取材・執筆の合間に機を見て企画などを行っている。ASIAGRAPH2009セミナー「2000年代の個人制作アニメーションと環境変化」(デジタルコンテンツエキスポ2009内)、東京国際アニメフェア2010シンポジウム「個人発アニメーションの15年史/相互越境による新たな視点」、イザナイツ ISA-NIGHTS Ikebukuro Special Animation Nights(池袋シネマ・ロサにて2018年に開催)ほか。
「激変!アニメーション環境 平成30年史+1」発行主旨・内容紹介
個人の制作するアニメーションの平成30年史。IT技術やインターネットの発展などによる環境の変化で、個人のアニメはどう変わっていったかをインタビューを交えて明らかにする。
アニメは長編やテレビシリーズの話題がメインなので、その外側で起こっている出来事の様子がなかなか伝わらないが、「激変!アニメーション環境 平成30年史+1」は、それら以外なので痒いところに手が届く。
また、もともとアニメ業界では意味がカブっている用語が多かったところに、デジタル化によってIT、CG、ゲーム業界などの用語が流入し「翻訳作業」が発生した。アニメ業界以外で「アニメーション」という言葉が使われている業界と照らし合わせることで課題点を浮かび上がらせる機会になるだろう。
「激変!アニメーション環境 平成30年史+1」は、次世代出版メソッド「NextPublishing」を使用し、出版されている。
1990年代から振り返って感じる3DCGの状況 笹原和也
自主制作で頑張ってもネコ動画に勝てない時代 ロマのフ比嘉
自主制作経験者のテレビシリーズ監督年表
アカデミー賞ノミネートの前と後で感じた変化 山村浩二氏
「激変!アニメーション環境 平成30年史+1」目次
・アニメとアニメーションで異なる情報収集
・アニメとアニメーションの違いで実感したギャップ 津堅信之
・三者三様『ほしのこえ』『スキージャンプ・ペア』『頭山』の3年
・1990年代から振り返って感じる3DCGの状況 笹原和也
・自主制作で頑張ってもネコ動画に勝てない時代 ロマのフ比嘉
・自主制作経験者のテレビシリーズ監督年表
・『アオイホノオ』作中の時代から20年後の卒業生 博史池畠
・『月のワルツ』からテレビシリーズ監督へ いしづかあつこ
・セルアニメーションはコマ撮りから概念に
・アカデミー賞ノミネートの前と後で感じた変化 山村浩二
・アニメーションと実写が競い合う世界3大映画祭へ 水江未来
・カットアウトアニメーションで見えてくる認識の変遷
・今はFlashアニメとは言わないようにしている FROGMAN
・デジタル作画を取り巻く問題と環境変化 りょーちも
・制作ソフトと環境の攻防・興亡30年
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激変! アニメーション環境 平成30年史+1 (OnDeck Books(NextPublishing))
- 作者:真狩 祐志
- 発売日: 2020/07/31
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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