世界で一番美しい野生ネコ図鑑
誠文堂新光社は、2021年1月12日(火)に、水口博也氏、秋山知伸氏著書による、世界の野生ネコの野生下での魅力的な写真を網羅した、生態や行動についての豊富な解説も加えたビジュアル図鑑「世界で一番美しい野生ネコ図鑑」を発売した。
野生ネコ、とりわけライオンやヒョウ、ジャガーなどのBig Catたちは、それらを目にする誰もの心をひきつける。
彼らが射るような視線で獲物をみすえ、息を殺し弓をひきしぼるときの緊張感で忍びより、一瞬の間をおいたあと弓と解き放つかのように飛びかかる猛々しいさまと、安心しきって親に甘える子どもたちの、どこまでも愛おしく思える仕草や表情との際立った二律背反性こそが、彼らの最大の魅力。
「世界で一番美しい野生ネコ図鑑」は、世界中のすぐれた写真家によって撮影されたライオンやトラ、ヒョウやチーター、ジャガーを含む数多くの種の貴重な生態写真をダイナミックに構成し、類書を圧倒する写真集であると同時に、世界で活躍するフィールドワーカーたちからの、野生ネコの生態についての貴重な情報も網羅した百科でもある。
野生ネコの親子の愛らしい姿に癒やされ、一瞬の動きをとらえた写真に驚嘆、厳しい自然のなかで生きる姿に憧れさえ抱く、見応えのあるヴィジュアル図鑑として、動物ファン、自然写真ファンのみならず、多くの自然愛好家の目と心を魅了するだろう。
最新の遺伝子解析から再編成された分類についての知見も必見となる。
水口博也Profile●1953年生まれ。京都大学理学部動物学科卒業後、出版社にて自然科学系の書籍の編集に従事。1984年フリーランスとして独立。以来、世界中の動物や自然を取材して数々の写真集を発表。1991年『オルカ アゲイン』で講談社出版文化賞写真賞受賞。著書に『世界で一番美しい シャチ図鑑』『世界で一番美しい クジラ&イルカ図鑑』『世界で一番美しい ペンギン図鑑』『ペンギンごよみ365日』『シャチ生態ビジュアル百科』『クジラ&イルカ生態ビジュアル図鑑』『イルカ生態ビジュアル百科』など多数。
秋山知伸Profile●1973年生まれ。国際基督教大学教養学部理学科を卒業後、京都大学院博士課程単位取得退学。専攻は生態学。卒業後はフリーランスとして各種の野生生物調査に携わる。2012年から2年間、ウガンダの環境影響評価のためJICAの専門家として派遣される。野生動物写真家、国内外の自然を案内するツアーガイドも行う。 著書『ネコ科大型肉食獣の教科書』『BIG CATS』『神の獣 雪豹 ―The Eidolon, Snow Leopard』ほか。
「世界で一番美しい野生ネコ図鑑」目次抜粋
Big Catへの憧れ
アフリカの大型ネコたち
ライオンの進化と栄枯盛衰
黒いヒョウと白いトラ
パンタナルのジャガー
ピューマの生態と保護
トラの現状と保全
ユキヒョウの現状と保全
島にすむ日本のヤマネコ
ネコ科動物に蓄積する有害化学物質
ネコ科動物の進化
ネコ科分類リスト
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