東京バックビート族 林立夫自伝
インプレスグループで音楽関連の出版事業を手掛けるリットーミュージックは、昭和の東京を舞台に、後に日本のポップスの土台を形成する音楽家達との出会いの中で、 自らの音楽観を追求し、葛藤しながらもしなやかに時代を駆け抜けた今なお音楽シーンの最先端を走り続ける林立夫氏の半生記「東京バックビート族 林立夫自伝」を2020年2月21日に発売した。
「東京バックビート族 林立夫自伝」は、1970年代初頭から、現在に至る日本ポップスの新たな"起点"となり活躍し続けてきた名ドラマー、林立夫氏の自伝。50's少年期から60's学生時代、小坂忠氏や松任谷正隆氏らと組んだフォー・ジョー・ハーフを端緒に、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレーを経てスタジオ・ミュージシャンとして一時代を築き、80年代"引退"にともなう第二の人生、そして、90年代の復帰から現在の活動まで、あらゆる時代を通して、いかにして音楽的な創造力やセンスを培い、どんな想いで各時代を駆け抜けてきたかを、林立夫氏自身の語りによって明らかにする。青山育ちである林立夫氏が様々な人間関係を築いた"昭和・東京"、そこには、50'~60'sのR&Rやポップス="バックビート・ミュージック"に多大な影響を受けた"ギャング"たちがいた。彼らがその後、日本のポップス界に残してきた功績はあまりにも大きい。荒井由実氏、大滝詠一氏、大貫妙子氏、鈴木茂氏、高橋幸宏氏、細野晴臣氏、矢野顕子氏など、第一線のアーティストと共に、日本ポップスにグルーヴを刻み込んだ最重要人物である林立夫、その存在と生き方に今こそフォーカスするべきである。
林立夫Profile●1951年5月21日生まれ、東京都出身。12才から兄の影響でドラムを始める。1972年より細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆とキャラメル・ママで活動を開始。その後、ティン・パン・アレーと改名し、荒井由美、南佳孝、吉田美奈子、いしだあゆみ、大滝詠一、矢野顕子、小坂忠、雪村いずみ、スリー・ディグリーズらの作品に携わる。70年代、パラシュート、アラゴンなどのバンドで活躍するが、80年代半ばに音楽活動休止。96年、荒井由実 The Concert with old Friends で活動再開。99年から始まったイベント「GROOVE DYNASTY」の企画・プロデュースを担当。2000年には25年ぶりに細野晴臣、鈴木茂と「TIN PAN」結成。2002年、音楽レーベル〈SOFT EDGE〉を設立。現在は細野晴臣、小坂忠、大貫妙子、矢野顕子、等の作品・ツアーに参加。2015年、世界的に活躍するドラマー沼澤尚と共に高橋幸宏、鈴木茂、他が参加するカヴァー・ユニット「AFTER SCHOOL HANGOUT」を結成。
「東京バックビート族 林立夫自伝」CONTENTS
第1章:立夫の素(1950's~early 60's)
第2章:気づいたらレコーディング・ミュージシャンに(late 60's~early 70's)
第3章:キャラメル・ママ~ティン・パン・アレー
第4章:スタジオ・ミュージシャン繁忙物語
第5章:人生の第二幕
第6章:一度自転車に乗れたら忘れない!?
第7章:東京バックビート族から次世代の日本バックビート族へ
「東京バックビート族 林立夫自伝」対談
高橋幸宏×林立夫
沼澤尚×林立夫
伊藤大地×林立夫
「東京バックビート族 林立夫自伝」に登場する人たち
荒井(松任谷)由実、安藤芳彦、今井裕、上原裕、内沼映二、遠藤賢司、大滝詠一、小原礼、大村憲司、金延幸子、かまやつひろし、カルロス・サンタナ、桑名晴子、桑名正博、小坂忠、小林泉美、今剛、斎藤ノヴ、坂本龍一、佐藤博、鈴木茂、高橋幸宏、高水健司、寺尾聰、中山ラビ、沼澤尚、深町純、ブレッド&バター、細野晴臣、マイク・ダン、松任谷正隆、松原正樹、MANNA、南正人、南佳孝、村石雅行、村上"ポンタ"秀一、矢野顕子、山本耀司、吉沢典夫、吉田拓郎、吉田美奈子、吉野金次(五十音順) and more
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