- Monotypeの「Helvetica Now Variable」「Nike365」「Cotford」「Shorai Sans」「Touvlo」がデザイン・クリエイティブの分野で権威ある賞を相次いで獲得
Monotypeの「Helvetica Now Variable」「Nike365」「Cotford」「Shorai Sans」「Touvlo」がデザイン・クリエイティブの分野で権威ある賞を相次いで獲得
Monotype は、2022年度ファスト・カンパニー「イノベーション・バイ・デザイン賞」、2022年「デザイン&アートディレクション(D&AD)賞」、2022年「レッド・ドット・デザイン賞」、2023年「コミュニケーション・アーツ・タイポグラフィ・コンペティション」、2023年「日本タイポグラフィ年鑑」で受賞・入賞したことを2022年12月22日に発表した。
▼Monotypeクリエイティブ・タイプディレクター・Charles Nix氏のコメント
「今回このような評価を得たことで、受賞した Helvetica Now Variable、Nike365、Cotford、Shorai Sans、Touvlo の細部へのこだわりと独創性が一層際立つことになりました。どれも名実ともに優れたデザイナーによる世界最高水準の書体であり、国際的に認められたのは素晴らしいことです。書体はブランドアイデンティティを決める極めて重要な要素です。今回の受賞で、こうした優れた書体がクリエイターの皆さんにもっと知られるようになることを願っています」
「Helvetica Now Variable」が2022年ファスト・カンパニー「イノベーション・バイ・デザイン」賞受賞
Monotypeのバリアブルフォント「Helvetica Now Variable」が、米ビジネス誌『ファスト・カンパニー』主催の2022年度 「イノベーション・バイ・デザイン賞」のグラフィックデザイン部門でファイナリストに選出された。
「Helvetica Now Variable」は、最先端のフォントファイル1つに100万通りを超えるスタイルが収録されています。デザイナーやブランド、一般のユーザーにとっては組み合わせ次第で無限の表現が可能になり、これまでにない動的なタイポグラフィや、非常に精巧な文字レイアウトが実現できる。
「Helvetica Now Variable」は、2019年にリリースされた「Helvetica Now」の単なる第2弾ではなく、計り知れない深みと奥行き、可能性を秘めた、新たなタイポグラフィの表現方法を切り開いていく。
▼ファスト・カンパニー誌編集長Brendan Vaughan氏のコメント
「今年の受賞者の分野はヘルスケア・インターフェースから自律走行技術まで、多岐にわたりました。すべてに共通するテーマは永続性です。私たち編集者と審査員が注目した製品は、一時の消費文化に逆行するものであると同時に、デザインに対するより大きなビジョンを示しています」
2022年で11年目を迎えるイノベーション・バイ・デザイン賞は、デザイン界で非常に注目されている賞であり、さまざまな優良企業やスタートアップ企業、意欲的な若手クリエイターたちが参加している。
「Nike365」が2022年「D&AD賞」受賞
毎年、広告、デザイン、クラフト、文化、インパクトの各部門で最優秀作品を決める「D&AD賞」で、Monotypeの手がけた「Nike」初の中国語カスタムフォント「Nike365」 が2022年度のウッドペンシル (銅賞)を受賞。
8,503文字を収録したNike365は、複雑な文字を使う中国語としては珍しく、また実装も難しいウルトラヘビーとコンデンストの2つのスタイルが人目を引くデザインとなっている。
今回の受賞は、Monotypeが妥協のない高い基準と独創性でフォントを開発し、世界的に展開していることをあらためて示すものとなった。
「D&AD賞」は、1962年以来、デザインと広告分野における優れた作品を表彰しています。世界最高峰のクリエイティブ賞であり、受賞作品について世界中のクリエイターが学び、議論し、模倣し、参考にする、クリエイターにとっては憧れの賞となっている。
「Helvetica Now Variable」、「Cotford」、「Shorai Sans」が2022年「レッド・ドット・デザイン賞」受賞
Monotypeの「Helvetica Now Variable」、「Cotford」、「Shorai Sans」が「レッド・ドット・デザイン賞」ブランド&コミュニケーションデザイン部門でレッド・ドット賞を獲得。
いずれも高いデザイン性が評価されての受賞となる。
世界的に活躍するデザインの専門家が審査員を務めるレッド・ドット・デザイン賞での受賞は、Monotype のフォントラインナップの信頼性と独創性をさらにアピールする機会となった。
21世紀的なデザインの「Cotford」は、フォントテクノロジーのトレンドを捉え、未来の可能性を表現した書体。
また、「Shorai Sans」は、知的な印象の幾何学的サンセリフで、日本語タイポグラフィの新しい地平を切り開く書体。
レッド・ドット・デザイン賞は、世界最大級のデザインコンペティションであり、「レッド・ドット」という称号は、優れたデザイン品質の代名詞として世界的に認められている。
「Touvlo」が2023年「コミュニケーション・アーツ・タイポグラフィ・コンペティション」 受賞
Monotypeの新書体「Touvlo」が、米ビジュアル・コミュニケーション誌『コミュニケーション・アーツ』主催の「第 13 回コミュニケーション・アーツ・タイポグラフィ・コンペティション」で入賞を果たした。
「Touvlo」は、古典的な書体を現代的に解釈し、初期のイギリスのグロテスク書体の雰囲気を巧みに取り入れながら、生き生きとした個性とエネルギーを放つ書体となる。
コンペティションでは応募総数1,112作品の中からタイポグラフィ、書体デザイン、カリグラフィ、ハンドレタリングでの優れた作品137点が選ばれました。コミュニケーション・アーツ賞はデザイン業界有数の権威ある賞で、世界の第一線で活躍するデザイナーが審査員を務めている。
「Shorai Sans」が「日本タイポグラフィ年鑑2023 タイプデザイン部門 ベストワーク賞」受賞
Monotypeの新書体「Shorai Sans」が「日本タイポグラフィ年鑑2023 タイプデザイン部門 ベストワーク賞」を獲得した。
日本タイポグラフィ年鑑を1991年から毎年発行している日本タイポグラフィ協会は、デザイナーや研究者、教育者など200人を超える国内外の個人会員と法人会員で構成されている。
作品は広く海外からも一般公募で受け付け、タイプフェイス、ロゴタイプ・シンボルマーク、VI、グラフィック、エディトリアル、研究・実験など10のカテゴリーを設け、全作品の中から「グランプリ」1点、各部門ごとに「ベストワーク賞」、「審査員賞」が授与される。
年鑑は2023年4月に発行される予定。
受賞フォント「Helvetica Now Variable」「Cotford」「Shorai Sans」「Touvlo」詳細はこちら
▼Helvetica Now Variable
▼Cotford
▼Shorai Sans
▼Touvlo