mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

Shorai SansがRed Dot Design Award 2022受賞

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Shorai Sansが2022年度グッドデザイン賞に続いてRed Dot Design Award 2022を受賞

Monotypeは自社の日本語書体「Shorai Sans」が2022年度グッドデザイン賞に続いて、世界三大デザイン賞のひとつである「Red Dot Design Award 2022」のBrands & Communication Design 部門において、Red Dot Award を受賞したことを2022年10月28日に発表した。

 

▼Shorai Sans特設サイト

shorai-sans.net

 

Red Dot Design Award について 

1955年に創設され、 IF Design Award、International Design Excellence Awards(IDEA)と並ぶ世界三大デザイン賞の一つで、国際的に権威のあるデザイン賞です。ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター(Design Zentrum Nordrhein Westfalen)が主催している。Product Design、Brands & Communication Design、Design Concept の3つの部門に分かれ、毎年約70の国や地域の企業、組織、デザイナーから20,000件を超える応募があり、年に一度、デザインの専門家により審査される 

今回受賞した Brands & Communication Design とは、ブランドデザイン、キービジュアル、ロゴデザイン等の分野での功績に対して授与される部門で、受賞作品は2022年10月28日から Red Dot Design Award の公式ホームページでオンラインにて確認できる。 

▼Red Dot Design Award ウェブサイトでの紹介ページ

www.red-dot.org


Shorai Sans 概要   

AvenirR Next [*1]の造形的要素を持つ日本語書体「Shorai Sans」は、たづがねR角ゴシック、たづがね角ゴシック Info に続き、約3年の開発期間を経て完成。
幾何学的でシンプルな美しさと読みやすさが特徴の書体となる。
付属欧文には和文にあわせてサイズや位置を調整した Avenir Next を採用し、和欧混植に最適化した。
たづがね角ゴシック同様、和文と欧文を別々の書体から選ぶ必要がなく、Shorai Sans 単体で美しく読みやすいテキストを組むことができる。   

 

[*1] アドリアン・フルティガー氏と Monotype クリエイティブタイプディレクターの小林章が共同制作した書体ファミリー。オリジナルの Avenir を改刻、ウェイト数を大幅に増やし、OpenType フォントとして2004年に発売。  

 

Shorai Sansの特徴  

youtu.be

 

文字の線をできるだけ整理し、骨格を極限まで単純化。線を均一に保つことで、すっきりと読みやすい明快な形を目指して設計された。シンプルで見やすい文字は、印刷物のほか、スマートフォンやタブレット端末などのデジタルデバイス、建物や標識のサインまで、幅広いニーズに対応している。  
文字の太さは超極太から極細までの10種類。
最も太いウェイトの Heavy では、複雑な輪郭線を整理し、Monotype 初の超極太の日本語書体を実現した。  

通常の単体ウェイトに加えて、文字の太さや幅などをユーザー側で自由に調整できるバリアブルフォントを採用し、ウェイト間の太さも調整できる。
ウェブサイトや映像などのスクリーン上で動きのある文字表現も可能。
 
デザイン開発はMonotypeの小林章氏、土井遼太氏、そして書体デザインの第一人者である中村征宏氏によって行われた。基本となる漢字400字ができる頃、Monotype の日本、香港、ドイツオフィスの書体デザイナーとエンジニア、そして中村氏が香港に集まり、1週間ほど一緒に書体制作した。日本語書体の制作では、書体デザインを終えてからエンジニアにバトンタッチするのではなく、両方を同時に進めた方が効率的であると過去の経験から学んだためです。将来の字種拡張も考慮し、最初から多国籍メンバーで開発を進め、世代や文化を超えたコラボレーションとなった。人間らしい自然な筆の動きをイメージしたたづがね角ゴシックに対し、Shorai Sans は「何も足さない『素』のかたち」をテーマに、読みやすくクリーンで理知的な印象の書体に仕上げられた  

書体名の「Shorai(ショウライ)」は、松の枝を吹き抜ける風やその音の意味である「松籟」に由来しています。茶道では茶釜の湯がたぎる音を意味し、日本的で優雅な響きのある名前です。誰でも発音しやすく、世界中の方々にお使いいただける日本語書体です。 

 

Shorai Sans概要

▼製品名称

Shorai Sans(ショウライ・サンズ) 

 

▼発売日

2022年2月22日 

 

▼価格

・1ウェイト $179
・ファミリーパック $999 

 

▼デザイナー 

小林章氏、土井遼太氏、中村征宏氏、Monotype Studio 

 

▼見本帳ダウンロード

shorai-sans.net


▼Shorai Sans Heavy無料ダウンロード

www.monotype.com


▼MyFonts販売ページ 

Shorai Sanswww.myfonts.com

 

▼MyFonts バリアブル版

Shorai Sans Variablewww.myfonts.com

 

販売店各社(Aflo Mall、Designpocket、Font Factory、Font Garage、SDG)からも購入できる。 

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