中央アジア・遊牧民の手仕事 カザフ刺繍
廣田千恵子氏、カブディル・アイナグル氏著書による、 今、世界の手仕事好きに大注目されている、中央アジアの大胆な色づかいとデザインの「カザフ刺繍」の世界初の図案付き技法書「中央アジア・遊牧民の手仕事 カザフ刺繍」が誠文堂新光社から2019年8月9日(金)に発売された。
中央アジアを舞台にした大ヒット漫画『乙嫁語り』(森薫著)をはじめ、いま世界の手仕事好きの注目を集めるのは断然、中央アジア。「中央アジア・遊牧民の手仕事 カザフ刺繍」では、モンゴルの遊牧民族「カザフ」に受け継がれてきた色鮮やかな刺繍が図案付きで紹介されている。
ウズベクのスザニ、インドのミラー刺繍、トルコのオヤ…、アジア各地に受け継がれる伝統の手仕事は、手芸ファンを魅了してやまない。
モンゴル国の西端に位置するバヤン・ウルギーには、「カザフ」といわれる遊牧民族が、今も牧畜を営みつつ暮らしている。彼らは、遊牧、鷹匠、音楽、装飾など多くの独自文化を守り、発展させてきた。そんなカザフの人々が愛しい家族のために制作する美しい刺繍。
現地では壁掛け布(トゥス・キーズ)として使用されているが、その大胆なデザインと色鮮やかさは圧巻の美しさ。
そんなカザフ刺繍の世界初の図案付き技法書として、小ぶりでシンプルなモチーフから、複数のモチーフを組み合わせた大ぶりなデザインまで、全て図案付きで紹介される。
基本的な作り方は、写真と説明でわかりやすく解説しながら、手持ちの服や小物にアレンジする方法まで幅広く網羅。その大胆なデザインは、一見難しく見えるかもしれないが、技法自体は大変シンプルなもの。刺繍枠は画材用のキャンパス枠、刺繍針はレース編み用のかぎ針と、日本で手に入る手芸材料で作ることができるので、刺繍初心者でも安心して始められる。
現地の美しい写真と文化背景を楽しみながら、実際に作品を作ることができる構成は、
世界の手仕事、手芸ファンはもちろん、文化資料としても活用いただける保存版となっている。
廣田千恵子Profile●千葉大学大学院博士課程在籍中。専門は文化人類学。モンゴル国バヤン・ウルギー県に2年留学し、カザフ人と生活を共にすることで彼らの文化を学ぶ。特に遊牧民の手芸・装飾文化に関心を持ち、現地滞在中にカザフ刺繍の技法を習得。「カザフ情報局KECTE」を通じて、カザフ文化に関する情報を発信を行う。
▼Twitter(@Chieko_KECTE)
カブディル・アイナグルProfile●モンゴル国バヤン・ウルギー県在住のカザフ人。かぎ針刺繍を得意とし、様々な創作活動を行う。また、カザフの伝統的手芸技法を若い世代に教えるなど、その活動は多岐にわたる。2018年に初来日した際には、廣田氏と組んで日本各地でカザフ刺繍のワークショップを行い、多くの日本人にその卓越した技術を披露した
「中央アジア・遊牧民の手仕事 カザフ刺繍」目次抜粋
第1章 カザフ人の装飾文化と刺繍
第2章 カザフの伝統文様
第3章 華麗なるトゥス・キーズの世界
第4章 身近な服や小物に取り入れて
…他
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中央アジア・遊牧民の手仕事 カザフ刺繍: 伝統の文様と作り方
- 作者: 廣田千恵子,カブディル・アイナグル
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2019/08/09
- メディア: 大型本
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