理科の図鑑
誠文堂新光社は、2019年12月2日(月)に、お茶の水女子大学附属小学校理科部教諭・田中千尋氏監修による、小学生&中学生が知っておきたい生物・化学・物理・地学の範囲を一冊にまとめた科学図鑑の決定版「理科の図鑑」を発売する。
「理科の図鑑」は、多くの科学図鑑が植物図鑑、宇宙図鑑と分野別に分かれている中、全ジャンルの基礎を一冊にまとめた図鑑。
しかも、写真ではなく絵で徹底的に図解することにこだわって作られているので、仕組みや理屈を直感的に学ぶことができる。宇宙は好きだけど化学分野は苦手、生物は興味を持つのに、電気やエネルギーのページは大嫌い、という子供にピッタリ。
原著は英国で刊行された「How to be good at Science,technology & engineering」だが、科学の図鑑ではなく「理科の図鑑」というタイトルにしており、そのタイトル通り、日本の小・中学生が理科で習う内容を、この一冊で一気に学ぶことができる図鑑になっている。
最大の特長は、学習指導要領の範囲はカバーした上で、教科書の順番に準拠せず、その分野を理解することを考えたページ構成になっていること。
学習指導要領では1つの分野を数年かけて学ぶカリキュラムなため、教科書だけだと1つの知識が学年別に細切れになってしまうことがある。
例えば熱については小学校4年生である程度まで学習し、その先を学ぶのは小学校6年生まで待たなければならない。しかしこの本はエネルギーの基礎について、小学生レベルから中学生レベルまで同じ章にまとまっている。おかげで、1つの項目において小中学生が知るべき知識を、最初から最後まで、効率的に理解することができる。
中学受験対策では、このような学習を「串刺し学習」と呼んで、理科を得意にするための学習方法としてオススメされている。すでに得意な子にとっては、好奇心の流れを止めることなく、いつのまにか深い理解へとたどり着くことができるメリットが期待できる。
基礎知識プラスアルファとして、その分野がどのようなテクノロジーに活かされているかといったコラムや、その知識を活かした実験、観察アイデアについてもたくさん散りばめられている。理科という科目を身近に感じさせる工夫は、もっと知りたいと思わせるきっかけにもなるだろう。
原作は英国のものだが、日本語版を制作するにあたり、お茶の水女子大学付属小学校の理科教諭である田中千尋氏が監修し、日本の理科教育のプロ中のプロが中身を厳しくチェック。また、月刊誌『子供の科学』編集部が再編集しているので、グローバルな内容でも日本の子供たちがきちんと理解できるように配慮されており安心。もちろん、すべての漢字にふりがながふられており、低学年からどんどん読み進むことができる。
田中千尋Profile●お茶の水女子大学附属小学校理科部教諭。日本女子大学講師・理科教育担当。日々、子どもたちの好奇心を受け止める授業で、科学的な考え方や見方を広げている。また、理科の先生向けメールマガジン「日々の理科」を366日欠かさず発信し、探究力を高める実践を提案中。監修本は『しぜんとかがくのはっけん!366』(主婦の友社刊)など多数。日本理科教育学会では学会誌「月刊 理科の教育」にて連載中。
「理科の図鑑」目次
1 はじめに
2 生命
3 物質
4 エネルギー
5 力
6 地球と宇宙
用語集
さくいん
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理科の図鑑: 小学生のうちに伸ばしたい 世界基準の理系脳を育てる
- 作者: 子供の科学編集部,田中千尋
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2019/12/02
- メディア: 大型本
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