mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

核融合エネルギーについてわかりやすく解説した一冊

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図解でよくわかる 核融合エネルギーのきほん

誠文堂新光社は、2021年1月12日(火)に、「図解でよくわかる 核融合エネルギーのきほん」を発売した。

 

「核融合エネルギー」とは、海水から水素を取り出し核融合反応によりヘリウムに変えることにより得られる莫大かつクリーンなエネルギー。

核融合エネルギーが実現化することで、私たちの生活が大きく変わり、環境問題にもたいへん大きなインパクトを与えることができる。

夢のエネルギーとして、これまで多くのSF作品にも描かれてきたが、現在、実用化を目指して研究や実験が進められ、巨大かつ最先端の施設も、次々と建設されている。


「図解でよくわかる 核融合エネルギーのきほん」は、核融合という言葉は知っていても、どのようなものか具体的には知らない人、また、エネルギー問題や環境問題に興味のある人、ビジネスチャンスを狙う人、将来の研究者や教育者など、多くの人に読んでいただけるよう、科学的な解説に加えて、環境、ビジネス、教育等、様々な方面から核融合エネルギーというテーマにアプローチした一冊となる。

 

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「核融合エネルギーのきほん」出版委員会Profile●夢の核融合エネルギーの実現化のために活動を続ける。小川雄一(東京大学名誉教授、文部科学省 核融合科学技術委員会主査)、岡野邦彦(慶應義塾大学機械工学科(教授)を経て、現職は株式会社ODAC取締役。文部科学省 核融合科学技術委員会委員、同核融合開発戦略タスクフォース主査、天文年鑑執筆者)、笠田竜太(東北大学金属材料研究所 教授。文部科学省 核融合科学技術委員会核融合開発戦略タスクフォース委員)。

 

 

「図解でよくわかる 核融合エネルギーのきほん」目次

No.1 核融合実験炉ITER の建設 2
No.2 核融合実験炉ITER 完成時の透過図 4
No.3  2020 年3 月に量子科学技術研究開発機構・那珂核融合
研究所に完成した、日本の超伝導核融合実験装置 JT-60SA 6
No.4  自然科学研究機構・核融合科学研究所(土岐市)の
超伝 導核融合実験装置 LHD 8
No.5  大阪大学レーザー科学研究所の大型レーザー設備、
激光 ?号とLFEX レーザー 10
はじめに 12

第1章 核融合エネルギーとはなにか? 17
1-01 核融合エネルギーが拓く未来 18
1-02 人類のエネルギー利用の変遷 20
1-03 人類の進歩とエネルギーの話 22
1-04 ものが燃えるしくみを知る 24
1-05 水素は燃えるがエネルギー源にならない理由 26
1-06 太陽はどうして燃えているのか? 28
1-07 水素のもう一つの燃え方を知ろう 30
1-08 ほぼ無尽蔵の海水が燃料となる 34
1-09 恒星は核融合で輝いている 36
1-10 物質の第四の状態「プラズマ」を知る 38
1-11 日本の核融合試験装置JT-60Uでは、5.2億度を達成 40
1-12 宇宙のプラズマと星の関係 42
1-13 星とプラズマの輪廻 44
1-14 他のエネルギー源と比較してみよう 46

第2章 核融合エネルギー実現のために必要なこと 49
2-01 人知が生み出す新しいエネルギー資源となる 50
2-02 高温プラズマをいかに“閉じ込める”のか? 52
2-03 人工太陽、「地上の星」を作るために研究が進む 54
2-04 捩じれた磁力線で編んだトーラス装置 58
2-05 世界の最前線を行く大型プラズマ実験装置 60
2-06 核融合炉は巨大かつ強力な超伝導コイルの集合体 64
2-07 運動エネルギーを熱エネルギーに 66
2-08 熱さに耐える材料を求めて 68
2-09 燃料を自分で作り出す 70
2-10 燃料をたくさん作る材料 72
2-11 電子レンジと同じ原理で加熱する 74
2-12 アルファ粒子はプラズマ加熱後にヘリウム灰に 76
2-13 一億度のプラズマの計測と制御方法 78
2-14 熱を電気に変換する 80
2-15 遠隔装置での保守点検を行う 82
2-16 2050年を目指す核融合発電計画 84
2-17 レーザー核融合のしくみを知る 86

第3章 核融合エネルギーの安全と環境問題 95
3-01 人類文明と生態系を守るエネルギー政策 96
3-02 実用化に向けた開発計画について 98
3-03 核融合の「安心感」と「安全性」 100
3-04 すぐ停められ、早期に減衰が可能 102
3-05 廃棄物の種類と最少化について 104
3-06 核融合のエネルギー資源 106
3-07 核融合の燃料サイクルは所内で閉じる 108
3-08 エネルギー問題は環境問題と考えよう 110
3-09 電力系統の安定性に必要なことは? 112

第4章 核融合エネルギーとビジネスについて 115
4-01 エネルギー産業の過去と未来 116
4-02 「スタートアップ」という新しい仕事のかたち 118
4-03 核融合から生まれた新技術 120
4-04 世界では核融合ビジネスが始まっている 122
4-05 人類未踏技術への挑戦 124
第5章 教育現場で核融合の理解を深める 127
5-01 理科(物理・化学)と社会(歴史・経済・倫理)の調和と共創 128
5-02 30年先の研究者・技術者を目指して 132
5-03 核融合を学ぶことは宇宙を学ぶこと 134
5-04 核融合研究に取り組む大学 136
5-05 核融合研究に取り組む研究機関 138
5-06 核融合の知識を深めるための公式・計算式 140
5-07 核融合を学ぶ・体験する施設 142

第6章  核融合エネルギーが実現化するとどのような世の中になるのか 145
6-01 核融合と電気料金 146
6-02 核融合ロケット 148
6-03 火星まで90日以下で行ける 150
6-04 人類は太陽系から脱出できるのか 152

おわりに 154
核融合関連施設一覧 ~日本と世界の核融合関連施設・研究所紹介 156
用語解説 158
あとがき 162
さくいん 164
執筆協力者 166
謝辞 167
著者プロフィール 167

 

 

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