mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

語りの魔法使いラフィク・シャミの「言葉の色彩と魔法」

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言葉の色彩と魔法

西村書店は、人間の真理をえがきつづけるシリアの亡命作家ラフィク・シャミ氏著書、ロート・レープ氏絵、松永美穂氏訳による、シャミの文学のエッセンスが詰まったオールカラーの美しい1冊「言葉の色彩と魔法」を2019年5月20日発売した。

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1971年にシリアから亡命し、ドイツ語作家となったラフィク・シャミ氏は、1989年に出版した世界150万部超のベストセラー「夜の語り部」(松永美穂訳)で一躍成功を収め、以降も「空飛ぶ木」「蠅の乳しぼり」など30年にわたり作品を書きつづけてきた。

「言葉の色彩と魔法」では、「語りの魔法使い」とよばれるシャミのショートストーリー59編を収録。ダマスカスでの子ども時代の回想、メルヘン仕立ての短編、アラブ民族のメンタリティを風刺的に書いたものなど、書き下ろし5編を含む多彩なラインナップは、 絶妙なおかしみを漂わせながらも哲学的な視点で人間の真理をとらえてる。

そして、全編に添えられているのは、妻であり画家のロート・レープ氏が描いた美しい挿し絵。芸術家夫妻のコラボレーションによる、珠玉のオールカラー愛蔵版になっている。翻訳にはドイツ語圏の現代文学を主な専門に第一線で活躍する松永美穂氏。

訳を手掛けた松永美穂氏は「言葉の色彩と魔法」の「解説」で下記のように述べている。

アラビアン・ナイトさながらに次々と物語が繰り出されてくる。エピソードがエピソードを呼び、語り手と登場人物たちが織りなす豊饒な世界がそこに現出する。(中略)どこから読んでもいいし、くりかえし読んでもいい。

また、レビューでも絶賛の声が届いている。
「本からの贈りもの」
ヴァイルハイマー・タークブラット紙

「心の琴線に触れる物語がつまった美しい本」
ヨガ・カレントリー誌

「エスプリに満ちた物語たち」
ニュルンベルク・ニュース紙

「鮮やかな色彩と抽象的な絵が印象的。祖国を離れて暮らす不自由さと自由さ、家族への思いが溢れている」
教育関係者(NetGalleyに寄せられたレビュー)


著:ラフィク・シャミProfile●
1946年シリアのダマスカス生まれ。亡命後、1971年よりドイツ在住。1982年以降、作家として活動し、世界150万部のベストセラー『夜の語り部』や『空飛ぶ木』『蠅の乳しぼり』『モモはなぜJ・Rにほれたのか』『夜と朝のあいだの旅』『ミラード』(以上、西村書店)などを発表。ドイツ語圏におけるもっとも成功した作家のひとりである。作品は33の言語に翻訳されており、多数の賞を受賞。『片手いっぱいの星』(岩波書店)でチューリヒ児童文学賞を、近年には2010年に『愛の裏側は闇』(東京創元社)に対してIPPY(独立出版社書籍賞)ゴールドメダル賞を、2011年には忘却に抗し民主主義を支援する文学に対して贈られるゲオルク・グラーザー賞を受賞している。

絵:ロート・レープProfile●1955年ドイツのヴュルツブルク生まれ。大学でドイツ文学、哲学、社会教育学を学ぶ。外国人のためのドイツ語教師として2年間働いた後、ミュンヘンの市電の運転士を6年間務める。現在は作家・画家としてマインツ近郊に在住。1994年に『路面電車の女』、2001年に『水曜日はサウナのレディースデー』(ともに未邦訳)、2012年には3作目となる長編小説『ヒーロー 家族の肖像』(西村書店、2017年)を出版。最新作は2015年、『ドンキホーテの妹』(未邦訳)。

訳◆松永 美穂Profile●1958年愛知県生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門はドイツ語圏の現代文学・翻訳論・ジェンダー論。著書に『誤解でございます』(清流出版)、訳書には2000年に毎日出版文化賞特別賞を受賞した『朗読者』(新潮社)、『三十歳』(岩波書店)、『夜の語り部』『ナミコとささやき声』(ともに西村書店)など多数。絵本の訳書には2015年に日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞した『ヨハンナの電車のたび』、そのほか『キツネとねがいごと』『たいこたたきの少年』(以上、西村書店)などがある。

 

「言葉の色彩と魔法」目次より

讃歌/父のラジオ/よその習慣/神様が祖母だったころ/磔刑/子どもの裁判官/モダン・タイムズ/氷の船/一生のあいだ、よその国で/インクの染み ほか


「NetGalley(ネットギャリー)」にて、言葉の色彩と魔法のゲラが掲載中

NetGalleyサイトは下記

www.netgalley.jp

 

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1971年にシリアから亡命して約半世紀。著名なドイツ語作家となったラフィク・シャミは、世界で150万部のベストセラー『夜の語り部』や『空飛ぶ木』『蠅の乳しぼり』などのメルへンあふれる作品を発表し、今なお精力的に書き続けています。
シャミ文学のエッセンスの詰まった本書には、過去の作品から抜粋または一部を書き換えた54編に書き下ろし5編を収録。ダマスカスでの子ども時代の回想、メルヘン仕立ての短編、アラブの政治や民族のメンタリティを風刺的に書いたものなど、多彩なラインナップは、絶妙なおかしみを漂わせながらも哲学的な視点で人間の真理をとらえています。これら59編のショートストーリーすべてに、妻であり画家のロート・レープが絵を描いた珠玉の愛蔵版です。

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ラフィク・シャミ氏著書「空飛ぶ木 世にも美しいメルヘンと寓話、そして幻想的な物語」 

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ラフィク・シャミ氏著書「夜と朝のあいだの旅」

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ラフィク・シャミ氏著書、池上弘子氏訳による「夜と朝のあいだの旅」は西村書店から2002年7月10日に発売。  

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夜と朝のあいだの旅

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幼なじみからの一通の手紙に導かれ、アラビアへ向かうサーカス団長ヴァレンィンの旅を描く。それは、人生の黄昏から少年時代へ戻っていく冒険でもあった。ヘルマン・ヘッセ賞、シャミッソー賞受賞作家、初の長編。 

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ラフィク・シャミ氏著書「こわい、こわい、こわい? しりたがりネズミのおはなし」

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ラフィク・シャミ氏が文を担当、カトリーン・シェーラー氏が絵を担当、那須田淳氏が訳を担当した「こわい、こわい、こわい? しりたがりネズミのおはなし」は西村書店から2016年11月07日に発売。

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「コワイ」を探しに出かけた子ネズミのミナ。ライオンやカメに聞いても答えはみつかりません。ドイツの語り部・シャミのこころ絵本

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