ゲナポッポ
白泉社は、2020年10月30日にMOEのえほんとして「ゲナおもしろい!」とヨシタケシンスケ氏も推薦する、リハラタカシ氏の新作でシュールな味わいに満ちた絵本「ゲナポッポ」を発売した。
クリハラタカシProfile●1977年東京都生まれ。マンガ、イラストレーション、絵本、アニメーションなどで活躍。主な著者にマンガ『ツノ病』『ラッキーボギー』(青林工藝社)、『冬のUFO・夏の怪獣』(ナナロク社)、絵本『ぱたぱたするするがしーん』(福音館書店)、『これなんなん?』(くもん出版)、『とおくにいるからだよ』(教育画劇)、『こうえん』(偕成社)等がある。
「ゲナポッポ」内容紹介
絵本、漫画、イラストで幅広く活躍する著者・リハラタカシ氏の新作は、シュールな味わいに満ちた絵本。
謎の生物「ゲナポッポ」の人智を超えた発想と行動、けれどもなんだか飄々としたたたずまい、その不思議な魅力に、誰もが惹かれることうけあい。読めば読むほどくせになる一冊となる。
「ゲナポッポ」推薦コメント紹介
ヨシタケシンスケ氏(絵本作家・イラストレーター)
ああ。教えておくれ、ゲナポッポ。
ぼくは一体、何ポッポなんだ。
ゲナおもしろい!
ポッポ界の最高傑作!!
※本作帯にてコメントとイラスト付きで推薦
今日マチ子氏(漫画家・イラストレーター)
美しい色彩とナンセンスな世界の中で、「しずく」という作品が一番好きだ。
おかしいのに、悲しくなってしまう。
昔、水というテーマのうまい描き方とは
「一粒の雫から、大海にイメージを転じる」と教えられたが、
まさにその通りの広がりだ。
そして、「ゲナポッポ」には世界の真理に近づきそうで、
ギリギリ手前でわざと手を離すような弾力を感じる。
風船を押しているような。遊びを知っている人間のための本だ。
子ども達に見せると、「変な話!」「なんだこれ!」と笑うだろう。
そんな様子を見守りながら、大人は「子どもにはわからないよ!」と
密かに優越感に浸るのだ。
もしこの本を読んで深刻に黙りこくる子どもがいたら…
その子はもう、子どもじゃないのかもしれない。
ドーナツの穴という世界の中心を食べるゲナポッポと、世界の端で遊ぶ人間たち。
その中に、風船を押したり放したりしている子がいたら、
世界には真理が存在することを知っている要注意人物だ。
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