作陶に役立つ! 陶芸データブック
誠文堂新光社は、2021年6月3日(木)に、実用的な知識の他、作陶の楽しみについても紹介した、559種もの作陶データをもとに陶芸に関する知識を多数掲載した一冊「作陶に役立つ! 陶芸データブック」を発売した。
「作陶に役立つ! 陶芸データブック」は、趣味として長年陶芸に取り組んできた技術屋気質の著者・太邑圭氏が、様々な試行錯誤を経て得られた土や釉薬、焼成など、陶芸に関するデータをまとめた一冊。
「本になるぐらいの分量ね…」という、妻の一言がきっかけとなり一念発起。
作陶に身を置いている方々の参考になるだろうという気持ちがモチベーションとなり、今回出版の運びとなった。
章ごとに、ぐい呑み・カップ、皿・鉢、壺・オブジェに分け、それぞれたくさんのバリエーションの作品について作品解説・作陶時のデータを豊富なカラー写真と共に掲載しているので、作陶をする際のポイントがわかりやすくなっている。
また、コラムも多数充実しており、実用的な助けになるだけでなく、陶芸にふれる楽しみなどが随所に紹介されている。
週末陶芸をされる方、陶芸に興味のある方なら知っておきたい情報の詰まった一冊となる。
太邑圭Profile
1955年、静岡県沼津市生まれ。
1980年、東京工業大学大学院修了後、大手メーカーに勤務。研究・開発に携わり、事業の中国展開にも関わった。
1996年、三島市内美術館の陶芸教室にて陶芸を始め、その後、韮山の陶芸教室で技法を習得。三島市民展で二度受賞、地元ギャラリーでの二人展にて作品を発表。
2020年、圭工房を開設。
「作陶に役立つ! 陶芸データブック」目次抜粋
第一章 ぐい呑み、カップ
焼成条件の記載方法について/作品紹介/more data(ぐい?み、カップ作品データ)/土と釉薬/土と釉薬の絞り込み
第二章 皿、鉢への挑戦
皿、鉢の制作へ/作品紹介/more data(皿、鉢作品データ)
第三章 壺、オブジェ
壺、オブジェの制作へ/作品紹介/公募展に挑戦/more data(壺、オブジェ作品データ)
第四章 技法の習得
陶芸教室/私の作陶環境/自宅に電気窯を/電気窯での陶芸開始/電気窯を使いこなす
第五章 目指した陶芸
自分の陶芸へ/白土の皿、鉢/赤土の皿/三島手の皿、小鉢/白土、白絵土の作品
あとがき
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