やきものの科学
誠文堂新光社は、2021年5月25日(火)に、樋口わかな氏著書による、長く品切れだった人気作「『焼き物実践ガイド」を、ビジュアルも一新し新版化した、科学的な視点から作陶にあたって重要な知識を徹底解説した作陶家、陶芸指導者必読の一冊「やきものの科学」を発売した。
「やきものの科学」では、「やきものとは何か」という根源的な問いから始まり、基礎原料の解説、焼成のメカニズム、釉薬の特徴や調整など、作陶にあたって知っておきたい知識を紹介した、化学的なアプローチで「やきもの」を説明した、画期的な一冊。
自分で釉薬の調合をする人には欠かせない三角座標やゼーゲル式の考え方・求め方や、起こりやすいトラブルの原因と防止法、粘土の解コウ、凝コウについてなども、平易な言葉と豊富な図表で解説。索引付きなので、いつでも簡単に調べることができる。
陶芸技術の指導者や作陶家、陶芸原料を扱うショップや美術館、博物館など、幅広い知識が求められる人に好適な一冊となる。
樋口わかなProfile●1951年東京都生まれ。1969~75年まで東京品川区の鷹美術研究所や屋久島焼窯元で学ぶ。1982年メキシコに移り、陶器技術の指導にあたり、2008年帰国。2016年より茨城県立笠間窯業大学校講師。教育機関での指導に加え、講演や陶器公募展の審査員などを務める。また、現代陶器彫刻作家として展覧会を開催するなど活動中。
「やきものの科学」目次抜粋
カラー口絵(釉薬調合例の焼成サンプル)
1章:やきものを地学で科学する
2章:やきものの成形と化学変化
3章:やきものの焼成と化学変化
4章:釉薬の基本と調合
5章:釉薬の原料
6章:釉薬トラブルの原因と防止方法
7章:化粧土
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