こぎつねチロンの星ごよみ
誠文堂新光社は2019年10月15日(火)に日下熊三氏著書による、星のことや珍しい天文現象などがよく分かる、小学生に読んでほしい星の物語「こぎつねチロンの星ごよみ」を発売した。
とても美しい星空の下が舞台となる研究所では、一年中、こぎつねのチロンと森の仲間たちや、動物とお話ができるひげくま先生といった魅力的キャラクターが星について話すのに夢中になっている。
「こぎつねチロンの星ごよみ」では、そんな楽しい星物語が進んでいく内、読んでいる読者も、星のことや珍しい天文の現象のことなどを理解できる内容になっている。
「こぎつねチロンの星ごよみ」に出てくる物語は、もともと小学校の教師であった日下熊三氏が、子どもたちに「星のことや宇宙のことを読んであげたいな、知らせてあげたいな…」と思ったときに、なかなか思うような作品にめぐりあえず、「それならば自分で作ってみよう」と書き始めたことで誕生。その後、2008年2月に三重県松阪市の「みえこどもの城」で行われた、全国プラネタリウム解説コンクールで、最優秀賞を受賞、その続編も書き続け、この度、一冊にまとめることになった。
当初の目的のとおり、日下熊三氏は「よみ聞かせ」の授業でチロンの物語を子どもたちに聞かせてきた。そして現在では、プラネタリウム番組として上映されるまでになり、たくさんの子どもたちにチロンの活躍と星空の魅力を伝えるまでに至った。
日下熊三Profile●小学生の時に出会った先生へのあこがれから、教師をめざす。理科が大すきで、高学年のころに読んだ宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」がきっかけで、中学の時から星を見る習性を持ちはじめ、現在に至る。毎月のように通い続けたプラネタリウムにもずっと憧れ続け、いつか自分で解説をしてみようという野望を持っていたが、2008年の全国プラネタリウム解説コンクールで最優秀賞をいただいてしまう。こぎつねチロンが世に出たのはこのときが始まりであった。2018年3月に小学校の教師生活を終え、ノラネコのような「縛られない生活」を始めるも、本を書きたいという夢もかなえたい一心で、本書を執筆した。現在は、これもあこがれだった、天文館に勤務している。好きなことばは「何でも考え、かんでも知って、なんでもかんでもやってみよう!」「うまくいかなくてあたりまえ。うまくいったらもうけもの!」「世界はおいしいものに満ち溢れている」
「こぎつねチロンの星ごよみ」目次抜粋
●お正月の巻…こぎつねチロンのお正月
●一月 凍て星の巻…こぎつねチロンとねずみ星
●二月 立春前の巻…こぎつねチロンとケンジさん
●三月 ゴクラクジョードの巻…こぎつねチロンとおしょうさん
●四月 花冷えの巻…こぎつねチロンのびっくり星
●五月 新緑の巻…こぎつねチロンとグリーンフラッシュ
●六月 梅雨空の巻…こぎつねチロンとぼうえんきょう
●七月 梅雨明けの巻…ユーミとユーマの夏へのとびら
●八月 なつやすみの巻…八月の銀河をわたって
●九月 名月の巻…ポロンとコロンの月かくし
●十月 文化の秋の巻…こぎつねチロンと北斗と南斗
●十一月 落ち葉の森の巻…こぎつねチロンのくびかざり
●十二月 雪むかえの巻…ユーミとユーマのながれぼし
●おまけの巻…ボロロットの四日間
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