奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って ―UDデジタル教科書体 開発物語
時事通信社は、モリサワが提供するUDデジタル教科書体の開発担当者として現在も教育現場におけるUDフォントの重要性を普及している高田裕美氏著書による、高田裕美氏自身が書体デザイナーになるまでの道のり、そして実際にロービジョンの当事者の方や指導者の意見を伺うなどしてUDフォントを開発してきた軌跡を紹介した一冊「奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って ―UDデジタル教科書体 開発物語」を2023年3月23日(木)に発売した。
また、「奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って ―UDデジタル教科書体 開発物語」の制作に協力したモリサワより、この出版を記念して、抽選で10名様に「奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って ―UDデジタル教科書体 開発物語」をプレゼントする特別企画も実施となる。
さらに「発達障害との共創」をテーマにした合同会社Ledesone(レデソン)主催によるオンラインセミナー「ハッタツソンフェス2023」に高田裕美氏が登壇して著書についての話をする事も決定している。
「奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って ―UDデジタル教科書体 開発物語」のテーマであるUDデジタル教科書体は、約8年の開発期間を費やして完成した、モリサワを代表するユニバーサルデザイン(UD)フォントの一つ。
学習指導要領に準拠し、書き方の方向や点・ハライの形状を保ちながらも、太さの強弱を抑え、ロービジョン(弱視)、ディスレクシア(読み書き障害)に配慮したデザインで、読みやすさについてのエビデンスも取得した。
2017年には「Windows 10 Fall Creators Update」以降のWindows OSに標準搭載され、広く利用されている。
「奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って ―UDデジタル教科書体 開発物語」では、高田自身が書体デザイナーになるまでの道のり、そして実際にロービジョンの当事者の方や指導者の方のご意見を伺うなどしてUDフォントを開発してきた軌跡が紹介されている。
さらに、実際にUDデジタル教科書体を使用するときのアドバイスが多数掲載され、教育現場での活用はもちろん、今後ますます注目されるユニバーサルデザインへの理解に役立つ一冊となる。
高田裕美Profile●女子美術大学短期大学グラフィックデザイン科卒業後、ビットマップフォントの草分けである林隆男氏が設立した株式会社タイプバンクに入社。32年間、書体デザイナーとしてさまざまな分野のフォントの企画・制作を手がける。2017年モリサワによるタイプバンクの吸収合併に伴い、モリサワにて教育現場における書体の重要性や役割を普及、推進する部署に所属し、セミナーやワークショップ、執筆、取材など広く活動中。
「奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って ―UDデジタル教科書体 開発物語」を抽選で10名にプレゼント
応募者から抽選で10名に、「奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って ―UDデジタル教科書体 開発物語」をプレゼントする特別企画を実施。
▼応募期間
2023年3月23日(木)~4月21日(金)
▼応募の詳細はこちら
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「ハッタツソンフェス2023」
世界自閉症啓発デーで発達障害啓発週間の1日目である4月2日に、オンラインセミナー「ハッタツソンフェス2023」が開催され、企業・団体、個人のさまざまな取り組み事例が紹介・発信される。
高田氏もプログラムの一部に登壇し、書籍『死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由』の著者である西川幹之佑氏との対談を通して、UDフォントを活かした子どもたちへの学習支援について話をする。
▼日時
2023年4月2日(日)14:00~18:30(オープニング・クロージング・休憩含む)
17:30~18:10
「奇跡のフォント」 UDデジタル教科書体がつないだ開発者と学習障害当事者大学生の出会いと未来 / 西川 幹之佑氏、高田 裕美(株式会社モリサワ 広報宣伝課)
▼形式
YouTube LIVE
▼参加費
無料
▼主催
合同会社Ledesone
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