原研哉の仕事
誠文堂新光社は、2021年2月10日(水)に、デザインノート編集部編集による、日本を代表するアートディレクター・原研哉氏のここ10年の仕事を徹底公開した「原研哉の仕事」を発売した。
日本を代表するアートディレクター、原研哉氏。
1983年に日本デザインセンターに入社以来、30年以上にわたり日本のグラフィック業界を牽引してきた第一人者。無印良品のアートディレクション、蔦屋書店、GINZA SIXのVI、JAPAN HOUSEの総合プロデュースなど、その活動は多岐にわたり、今もその領域を日本だけでなくグローバルに広げ続けている。
常に社会を広く深い視点から見据え、多角的な視座から物事の本質を見極め、デザインの可能性を追求している原氏は、多くの後輩たちの目標として最前線を走り続けている。
「原研哉の仕事」は、2019年7月刊行「デザインノートNO,86」原研哉氏の大特集が好評につき、2019~2020年の最新の仕事を約30ページ近く増補し書籍化した一冊となる。
2019年~2020年のさらにアップデートした原研哉の仕事を公開。
現在、原氏がどんな活動をし、どこに向かっているのかを探るため密着取材を敢行、ここ10年の仕事を網羅しながら、原氏の仕事を全方向から見つめた。
デザインの可能性が満ち溢れた、全てのデザイナーの参考となる必読の一冊となる。
原研哉Profile●1958年生まれ。グラフィックデザイナー。日本デザインセンター代表取締役社長。武蔵野美術大学教授。世界各地を巡回し、広く影響を与えた「RE-DESIGN-日常の21世紀」展をはじめ、「HAPTIC」「SENSEWARE」「Ex-formation」など既存の価値観を更新するキーワードを擁する展覧会や教育活動を展開。また、長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、愛知万博のプロモーションでは、深く日本文化に根ざしたデザインを実践した。2002年より無印良品のアートディレクターを務める。活動領域は極めて広いが、透明度を志向する仕事で、松屋銀座、森ビル、蔦屋書店、GINZA SIX、MIKIMOTOなどのVIを手掛ける。外務省「JAPAN HOUSE」では総合プロデューサーを務めた。2019年7月にWebサイト「低空飛行」を立ち上げ、個人の視点から、高解像度な日本紹介を始め、観光分野に新たなアプローチを試みている。
著書「デザインのデザイン」(岩波書店、2003年)、『DESIGNING DE-SIGN』(Lars Muller Publishers, 2007)、「白」 (中央公論新社、2008年)、『日本のデザイン」(岩波新書、2011年)、「白百」(中央公論新社、2018年)など著書多数。
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