Cによる理工系解析の数値計算―基礎からの展開―
インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける株式会社近代科学社は、横山良平氏著書による、2023年6月30日に、近代科学社が著者とプロジェクト方式で協業するデジタルを駆使したオンデマンド型の出版レーベルである近代科学社Digitalより、数値計算を基本から高機能なものまで理解しやすい流れで解説した一冊「Cによる理工系解析の数値計算―基礎からの展開―」を発売した。
横山良平Profile
1982年
大阪大学大学院工学研究科博士前期課程機械工学専攻 修了
大阪大学工学部産業機械工学科 助手
1988年
工学博士
1990年
大阪府立大学工学部機械工学科 講師
1992年
同 助教授
1994-1995年
ミシガン大学,カーネギーメロン大学 客員研究員
2005年
米国機械学会 フェロー
2006年
大阪府立大学大学院工学研究科機械系専攻 教授
2015年
日本機械学会 フェロー
2017-2019年
大阪府立大学 工学域長
2023年
大阪公立大学 名誉教授
「Cによる理工系解析の数値計算―基礎からの展開―」内容紹介
「Cによる理工系解析の数値計算―基礎からの展開―」は、著者・」横山良平氏の長年の経験に基づき、理工系解析のために必要ないくつかの課題について、基本的な数値計算の方法とそれを行うためのプログラミングから学習し始め、それに基づいてより高機能な数値計算の方法とプログラミングについても学習できるような内容を目指して執筆された。
取り上げている数値計算の課題は限定的かもしれないが、それぞれの課題について演習課題として扱われるような基本的な数値計算に留まらず、研究や技術開発においても適用できる高機能な数値計算についても取り上げている。
また、その方法を解説し、適用例とプログラミング言語の一つであるCによるプログラムを掲載している。
「Cによる理工系解析の数値計算―基礎からの展開―」を通じて、これら一連のプログラミングの流れを理解し、少しでも効率的にプログラミングが行えるようになり、各自の学習、研究および技術開発に幅広く役立てよう。
・初心者に役立つコメントをコードの随所に挿入!
・適用例やそのプログラムの説明も丁寧に紹介!
・高機能な数値計算も掲載!
・主題的に扱えなかったテーマも付録でカバー!
「Cによる理工系解析の数値計算―基礎からの展開―」目次
第1章 基本的事項
1.1 はじめに
1.2 理工系解析の目的
1.3 解析対象の捉え方
1.4 モデリング
1.5 解析解と数値解
1.6 プログラミングと数値計算
1.7 本書の内容
第2章 連立一次方程式
2.1 はじめに
2.2 はき出し法
2.3 ガウスの消去法
2.4 LDU分解
2.5 左逆行列による最小二乗解の導出
2.6 右逆行列による最小ノルムの導出
2.7 特異値分解による最小二乗最小ノルム解の導出
2.8 二次計画法による最小二乗最小ノルム解の導出
第3章 多項式近似
3.1 はじめに
3.2 線形近似
3.3 多項式近似
3.4 固定区分多項式近似
3.5 二次計画法による多項式近似
3.6 二次計画法による固定区分多項式近似
第4章 非線形方程式
4.1 はじめに
4.2 割線法
4.3 ニュートン-ラフソン法
4.4 連立方程式への適用
4.5 ニュートン-ラフソン法の改良
4.6 改良版の連立方程式への適用
4.7 特異値分解の利用による拡張
4.8 二次計画法の利用による拡張
第5章 常微分方程式(初期値問題)
5.1 はじめに
5.2 オイラー法
5.3 ルンゲ-クッタ法
5.4 連立/高階微分方程式への適用
5.5 陰伏方程式への適用
5.6 混合微分代数方程式への適用
5.7 特異値分解の利用による拡張
第6章 常微分方程式(境界値問題)
6.1 はじめに
6.2 差分法
6.3 ガレルキン法/有限要素法
6.4 連立方程式への適用
6.5 初期値境界値問題への適用
第7章 変分法
7.1 はじめに
7.2 有限要素法
7.3 附帯条件付き変分問題への適用
7.4 媒介変数表示の適用
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