mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

心身データから人間の本質に迫る学問領域の本

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人間情報学 快適を科学する (近代科学社Digital)

人間情報学 快適を科学する

インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける近代科学社は、2021年12月24日に、近代科学社が著者とプロジェクト方式で協業する、デジタルを駆使したオンデマンド型の出版レーベルである近代科学社Digitalレーベルより、板生清市監修、人間情報学会編者による、心身データから人間の本質に迫る、新たな学問領域の初の成書「人間情報学会 快適を科学する」を発売した。


板生清

東京大学名誉教授/ウェアラブル環境情報ネット推進機構理事長

 

人間情報学会

片桐祥雅(東京大学)
室伏きみ子(お茶の水女子大学名誉教授/人間情報学会長)
岸上順一(慶應義塾大学/室蘭工業大学)
廣瀬弥生(東洋大学)
吉川弘之(東京大学名誉教授)
ラファエル ライフ(マサチューセッツ工科大学)
羅志偉(神戸大学)
太田裕治(お茶の水女子大学)
西田佳史(東京工業大学)
戸辺義人(青山学院大学/ウェアラブル環境情報ネット推進機構副理事長)
ロペズ ギヨーム(青山学院大学)
本田学(国立精神・神経医療研究センター)
原量宏(香川大学名誉教授)
鳥光慶一(東北大学)
蜂須賀知理(東京大学)
小林弘幸(順天堂大学)
雄山真弓(前関西学院大学名誉教授/前株式会社カオテック研究所代表)
吉田隆嘉(本郷赤門前クリニック/新宿ストレスクリニック)
吉澤誠(東北大学名誉教授)
杉田典大(東北大学)
駒澤真人(WINフロンティア株式会社/芝浦工業大学)
塚田信吾(NTT物性科学基礎研究所)
近山隆(東京大学名誉教授)
栗原聡(慶應義塾大学)
橋本典生(東京慈恵会医科大学)
大附克年(マイクロソフトディベロップメント株式会社)
江崎浩(東京大学大学院情報理工学系研究科教授)
山口昌樹(信州大学)
高汐一紀(慶應義塾大学)
梅田和昇(中央大学)
吉田寛(日本電信電話株式会社)
横窪安奈(青山学院大学)
川原靖弘(放送大学)
石井直方(東京大学名誉教授)
岩崎哲(株式会社アイ・グリッド・ラボ)
森川博之(東京大学)
坂村健(東京大学名誉教授/東洋大学)
稲見昌彦(東京大学)
児島全克(HTC NIPPON株式会社)

 

「人間情報学会 快適を科学する」内容紹介

センサによって人間の心身データが蓄積され、この巨大データベースを活用するプログラムやデータ解析が貴重な財産となる日が来ようとしている。
こうした背景の中、人間そのものおよびその周辺が発信している情報から個人個人の本質を理解していく「人間情報学」の研究が重要性を増している。
「人間情報学」は特定非営利活動法人ウェアラブル環境情報ネット推進機構にて設立した「人間情報学会」の講演ならびに学術論文を編纂した「人間情報学」の初の成書であり、人間および社会の快適を追求していく上で貴重な情報が収載されている。

 

「人間情報学会 快適を科学する」監修者より解説

人間情報がセンサネットワークにより常時モニターされる時代がやって来た。
心拍数や心拍変動、血圧、体温などによる自律神経の働きが測定可能となっている今日、いずれ悲喜こもごもや腹を立てるなどの感情の起伏もビッグデータとして蓄積される状況が訪れるかもしれない。
さらに近未来には人工臓器やナノロボットなどを体内に取り込み、健康状態や病状までもモニターされるようになるとも考えられる。
やがて巨大データベースとなり、これを活用するプログラムやデータが資本主義の中の財となる日が来るかもしれない。このとき、人間情報は、貴重な人類の財産となることであろう。従来の学問領域として人間学や人間工学などがあるが、人間の本質に迫るためには、文・理・医・哲学・心理学にまたがる広範囲な情報学を活用して融合学とすることが求められる。
「人間情報学」は、図に示すように、人間系そのもの、およびその周辺の人工物系・自然系の情報とが、不離不即の学問領域と考える。

 

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「人間情報学会 快適を科学する」目次

第1章 「人間情報学」とは
1.1 「人間情報学」の提唱
1.2 人間情報学の基盤技術創生に向けて

第2章 人間情報学が拓く未来
2.1 人間情報学に至る道
2.2 社会・生活・情報・人間
2.3 社会科学的観点から捉えた「人間と情報」

第3章 ネイチャーインタフェイスの世界
3.1 「人々のための科学」の創出を
3.2 ネイチャーインタフェイスの世界
3.3 ネイチャーインタフェイスのための未来技術

第4章 健康と人間情報
4.1 健康産業を振興するための「健康工学」創成へ
4.2 IT ヘルスケアの取り組み
4.3 人間の日常行動のセンシング・モニタリングによるIoT サービス創造
4.4 人を介して実世界の情報を収集するヒューマンプローブ
4.5 ウェアラブルセンサとIoT デバイスで支える健康的な食習慣の試み

第5章 医学と人間情報
5.1 『情報医学・情報医療』の可能性
5.2 遠隔医療におけるウェアラブルへの期待?胎児期から高齢期まで一生を管理する?
5.3 神経と情報
5.4 ストレス情報の伝達機構?軽度のストレスによる「ストレスタンパク質」の働き?

第6章 人間情報センシング
6.1 表出する心:目・顔表情に見る感情
6.2 ウェアラブルセンサによる自律神経計測の効果と展望
6.3 心の免疫力を高める「ゆらぎの心理学」
6.4 生体センシングによる心療内科学のイノベーション
6.5 血圧変動と血行状態をリアルタイムに表示する「魔法の鏡」
6.6 ウェアラブル技術を活用した心拍変動による感情解析と実用化
6.7 導電性高分子PEDOT-PSS 複合繊維による生体信号測定?かぶれない電極・素肌に優しい生体センサ?

第7章 AIと人間情報
7.1 愛から愛へ(AI からI へ)
7.2 人工知能(AI) 研究開発における日本の立ち位置のこれから
7.3 人工知能を用いた肺音の識別システムの構築
7.4 テキスト予測入力システムにおけるユーザー体験の最適化

第8章 IoTと人間情報
8.1 ポストコロナ社会インフラのデザイン?あと戻りせず、オンライン前提の社会へ?
8.2 IoT 時代の病気の診断とモニタリング
8.3 時系列生体信号の信号処理・機械学習
8.4 ソーシャルロボティクスと人間情報?ロボットは我々の何をどう見ているのか?
8.5 画像を用いた人の動き計測
8.6 人間情報に立脚した人とシステムの協働型オペレーション
8.7 伝統芸道などの技能習得支援に着目した人間情報技術
8.8 行動とコミュニケーションにおける人間情報

第9章 スポーツと人間情報
9.1 動作の「良し悪し」をウェアラブルセンサで定量化する?介護予防からスポーツ動作改善まで?
9.2 ウェアラブル技術を用いたスポーツ技能の定量化と向上支援

第10章 快適と人間情報
10.1 パーソナル快適環境を実現する「環境ウェアラブル」の時代へ
10.2 ウェアラブルセンサからの推定による快適化制御の実現
10.3 AI と行動経済学(ナッジ) の活用による省エネと快適性の両立
10.4 人間情報を活用した感情マーケティング
10.5 ウェアラブル体温調整システム?「ウェアコンR」の事業化と、拡大する応用分野?

第11章 人間情報学をベースとしたICTビジネス
11.1 IoT の展望とビジネスチャンス
11.2 コロナに対抗するICT
11.3 「触れあえない」時代のコミュニケーション
11.4 現実世界と仮想世界を融合させる拡張現実XR技術
11.5 SDGs時代のウェアラブルICT

 


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