一般教養としての人工知能入門
インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける近代科学社は、2022年1月28日に、上野晴樹氏著書による、文系学生を含めた様々な分野の読者に向けて、「人工知能が体系的に学べる定番教科書」とするべく、AIの基礎から応用までをほぼ数式なしで解説した一冊「一般教養としての人工知能入門」を発売した。
上野晴樹Profile
国立情報学研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、日本工学アカデミー会員、工学博士(電気工学)
専門:人工知能、コンピュータ科学、教育工学、システム工学
略歴
1964年 防衛大学校電気工学科卒
1971年 青山学院大学理工学部講師
1981年 東京電機大学理工学部教授
2000年 国立情報学研究所教授
2001年 東京大学大学院理工学研究科教授
2002年 総合研究大学院大学情報学専攻教授
この間、1979?1980年 米国ミズーリ大学医学情報学研究所招聘研究員、1991?1993年 中国鎮江船舶学院客員教授。ミズーリ大学で医学AIプロジェクトに参加、帰国後汎用知識システム開発言語の開発と商品化、対象モデルの提案(発明)およびこれによるプログラム理解システム、知能共生ロボットの研究開発、米国バンダービルト大学ロボット研究所との国際共同研究。1985年 人工知能学会設立発起人・理事、国際会議JCKBSE創設、など。
主な著書
知識工学入門(1985、オーム社)、知識の表現と利用(共著、1987、オーム社)、エキスパート・システム(1988、オーム社)、詳説 人工知能―アルファ碁を通して学ぶディープラーニングの本質と知識ベースシステム(2019、オーム社)、など。
受賞:ミズーリ大学優秀客員研究員(1980)、技術科学図書文化賞優秀賞(1985)、人工知能学会功労賞(1996)、電子情報通信学会フェロー称号(2001)、など。
「一般教養としての人工知能入門」内容紹介
近年では人工知能(AI)の第3次ブームが来ていると言われ、ディープラーニングを中心とした機械学習による本格的な社会実装が始まろうとしている。
2021年度より文・理の区別なく大学初学年からAIに関する教育が実施されることが文科省で決まり、AI技術は本格的な過渡期に入っていく。
そこで「一般教養としての人工知能入門」では、文系学生を含めた様々な分野の読者に向けて、「人工知能が体系的に学べる定番教科書」とするべく、AIの基礎から応用までをほぼ数式なしで解説している。
AIと社会とのつながり、AIの限界についても、これまでの研究の歴史を踏まえて丁寧に解説していることから、大学初学年の学生にも理解しやすい構成となっている。
「一般教養としての人工知能入門」目次
1 AI(人工知能)とその周辺
1.1 AIリテラシー
1.2 文化・文明とAI
1.3 サイエンス・テクノロジー・エンジニアリングとAI
1.4 哲学とAI
1.5 この章のまとめ
2 認知科学とAI
2.1 認知科学とは
2.2 心理学
2.3 実験心理学と強化学習
2.4 認知科学の主なテーマ
2.5 認知心理学
2.6 認知心理学の応用:意思決定の科学
2.7 認知科学の二つの対立したアプローチ: シンボリズムとコネクショニズム
2.8 この章のまとめ
3 学習と言語とAI
3.1 学習とは
3.2 「言語の起源」と進化と学習
3.3 機械学習と人間の学習
3.4 この章のまとめ
4 AI(人工知能)とは
4.1 AIの定義
4.2 シンボリズム、コネクショニズムとエージェント
4.3 この章のまとめ
この章の問題
5 AI技術の基礎
5.1 AI技術の考え方:シンボリズム、コネクショニズムとエージェント
5.2 シンボリズム型AIの基礎技術
5.3 コネクショニズム型AIの基礎技術
5.4 エージェント型AIの基礎技術
5.5 この章のまとめ
6 社会とAI
6.1 生活の中で使われているAI
6.2 自律システムと安全
6.3 AI研究の展望
6.4 この章のまとめ
用語集
索引
「一般教養としての人工知能入門」Amazonでの購入はこちら
「一般教養としての人工知能入門」楽天市場での購入はこちら
|
|