目にやさしい文字をよりやさしくした、文字の太さを自由に変更できるフォント「イワタUDゴシックバリアブル」
フォントの開発・製造・販売を行うイワタは、2022年3月15日よりイワタストアにて、シームレスに文字の太さを変更できるフォント「イワタUDゴシックバリアブル」の販売を開始したことを発表した。
イワタUDゴシックバリアブルは、イワタUDゴシック表示用をベースに7ウェイト(L、R、RA、M、B、E、H)を1つのフォントファイルにまとめるだけでなく、フォントが本来持つデザイン性を損なうことなく「L」から「H」の間で文字の太さをシームレスに変更することを可能にしたフォント。
従来、ウエイト間(例えば、MとBの中間など)の太さにしたい場合はテキストデータをアウトラインデータにしてから太さの調整を行う必要があり、途中でデザインが崩れたり、修正の際には再度テキストで編集する必要があったが、バリアブルフォントにすることで「L」から「H」の間でテキストデータのまま任意の太さに調整が可能となり作業効率の向上も期待ができる。
また印刷物だけでなく、Web画面などでもコンテンツに合わせた細かな文字の表現を可能にした。
もちろん従来のウェイト指定での編集も可能となる。
バリアブルフォントとは…?
バリアブルフォントとは、1つのフォントファイルで文字の太さや幅、高さ、傾斜などを自由に変更することができるフォント。
イワタUDゴシックバリアブルでは、第一弾として文字の太さ(ウェイト)の調整が可能。
イワタUDゴシックとは…?
イワタUDゴシックは、「読みやすく、誤読されにくい」を基本コンセプトにパナソニック株式会社(当時、松下電器産業株式会社)と共同で開発した、ユニバーサルデザインの視点で開発された初の日本語フォント。
2006年の発売以来、印刷物や電子機器の表示用文字として生活のあらゆる場面で使用され、2009年にはグッドデザイン賞特別賞『ライフスケープデザイン賞』を受賞、2017年にはグッドデザイン賞ロングライフデザイン賞を受賞している。
「イワタUDゴシックバリアブル」のAdobe Illustratorでの使い方
「イワタUDゴシックバリアブル」概要
▼フォーマット
TrueType
▼文字セット
Adobe-Japan1-3+N準拠+元号合字「令和」
▼文字数
9,499文字
▼動作検証環境
Windows:Windows 10 Version 1709 以降
Mac:Mac OS 10.15 以降
▼ライセンス
1PC/1ライセンス
▼標準小売価格
92,400円(税込)
▼対応アプリなどの詳細は製品ページにて確認
▼製品情報URL