てあらいできるかな
偕成社は、きむらゆういち氏作・絵による、「いないいないばあ あそび」など累計1,360万部越えの人気しかけ絵本「あかちゃんのあそびえほん」シリーズの最新刊としてテーマを手洗いにした「てあらいできるかな」を2020年10月22日に発売した。
累計1360万部以上「あかちゃんのあそびえほん」とは?
1988年の「ごあいさつあそび」刊行以来、多くの親子にえらばれ、累計1360万部を越えるシリーズ。0・1・2歳のあかちゃん~幼児の生活に身近なテーマをとりあげ、親子であそびながら、楽しく生活習慣が身につけられるシリーズ。
シリーズの一部はおでかけ版(ボードブック)でも刊行しており、ダブルミリオンセラーに「ごあいさつあそび」「いないいないばああそび」の2作、ミリオンセラーに「いただきますあそび」「ひとりでうんちできるかな」「おでかけ版 いないいないばああそび」の3作がある。
キャラクターがしかけにあわせて「こんにちは」と頭を下げたり(「ごあいさつあそび」)、いないいない…ばあ!と隠していた顔をだしたり(「いないいないばあ あそび」)、しかけがあることで初めての読み聞かせでも、楽しみながら子どもたちと絵本を通したコミュニケーションがとれるのも特徴。「どうやって読み聞かせをしたらいいのか分からない」という親御んの悩みにも答えている。
きむらゆういちProfile●東京に生まれる。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本・童話の創作、作詞、戯曲・コミックの原作、小説の執筆、講師をつとめるなど、幅広く活躍。ゆうゆう絵本講座主催。『あらしのよるに』で、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞絵本賞受賞。『オオカミのおうさま』で、日本絵本賞受賞。おもな作品に、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ、「木村裕一・しかけ絵本」シリーズ、「おはなしゲーム絵本」シリーズ、「2才からのあそびえほん」シリーズ、「おともだちあそびえほん」シリーズなどがある。
新型コロナウイルス感染拡大をうけた緊急企画「てあらいできるかな」
「てあらいできるかな」は、人気しかけ絵本シリーズ「あかちゃんのあそびえほん」シリーズの15作目。
ねこのミケや、こいぬのコロ、大きなかいじゅうさんなどおなじみのキャラクターが、手のひら、手の甲、指は1本ずつにぎって、ごしごしごしと、順番に手を洗っていくようすをしかけで楽しく描かれる。
見返しには、厚生労働省などが提示する「正しい手の洗い方」に準拠した手洗いイラストも掲載している。
「てあらいできるかな」は、新型コロナウイルス感染拡大がはじまった2020年3月ごろ、手洗いがこれまで以上に大切になる状況をうけて、子どもたちが楽しく身につけられるように、企画がたちあがった。
通常数年かかることもある絵本づくりだが、作者のきむらゆういち氏は、今回はわずか3ヶ月ほどで手洗いをわかりやすく伝えるしかけを考案し、絵を仕上げた。
刊行を記念したインタビューのなかで、きむら氏は「今、世界中がコロナで大変ですが、こういう時こそ手洗いの大切さを教えるチャンスでもあると思い、この本を作ろうと思いました。」「この1冊に全ての時間を注ぎ込んで生まれました。」と語っている。
▼インタビューは10月下旬に偕成社のウェブマガジンKaisei webで公開される。
「てあらいできるかな」は、複雑でちょっと面倒にも思ってしまう手洗いを、楽しく身につけるのにぴったりの絵本となっている。
発売にあわせ、一部の書店店頭では、自宅に持ち帰って洗面所などにも貼れる「手洗いポスター」を無料で配布。
また、偕成社のホームページから、ポスターデータの無料ダウンロードもできる。
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