- 絵本を届ける運動
絵本を届ける運動
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は、2019年1月7日から本を知らないアジアの子どもたちのための「絵本を届ける運動」の2019年の受付を開始。2019年は1万8千冊の絵本を集める予定になっている。
「絵本を届ける運動」は、本にあまり触れたことがないアジアの子供達に絵本を手にする機会を作るために公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が1999年から始めた活動で、紛争や貧困により、本との出会いがなく文字の読み書きができない、また、絵本を読んでくれる人がいないなど、様々な理由で絵本を一度も読んだことのない子供達を20年間に渡って支援してきた。
活動内容は、日本で出版されて国や文化、時代を超えて親しまれている絵本にカレン語やラオス語など届ける先の言葉の翻訳シールを貼って、それぞれの国の子供達がその国の母語で読める絵本に作り替えて届けるという内容。
老若男女問わず誰もが気軽に参加できる国際協力として、これまで10万人を超える個人や100社以上の企業が参加し、1999年から29万冊を超える絵本を届ける活動になっている。
▼オフィシャルサイト内絵本を届ける運動ページURL
絵本は日常に楽しさや好奇心をもたらすだけではなく、読み書きを習得する助けにもなっています。地雷原の看板が読めずに地雷を踏む事故、薬の処方箋を読めないことによる薬の誤用など、読み書きができないことによる弊害はたくさんあります。このような国や地域では、識字は命をまもることにつながります。
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会はこれからも、「共に生き、共に学ぶ」ことのできる平和(シャンティ)な社会を実現するために、活動に取り組んでいく。
「絵本を届ける運動」20周年記念として1日限定アジアフェスティバル開催決定
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は、1999年から取り組む「絵本を届ける運動」20周年を記念して、2019年6月8日(土)に、いいオフィス上野(東京都台東区)にて「1日限定アジアフェスティバル」を開催することを発表した。
「1日限定アジアフェスティバル」は、シャンティが活動に取り組むカンボジア・ラオス・ミャンマー・ネパール・アフガニスタンのアジア5カ国の文化・伝統を、1日で味わうことができるイベント。
各国の言語の読み書き、実際に声に出して学べるブースや、民族衣装を着ることのできる体験ブース、「絵本を届ける運動」の翻訳絵本作り体験などが予定されている。
5カ国から来日したシャンティの現地職員が、それぞれの国を紹介する、大人も子どもも、アジアを楽しむことのできる1日となる。参加費は無料。
【イベント概要】
▼名称
「絵本を届ける運動」20周年記念 “1日限定 アジアフェスティバル”
▼主催
シャンティ国際ボランティア会
▼日時
2019年6月8日(土)13:00~17:00(受付開始 12:30~)
▼会場
いいオフィス上野
〒111-0056 東京都台東区小島2-20-11
※最寄り駅:都営大江戸線、つくばエクスプレス線「新御徒町駅」から徒歩1分
▼参加費
無料
▼申込
下記URLより申込できる。
▼イベントスケジュール(予定)
12:30~
受付開始
13:00~13:50
開会の挨拶、トークセッション(1)「絵本を手にした子どもたちの今」
[カンボジア、ラオス、アフガニスタン]
13:50~15:00
フリータイム
(14:10~14:45)
ワークショップ「アジアの言葉を学んでみよう(1)」
15:00~15:50
トークセッション(2)「絵本を手にした子どもたちの今」
[ミャンマー、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、ネパール]
15:50~16:50
フリータイム
(16:10~16:45)
ワークショップ「アジアの言葉を学んでみよう(2)」
16:50~17:00
アンケート記入、閉会
▼ミャンマーの移動図書館バイクの前で絵本を手にした子どもたち
▼イベント内容
○トークセッション
テーマ「絵本を手にした子どもたちの今」
1回目はカンボジア、ラオス、アフガニスタン、2回目はミャンマー、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、ネパールで活動するシャンティ現地職員が登壇し、シャンティで働く思い、図書館活動を通してみてきた子どもたちの様子について話す。
※逐次通訳あり
○フリータイム
・シャンティ活動紹介ブース
日本からアジア各国へ届けた絵本の実物を展示。
シャンティのフェアトレード事業「クラフトエイド」の商品も、実物を手に取って閲覧できる。
・アジアの民族衣装体験
アジア各国の民族衣装を実際に着ることができる。
・アジアのティータイム
アジアのコーヒーや紅茶とスナックのセットを1杯100円で提供される。
・キッズスペース
子どもが自由に遊ぶことができるスペース。塗り絵やクイズなどが用意されている。
○ワークショップ
・ワークショップ「アジアの言葉を学んでみよう」「アジアの翻訳絵本作り体験」
各国の職員から現地の言葉や文字の書き方について直接学べる時間。また、各地に届ける翻訳絵本作りを体験して頂くことができる。
【登壇者(シャンティ国際ボランティア会現地職員)】
・ソフィアビー
カンボジア事務所 総務/アシスタントコーディネーター
・オイ
ラオス事務所 学校教育支援事業課コーディネーター
・ヤンナイ
ミャンマー事務所 コーディネーター
・ハニー
ミャンマー事務所 アシスタントコーディネーター
・イン
ミャンマー(ビルマ)難民事業事務所 図書館アシスタントコーディネーター
・ジャウィッド・サフィ
アフガニスタン事務所 総務経理課ロジスティクス担当
・ビノッド・ダス・グルン
ネパール事務所 コーディネーター
1日限定 “アジアフェスティバル”への参加申込はコチラから
2018年度は18,492冊をアジア5ヵ国へ届けた「絵本を届ける運動」
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は、1999年から開始した本を知らないアジアの子どもたちのための「絵本を届ける運動」において、2018年度は18,492冊をタイやミャンマーなどアジア5ヵ国へ届けたことを2019年4月4日に発表した。
「絵本を届ける運動」20周年を迎えた2019年度は、18,131冊の絵本を集める予定になっている。
「絵本を届ける運動」2019年の申し込みについて
自宅や職場で気軽に取り組める活動になっている2019年度「絵本を届ける運動」のお申し込みを受け付は下記に記載したURLからの申込フォームより申し込める。
https://ehontodokeru.shop-pro.jp/?pid=137208331
「絵本を届ける運動」について
子どもの本が足りない地域に日本の絵本に翻訳シールを貼って子供達が母語で読むことができる絵本を届ける活動。絵本を届ける先はカンボジアやラオス、ミャンマー、ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、アフガニスタン、タイ。
手軽に参加することのできる国際協力として、多くの人に長年親しまれており、1999年から29万冊を超える絵本を届けている。
絵本は公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が実施する研修に参加した図書館員・教員が所属する図書館・学校に配布される。また公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が運営する図書館や移動図書館の蔵書として活用され、子どもたちに読まれる。
「絵本を届ける運動」20周年記念
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が1999年に開始した「絵本を届ける運動」は2019年に20周年を迎え、20周年を記念して、2019年1月から12月にかけて「絵本を届ける運動」のロゴマークを制作する他、「絵本を届ける運動」に携わる職員や現地職員の活動を紹介するインタビュー記事、絵本を手にしたアジアの子どもたちの映像を公開、機関誌での20周年特集を予定している。
また、この他2019年6月と12月にはイベントを開催する予定で、詳細については、今後随時お知らせされるとの事だ。
「絵本を届ける運動」20周年実施内容
・1万8千冊の翻訳絵本を集める
・20周年記念イベントの開催
(6月と12月の計2回)
・ロゴマークの制作
・現地職員の紹介
・絵本を手にした子どもたちの映像公開
・機関誌での特集(秋号)
・20年間の成果のまとめ
「絵本を届ける活動」2019年受付はこちら
「絵本を届ける活動」の2019年は、2019年1月7日(月)より、2019年度の受付が開始された。参加費は1セット2,500円。ご自宅や職場で、気軽に取り組める活動になっている。
「絵本を届ける運動」参加の流れ
1. 申し込み後、2週間程で絵本セット(絵本・翻訳シール・お名前シール・説明書・あいうえお表)が届く。
2. 絵本と一緒に届く「説明書」に沿って、ハサミで翻訳シールを切り、位置や向きに気をつけて絵本に貼る。最後に現地の言葉でご自分の名前を書いたら完成。
3. 絵本セット到着後、3週間以内に参加費を支払う。
支払い方法は「郵便振替」か「コンビニ決済」から選べる。翻訳シールを貼った絵本は、2ヶ月後以内に返送。※返送料各自負担。
※シャンティ国際ボランティア会は特定公益増進法人の認定を受けている。「絵本を届ける運動」の参加費はご寄付として、税制上の優遇措置(寄附金控除)が受けられる。
写真は福音館書店の「うずらちゃんのたからもの」を翻訳絵本として制作している様子。
絵本を届ける運動の地域の文字例:ミャンマー語(Myanmar)/မြန်မာ
絵本:ရုပ်ပုံစာအုပ်
子供:ကလေးများ
ミャンマー語は、ミャンマー連邦共和国の公用語。
絵本を届ける運動の地域の文字例:タイ語/Thai/ภาษาไทย
絵本:หนังสือภาพ
子供:เด็ก
タイ語はタイ王国の公用語。
世界の言語・文字「多言語」をまとめる
うずらちゃんのたからもの
きもとももこ氏著書による絵本「うずらちゃんのたからもの」は福音館書店から2013年10月5日に発売。
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今日はお母さんの誕生日。お父さんがお花をプレゼントするのを見て、うずらちゃんは宝物をお母さんに贈ろうと決意し、さっそく、お友だちのひよこちゃんと一緒に宝探しに出かけます。きらきらして、とっても嬉しくなる宝物って、どこにあるんだろう?あちこち探し回るふたりですが、なかなか見つかりません。そのうち、あたりは暗くなってそろそろ帰る時間に。何も見つけられなかったと、しょんぼりするうずらちゃんですが……。
きもとももこProfile●1966年東京生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。
絵本に『うずらちゃんのかくれんぼ』『ピーのおはなし』『てぶくろチンクタンク』(以上福音館書店)『つるちゃんとクネクネのやまのぼり』(文溪堂)がある。
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「うずらちゃんのたからもの」の前作絵本「うずらちゃんのかくれんぼ」
きもとももこ氏著書による「うずらちゃんのたからもの」の前作絵本「うずらちゃんのかくれんぼ」福音館書店から1994年2月25日に発売。
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うずらとひよこがかくれんぼを始めました。色と形を上手に使って、花に隠れたり、ひょうたんに隠れたり……。うずらちゃんと一緒に、楽しいかくれんぼ遊びのできる絵本です。
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うずらちゃんやひよこちゃんも登場する「ピーのおはなし」
うずらちゃんやひよこちゃんも登場するきもとももこ氏著書の絵本「ピーのおはなし」は福音館書店から2008年5月25日に発売。
「ピーのおはなし」Amazonでの購入はこちら
子犬のピーは、もうすぐ赤ちゃんが生まれそうなおかあさんのためにイチゴをとりに出かけます。途中で小川に落ちて流されてしまいますが、魚たちに励まされて、やっと岸に着きます。野原でたくさんのイチゴを見つけ、夢中になってつみますが、今度は、帰り道がわかりません。小鳥たちに助けてもらい、小川をとびこえて、無事、家に帰り着くと、ピーを待っていたのは…。大満足の絵本。
「ピーのおはなし」楽天市場での購入はこちら
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「うずらちゃんのかくれんぼ」「うずらちゃんのたからもの」「ピーのおはなし」の3冊の絵本がセットになった「うずらちゃんのおくりものセット」
きもとももこ氏の絵本「うずらちゃんのかくれんぼ」「うずらちゃんのたからもの」、「ピーのおはなし」の3冊の絵本がセットになった「うずらちゃんのおくりものセット」から福音館書店から2013年10月1日に発売。
「うずらちゃんのおくりものセット」Amazonでの購入はこちら
きもとももこさんの『うずらちゃんのかくれんぼ』、続編『うずらちゃんのたからもの』、『ピーのおはなし』を3冊セットにして、おしゃれなケースに入れました。出産祝いやお誕生日のプレゼントにぴったりの絵本セットです。
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