みらいめがね それでは息がつまるので
言いたいことも言えない、そんな世の中じゃ…
生きたいように生きられない、そんな世の中でも…、
とにかく、息が詰つまる。
そんなときは、そうだ、京都へ行こう。
でも京都に行けない、そんな毎日なら、
そうだ、「みらいめがね」をかけてみよう。
雑誌「暮しの手帖」に連載中の、多様な生き方を提示する評論家・荻上チキ氏のエッセイを人気絵本作家・ヨシタケシンスケ氏が解読し、ユーモアたっぷりの絵で展開、二人の異なる視点からテーマが読み解ける新感覚エッセイ大人気エッセイ「みらいめがね」が書籍「みらいめがね それでは息がつまるので」として2019年5月下旬に発売される。
「みらいめがね それでは息がつまるので」は、「~すべきだ」「~らしく」という呪いの言葉に縛られて、何だか生きづらいな、と感じている人へのメッセージとも言える。
「みらいめがね それでは息がつまるので」を読む事で、そんな「つらさ」の原因がはっきり見えて、ちょっと前向きになれる。
おしっこがちょっぴり漏れる事も厭わないヨシタケシンスケ氏の器と優しさが感じられるイラストも健在。
▼「おしっこちょっぴりもれたろう」Amazonでの購入はこちら
ぼく、おしっこちょっぴりもれたろう。
おしっこをするまえかしたあとに、ちょっぴりもれちゃうから、いつもお母さんにおこられる。
でも、いいじゃないか。ちょっぴりなんだから。ズボンをはいたらわかんないんだから。しばらくするとかわくんだから。
でも、ぼくみたいにもれたろうでこまっている人、ほかにもいるんじゃないかな?
子どもの悩みがちょっぴり軽くなる!? ヨシタケシンスケのユーモア絵本。
「LGBT」「パレード」「ディズニープリンセスの変遷」「排除」「うつ病」「ヨルダン」「アルバイト」「ガラスの天井」「大学」「退職」「インポスター現象=詐欺師症候群」「ラジオ」「オタク」「サブカル・マウンティング」「表情罪/態度罪」「洗脳」「他人を適切に嫌いになる作法」「健康ゲーム」「アウシュビッツ」「ヘイトスピーチ」「慰安婦」「ユーチューバー」「ゲームは教養」「ノーマティビティ(規範)」「規格外」「ゲーミフィケーション」…。
現代社会を読み解く豊富なキーワードが散りばめられた全15章で、どこからでも気になるページから読み始められる一冊。
2019年6月2日(日)には、紀伊國屋書店新宿本店で著者である荻上チキ氏、ヨシタケシンスケ氏の2人によるサイン会が開催予定となる。
詳細は、紀伊國屋書店のホームページで確認できる。
その他の関連イベントは、決まり次第、暮しの手帖社のホームページ「お知らせ一覧」にて案内されるとの事。
文:荻上チキProfile●1981年兵庫県生まれ。評論家。メディア論を中心に、政治経済、社会問題、文化現象まで幅広く論じる。NPO法人ストップいじめ!ナビ代表理事。TBSラジオ『荻上チキ・Session‐22』メインパーソナリティ。同番組にて2015年度、2016年度ギャラクシー賞を受賞(DJパーソナリティ賞およびラジオ部門大賞)。著書に『彼女たちの売春(ワリキリ)』(新潮文庫)、『災害支援手帖』(木楽舎)、『すべての新聞は「偏って」いる ホンネと数字のメディア論』(扶桑社)、『いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識』(PHP新書)など。
絵:ヨシタケシンスケProfile●1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表。著書多数。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞、『もうぬげない』(ブロンズ新社)で第9回MOE絵本屋さん大賞第1位、2017年ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞、『このあと どうしちゃおう』(ブロンズ新社)で第51回新風賞を受賞。2児の父。
みらいめがね それでは息がつまるので(第1章「女の子の生き方」)
僕は、映画館で観た『アラジン』のジャスミンに、それまでのディズニープリンセスになかった自由さを感じた。ソフィアは、それよりもさらに、自由であり、同時に他人の生き方や個性を尊重できるプリンセスである。そんな作品を見て、世の子どもたちはどう育つのだろう。少なくとも、「女の子らしくしなさい」といった、強いメッセージに苦しむ機会が減ればいいな、と思う。
荻上チキ氏、ヨシタケシンスケ氏からひと言
荻上チキ氏
「読者から『生きづらいのは自分だけじゃないと知って安心しました』『言葉を与えてくれて嬉しいです』と、他の連載や原稿とは違った反響がありました」
ヨシタケシンスケ氏
「テーマに対して、それぞれのアプローチがあるということを、面白がってもらえれば嬉しいですね」
二人の対談は、5月25日発売の『暮しの手帖』100号に掲載されています。
「みらいめがね それでは息がつまるので」Amazonでの購入はこちら
気鋭の評論家・荻上チキさんのエッセイと、大人気の絵本作家・ヨシタケシンスケさんのイラストで、一つのテーマを二人の視点から解き明かす新感覚エッセイ。
雑誌『暮しの手帖』で人気の連載が1冊になりました。
<目次>
まえがき 荻上チキ
女の子の生き方
誰もが笑いあえる社会
人生病、リハビリ中
ヨルダンに行きました
アルバイト雑感
母の思いと僕
今の仕事に巡り合うまで
僕の声とラジオ
「呪いの言葉」に向き合う
健康ゲームに目覚める
人生に必要な場所
あちこちを歩き、話を聞く
タクシーと人生
いたるところに教材あり
生きづらさを取り除け
あとがき ヨシタケシンスケ
「みらいめがね それでは息がつまるので」楽天市場での購入はこちら
|